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「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」という邦題

この邦題、漫画やライトノベルでよくある風なので、ドタバタコメディ映画だとみんな思うはず。原題は「HORIZON LINE」

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件

2021年 スウェーデン 92分 コメディ映画かと思ったら…

あらすじ ネタバレとピーイチ意見を含みます。

南国モーリシャスで、美男美女=ジャクソンとサラが別れ話。彼女サラはロンドンで仕事をするので、この島で働く彼ジャクソンとは一緒に居られないって。彼がトイレに行ってる間に、去っていった。

1年後、友人の結婚式でサラはまた、モーリシャスを訪れた。そこでジャクソンと再会。彼も結婚式に出席するため来てた。ここでダイビングショップをやってる。気まずい。自分から彼のもとを去っておいて。でも再会した彼にくっついていく。SEXに至り、翌朝まで寝ちゃう。その日はロドリゲス島で結婚式。なので1便しか出ないフェリーに乗らないかん。この辺までは、南国リゾートの浮かれた雰囲気

もうフェリーには間に合わないので、知り合いのおじさんフレディを頼る。小型飛行機でロドリゲス島に飛ぶ予定なので、それに乗せていってもらう。フレディのとこに着いたら、他の乗客はジャクソンだった。また、気まずい。しかし、良い男です。2度も黙って去っていった女に対して嫌な態度はしない。邦題から、[嫌いで別れた彼と一緒に〇〇するのは嫌だ]って意味かと思ってましたが、男の方に非は無いじゃん。むしろ女の方が勝手に去って行って、突然戻ってくる。避けたいのは"墜落”の方ですよ。そりゃそうだ

飛び立ってから、フレディおじさんがサラに「昔教えてやったろ、操縦してみ」。嫌がるサラに、やたら勧めてくると思ったら、フレディ、体調が悪くなっていく。心臓発作で倒れ、死んでしまうのです。ここからがパニック映画。

自動操縦は利かなくなってる。サラが何とか操縦するけど、GPSが故障。スマホでわかるだろ→電池切れ。雲の中に入って前が見えない、そのうえ嵐が→急上昇して雲の上へ回避。方角を確認→コンパスも故障。無線で誰かに助けを→ちょっと通じたけど、不通になっちゃう。燃料が残り少ないぞ→右タンクだけしか見えなかったけど、左タンクありました。切り替えたら、まだ燃料ありLEFT(左)にLEFT(残)。しかし、異常に減りが速い→漏れてるぞ。こう書くと、ドタバタコメディの様だけど、ありえそうなトラブルに対処してる=真剣な雰囲気

ジャクソンが機体の外へ出て、燃料漏れの箇所を塞ぎに行くぞ。細いロープの命綱で。命がけで外に出て、漏れてる箇所が見つからなかったらどーする?→機首まで行くとすぐ見つかり、テープで塞ぎました。しかし、戻ってくる時に腕を負傷。みやげ用のラム酒で消毒します。飛行機に関して素人だけど、割と的確な提案するし、命懸けでここまでやるジャクソン。頼りになります。しかしこの負傷でほぼ戦力外に。

燃料の消費を抑えるため、機内を軽くしよう→座席を投棄。もっと軽く→フレディ(遺体)も投棄。笑えないけど悲しむのも違う感じ。海では、漁船のすぐ横に落ちてきたぞ。あぶなっ、直撃したら死んでるよ、漁師さんたち

それでも燃料不足→ラム酒を燃料に補充しよう。サラが機外へ、翼をつたって給油(給ラム酒)。今度は命綱なしで!片手で掴まり、機内から瓶を受け取り、口でふたを開けて。繰り返し、瓶5本いったー。ギリギリの状態で手際がいい!次から次へとピンチだけど、こうやって何とかして行く。なのでハラハラするけど、恐怖は無い感じ。映像は「どうせ合成だよね」と感じないほど迫力あります

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原題の「HORIZON LINE」=水平線なんて、もううんざり。燃料が尽きる前に、はやく陸地を見つけて降りたい訳です。原題より、この邦題で良かったんだ。結局、島は見つかったけど、燃料が尽きて、プロペラ停止。手前の海上に着水!飛行機はひっくり返って、沈んじゃう。ジャクソンが機体に引っかかって浮上できず。助けにまた潜るサラ。何とか救出して、陸地にたどり着く。しかし、潮が満ちてくると、その陸地も海水に沈んでいく。必死に立ち泳ぎ。近くにサメが泳いでる。

そこに漁船が通り、救助してくれました。彼らって、シートやフレディを投棄した時、危なかった漁船の漁師じゃないかな。これで助かりました。おしまい。

話は単純で、分かりやすい。時系列も前後しない。他のコトしながら見ても楽しめる1時間半でした

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ジブリパーク開園 1週間前に行ってみた

ピーイチです。出来上がってしまってからでは、混みあって行きづらい。なのでジブリパークのオープン1週間前に、愛・地球博記念公園に行ってきました。

ジブリパークはディズニーランドの4倍の広さ」とか言われてますが、広大な愛・地球博記念公園の中に、ところどころに施設ができてる状態です。

上の地図で、もののけの里は2023年の秋、魔女の谷は2024年に開園予定です。

この地図では「西入り口」と「北入り口」しか入れないかに思いますが、今回、ピーイチは地図の左上あたりから入って行きました。ジブリ感は全く感じない、やや古めの遊園地か?って導入です。入ってすぐにジブリの世界に入れると思っている人は、ちょっと肩透かしを食うかもしれません。

ゆるい坂を上って進んでいくと、見えてきました、エレベーター塔。『天空の城ラピュタ』なの?『ハウルの動く城』なの?何か、それらのイメージらしいですね。

このエレベータで上から下へ降りる(もちろん逆もあり)だけ。誰でも無料。これ使わなくても、坂道を歩いて降りられますからね。この公園、高低差がある地形が多いので、こういうエレベータがあちこちに在ります。ここだけが、こんな風に造り替えられた訳です。この辺りが青春の丘になります。反対側、大芝生広場からから見ると…『耳をすませば』の家の向こうに、さっきのエレベーター塔が見えます。

だだっ広い芝生広場を越えて、魔女の谷の辺りって…どこだったんだろ?その辺りの森の中を、こんな↓木で作られた橋みたいな通路を進んで行ったけど、↓のように分岐がいっぱい。帰りに迷いそうだな、と思ってたら、別ルートがありました。

地図の右下どんどこ森まで進んできました。トトロの大きな像があるはずだけど、見つけられずに戻ることに。

サツキとメイの家を見つけたけど、塀が閉じてた。その横の山も「休山日」で入れない。森を通らず、別ルート=池沿いの道を通って帰ろう。

まだまだ業者の人たちが整備中でした。大芝生広場あたりまで戻ってきた。ここで11月11日からは、「市町村フェア」=ご当地グルメや名古屋めしのキッチンカーが集合するヤツ。とか、11月12日には花火イベントがあるようです。

ジブリの大倉庫]はアイススケート場の反対側の建物。窓掃除やってました。反射でよく見えないけど、真ん中に大きな何かが。左側に看板が光ってた。入口の方に回ったら…

ドアは閉まってた。テレビカメラの人たちがいたけど、彼らは中を取材できてたのかな。他の人たちも、中の様子が見たくて、ガラス扉に近づいて覗いていました。ここを入るとまずグッズ販売のエリアがあって、その奥が入場料とるエリアなんでしょう。なので来週なら、そこまで入れるわけです。
以前からあった[サツキとメイの家]の周りをどんどこ森として、徐々に変えていくんでしょうけど、ここだけ離れ。今は大芝生広場を中心に、その周りにジブリ施設ができてきてる。こうなったら、ジブリ映画の中に、この大芝生広場を出して、「もうここら辺一帯、ジブリの世界観」にすればいいじゃないかな。

でゅわ。

 

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アメリカは早くキャッシュレスにした方がいい映画

現金輸送車のドライバーって、命がけです。特にアメリカでは。狙ってるギャング連中が、たいがい居るようなので。こういう国ではキャッシュレスがいいかも。

キャッシュトラック

2021年 アメリカ・イギリス 119分 アクション映画

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時系列が前後したり、後から正体が分るのでややこしいです。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

ロスアンゼルスの現金輸送する警備会社・Forticoフォーティコ。現金を積んでるの丸わかりで街中を走ってるので、銃社会アメリカでは襲撃されました。ドライバー2人死亡。

そのフォーティコに、中途採用されたパトリック・ヒルジェイソン・ステイサム)。ヨーロッパの警備会社・オレンジデルタ勤務だったので、期待されてます。だけど、射撃とか運転のテストではギリギリ合格。

ドライバーを仕切るリーダーのブレット(ホルト・マッキャラニ)に「H」と呼び名を付けられる。何故か彼にだけ。他の人は普通に名前で呼んでるけど。一目置かれてんのか?タダ者じゃないと見抜いてるのか。

他のドライバーは皆、特殊な訓練を受けた猛者・・・って話だったが、いざ現金輸送車が強盗に襲われると、テンパっちゃう。そこを、Hが冷静に「俺に任せろ」って、強盗に従う振りして、反撃。容赦なく敵を撃っていく。自分は無傷で強盗を皆殺しです。職場では英雄扱い。FBIの取り調べを受けるけど、釈放。あれだけ殺してるのに。

3か月後、チィイナタウンでまた強盗に襲われる。現金輸送車を足止めして、窓やミラーを黒スプレーで視界をふさぐ。催涙弾かな、煙を噴出。手際がいい。しかし、バックドアから出てきたHの顔を見た犯人たちは、即!撤退。強盗にも一目置かれてたか。ギリギリ合格は振りで、実はその界隈で恐れられてる男。そして寡黙。この辺まで第1章ー悪霊ー。Hを指して、みんな逃げてくって意味。

紅一点ドライバーのデイナ(ダナ・カーティス)に誘われ、ベッドイン。調子に乗って人気者、って話じゃない。朝デイナが起きたら、Hはソファに座って銃を撃ち威嚇「この大金、どうした?」と問い詰める。Hは輸送車の強盗(の関係者)を捜索しているのでした。デイナは関係なかった。

第2章 -しらみつぶし-

Hが捜索してるから、この章タイトル。だけど英語タイトルは「Scorched Earth」これを調べると「焦土」「焦土作戦」と出ます。ちょっと意味違う。日本語訳のが合ってると思う。

5か月前、Hは息子のダギ―と久々のお出かけ。そこに部下から電話がかかる。現金輸送車がどっちに曲がるか知らせてほしい、と。「息子と一緒だから嫌だ」と返したんだけど、「トラブルで部下が動けない。ボスが近い位置に居るので、それだけ教えてくれるだけでいいから」…てことで、Hは車を路駐し、ダギーを残して、現金輸送車を監視しに行く。Hは「ボス」なのだ。ギャングの。そのNo.2マイク(ダレル・デシルバ)のがボス感ある見た目。チャイナタウンでの強盗が彼らだったわ。つながってきたよ。そしてこの現金輸送車ってフォーティコの、映画の冒頭で襲われたやつだ。ダギーの前で現金輸送車は襲撃され、ダギーは目撃者として、この強盗団に射殺されてしまう。あわてて駆けつけるHだが、撃たれて倒れる。この吹っ飛び方がすごい。

Hのグループはフォーティコ輸送車を狙ってた訳だけど、それとは別の集団が同じ輸送車を襲撃した。ここが分かりづらかった。

Hは3回の手術で復活しました。ダギーは殺されてしまった。妻には責められる。Hは家を出ていき、犯人を探し出すため、復讐に燃える。

HはFBI捜査官キングと密会して、容疑者リストを受け取る。FBIとしてはHも逮捕したい反社会勢力なはずだけど、利用して現金輸送車強盗を捕まえたい。警察は悪い人と裏でつながってるものです。Hは街中の悪そうなヤツら(いや容疑者リストの奴らだろうけど)片っ端から捕まえて、拷問。女性を拉致して売春させたり、押し込み強盗や人身売買してるような輩たち。ダギーの射殺と関係ないと解ったら・・・始末する。H自ら、ノールックで射殺!拷問シーンはかなりエゲつない。FBIは黙認。これが「しらみつぶし」

キャッチコピー「英雄か、悪党か」ってこういう事ね。No.2マイクは、さすがに「もうやめましょう」と進言する。「内通者が居るのかも」とも。そこでHはフォーティコに入社して、内通者を探すことにした。

第3章 ー野獣どもー

英語表記は「Bad Animals, bad」・・・野獣だけど「Beasts」じゃないのです。ダギーを射殺した強盗団のエピソードです。退役軍人の6人が不満を言ってる。ロクに稼げないとか、仕事が退屈だと。「じゃぁ強盗やろうぜ(。ゝ∀・)ゞ」ってことになる。見た目はマッチョな体育会系。みんな家庭を持ってる様子。Hのギャングの構成員のが、よっぽどヤクザ丸出しな見た目。しかし、押し込み強盗では効率悪いから、現金輸送車を襲うことにします。初めのうちは、銃で脅して、なるべく危害は加えない、殺さない、大金を手に入れても派手な買い物しない、など、割と規律正しく(?)行動してます。この集団が「野獣ども」で合ってますか?Hのギャングのがよっぽど殺しまくってる感じ。

ここで、冒頭のフォーティコ輸送車の襲撃事件、3回目。いろんな人の視点でこの事件が描写される。警備員が抵抗したので、強盗団の一人ジャン(スコット・イーストウッド)が発砲。この意味ありげにイケメンな悪役が、警備員を殺して、目撃してたダギーも射殺してしまう。そして、駆け付けたHにも発砲。路上に倒れるH、逃げ去るイケメン仇と見つめ合う。目を開けたまま死んでるようにも見えるけど。強盗団は現金を奪って去っていく。この集団にフォーティコ内通者がいるようです。

そして5か月後、調子こいた"ヤメ軍"強盗団は、ブラックフライデーの日に、フォーティコに乗り込んで、現金輸送車が集まったとこを強奪する計画を立てる。今後は1.5億ドル以上だぜ。

第4章 ー肺、肝臓、脾臓、心臓ー

ブラックフライデーの日。Hの同席ドライバーのブレットが、「強盗が来てもおとなしく従え」と忠告=内通者だと告白。おとなしく従うH。

フォーティコの車庫で、警備員たちと銃撃戦になる。マシンガンとか撃ちまくり。ここから、敵の隙を見てHが対抗しだす。警備員の身元調査やHの経歴詐称をしてくれてたマダムが、ブレットのことを掴んでるとか、ギャングの仲間が応援に来るとか、期待したけど、一切なかった。Hの出たとこ勝負でした。

ズダダダ ダダダダ…警備員たち、次々やられてく。デイナ達なんて、味方だと思ってたかブレットに後ろから撃たれちゃう。ヤメ軍強盗団も、次々やられてく。完全武装の連中だけど、Hの反撃で敵を半数以下に減らした。この銃撃戦がけっこう長め。それでも、ジャンと軍曹とブレットは現金を奪って逃走。Hはまた撃たれて倒れる。そしてまた、逃げ去るジャンと見つめ合う。

綿密な計画で、何度も乗り換えながら逃走。カーアクションはちょっと。途中でジャンは軍曹とブリットを殺し、最後プリウスに乗り換える時には、現金ひとり占めで、逃げ切った。イケメン敵役だけが殺すのに積極的。家路について、いい気になってガウンで酒を飲んでくつろぐ。あれれ、現金の袋な中から光が…スマホが紛れ込んでた。発信機で追跡してました。

直後、後ろのソファに! Hが座ってるー。「検視報告書だ、読んでみろ。」って渡す。4章のタイトル[肺、肝臓、脾臓、心臓]は息子ダギーが撃たれた箇所ですね、やっぱり。しっかり同じ個所を撃ってジャンを射殺。復讐を果たしたHは、FBI捜査官キングに後を任せて去っていった。これでおしまい。

終始クール(無口)だから、ツッこませない雰囲気だけど、今回、Hの回復早すぎないか。1回目は手術3回で復活、なのに今回、撃たれて間もないのに、ちゃんと追いついて元気に反撃してる。改造手術を受けてたとか、そんな説明はなかったよ。そんな軽快な話じゃなく、寡黙に復讐まっしぐら、の割と暗めな映画でした。

 

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カルト宗教が悪者 な映画(2021)

マンガでちょっと読んだときは、そんな怖くなかった。イケメン俳優のダブル主演で映画化には丁度いいかと思ったけど、映像化されるとダークで怖ーい「ホラー映画」だった。

さんかく窓の外側は夜

2021年 日本 102分 ホラー映画 

あらすじ ネタバレとピーイチの感想を含みます。

主人公・三角[みかど]の小学生時代から霊が見えていた出来事から始まる。

成人した三角(志尊淳)は本屋の店員。まだ霊がしっかり見える体質。その本屋に偶然いた除霊師の冷川(岡田将生)が、三角のこの[霊がはっきり見える才能]に気付き、彼を助手として雇います。「時給は今の倍出す」って。

見える霊って、どれも襲ってきそうな暗い雰囲気。これがいちいち見えるというのは[悩み]になるわ。理解をしてくれる&霊に怯えない冷川は頼りになりそうです

霊が見える力]と[霊を払える力]の2人で除霊の仕事をこなしていく。三角はビビッて、もう呼吸困難。長年、見えてきてるのに、慣れないんだろうか?仕事を依頼してくる刑事・半澤(滝藤賢一)は霊とか見えないものは信じない。この[信じない力]というのも、霊の方に引っ張られたときに、戻って来れるように必要になる。冷川は結界を張る能力も持ってる。三人でさんかく△できましたね。

半澤の依頼は、3件のバラバラ死体の、見つかってない部位を探し当てること。廃ビルに侵入して、継ぎはぎの死体を発見。その横にいた犯人の幽霊が「ヒウラエリカ」と言ってた。犯人が女性を殺してバラバラにする描写、グチョとした血が気持ち悪い。だけど、三角と寒川は仕事の後、焼肉食べるんです。

場面変わって、女子高生・非浦エリカ(平手友梨奈)が、橋の上で通行人(北川景子)に道を尋ねる。エリカ「お前は呪われて死ぬ」モノローグ。えーっ、直後、北川景子はトラックに轢かれちゃう。前の映画「響」では平手とバディ役だったのに、、今回はそんなちょい役!

エリカの父(マキタスポーツ)が新興宗教の団員。[人を呪う力]を持ってるエリカはその団体で特別待遇。教祖・石黒(筒井道隆)のことを嫌ってる様子だけど。平手友梨奈はすっかり[陰のある&才能がある強気な少女]がハマり役です。この呪い能力の源に[穢れを貯める貯金箱]が要るらしい。

半澤が、[失踪者が続出してるビルの部屋]に三角と冷川を連れていく。この部屋がその貯金箱なのだ。

冷川の幼少期の回想シーンも、教団の中で生活していて、混同しそう。別団体だけど、教祖(筒井道隆)つながり。冷川もエリカ的な存在として、教団であがめられてた。 回想シーンが、三角・エリカ・冷川とも、ちょいちょい出てくるし、分かりづらいかも。

大物政治家・日向の周りで、不審な死を遂げてる人が続出してる。前出の(北川景子)もその日向に絡んでいた弁護士だった。そんな事故死とか自殺とかなので、警察は事件性なしという見解。日向に敵対する者を消すよう、カルト宗教がエリカに呪いをかけさせていた。悪のボスが判ってきたね。[呪い]って証拠が残らないし、法律で裁きにくい手口。やはりカルト宗教って政治家とツルんでますね。

三角から事件の手掛かりに「ヒウラエリカ」と聞いていた半澤。失踪者の続出ビルの前で見かけたエリカに声をかけた時、エリカは半澤を呪おうとした。しかし「信じない力」には効かなかった。そこで、傍らにいた半澤の妻(桜井ユキ)に呪いを向けた。目から黒い液(涙じゃなくて血みたい)を流して植物人間になっちゃう。エリカは教団の世話役・逆木の車で去っていくけど、こっちは耳から黒い血を流し出す。

三角と冷川が、半澤宅に見舞いに来る。これは呪いが強すぎて解けません。半澤は、冷川を教団から救ってくれた恩人なので、報いたいところですが。

2人は帰り際に拉致される。意識ボーーーなエリカの前。逆木に「自家中毒だ。なんとかしろ!」言われるけど、冷川は拒否。だけど、エリカを再生できれば、半澤の妻の呪いを解いてもらえる(かも)。この三角の提案に乗り、エリカの意識に入り込む。エリカは幼い頃、通り魔に母親を刺されている。殺人・血が出るシーンが多く、閲覧注意。ここで冷川は、自分がいた教団とエリカの教祖が同じ石黒だと分かる。そして冷川は、教団に居た幼少期の出来事を思い出してゆく。

冷川は昔、教祖石黒に能力を買われて、呪いを解く仕事をさせられてた。神の子として扱われ、母親とは引き離されてた。母が買ってくれた万華鏡が心の拠りドコロ。

みんな、前髪 重ため

意識を戻したエリカに「呪いを解いて」頼んだけど、「貯金箱の力を使った(穢れエネルギーが枯渇)から無理」だと。じゃあ、あのビルへ補給に行きましょう。

冷川はこの件から降りるというので、三角くん一人で乗り込む。後からエリカがやって来て、協力。貯金箱の部屋は、赤い布?が張り巡らされ、謎の力が働いてる感じ。進むたびに消耗してく。三角が力尽きそうになった時に、冷川が助けに来ます。戦ってる相手が見えないけど、風とか音とかビラビラとか、なんかヤバそうな空間で、必死に耐える様子。山場のバトルとして、弱いな。

冷川の教団時代の過去にリープ。教祖に言われて、少年・冷川は、母親と引き離されてる。この不満から、力が暴走して、教団のみんなを呪っちゃう。信者同士で殺し合いになる。そして目の前でお母さんが殺されてしまうのです!アクション映画での乱闘シーンって、死にそうなくらいぶん殴ってるけど、血は出ないよね。しかし、この映画は血しぶき飛びまくり。グロい

食堂の隅で悲しんでる冷川少年に、三角が励ましに行く。「俺と一緒に居れば怖くないですよ」って、立場逆になってる。お母さんがくれた万華鏡を、三角がここで手に入れた。

敵を倒したとか、元凶を破壊したわけじゃないけど、朝、目覚めたら、解決したみたい。エリカも半澤の妻も、元に戻り、ありがとうって。

普通の高校生に戻ったエリカですが、腕に呪いの模様が発現。という、問題を残して終幕です。


 

終始、暗い雰囲気なので、イケメン俳優が絡むのを、にやにや眺めては、いられませんよ。

 

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CUBE 続編 見る価値は・・・

映画「CUBE」を見てから、日常の数字の中でちょっと[素数]が気になりますよね、ならないか。ニュースで「…179人でした。」と聞いて、あーこれって素数じゃないかと、割れる数を探してみる。179=旧統一教会と関わっている自民党議員の数素数だからって、何も起こらないんだけどね。

p-each.hatenablog.comそんな数字の謎解きが気に入ったので、「CUBE2」でも楽しめるかと観てみたら・・・

C U B E 2

2002年 カナダ サスペンススリラー 94分

前作「CUBE」(以下CUBE1)と比較してみました。ネタバレとピーイチの意見を含みます。

出てくる人は全く違う。監督も別の人。状況は同じ、立方体の部屋に、訳も分からず放り込まれた人たち。今回、多いぞ、9人。出てきてすぐ死んじゃう人2人いるけど。

主人公が分かりやすい。心理療法士のケイト。「CUBE1」の良心だったハロウェイと似た職業ですね。盲目の少女サーシャや、痴呆症の老女ペイリーを気遣いながら進みます。

他人を怪しんでナイフで脅す中年サイモンは探偵。「CUBE1」のクウェンティに重なりそう。ケイトと対立気味。とはいえ、途中まではみんなで協力して進みます。今回の扉は、コック回さなくてもワンタッチで自動開閉します。小太りの中年ジェリーがこの扉の設計をした。「CUBE1」のワース相当だね。「CUBE1」より設備は進化してます。部屋は白く明るい。LEDになったんでしょう(^∇^*) ホラー感は薄れちゃった。あんまり血が出ない。対象年齢が下がったかな。

罠を探ることなく、部屋をどんどん進んでいく。通路に数字は記されてない。さっきの部屋に戻ろうと、扉開けると違う部屋になってる。罠は、しばらくしてから発動する。壁面全体が押し寄せてきたり、つららみたいに刺して来る半透明のCG、くるくる回って切り刻む物体・これもCG。2002年上映当時ではハイテク感があったのかな。今だと、安く作ったなー感がします。罠は3回だけ。ケイトは逃げ遅れそうな人を救おうと頑張る。

これらの罠で死んじゃう人、サイモンに殺されちゃう人、抱き合ってると回転して干からびちゃう人ーーと脱落していきます。ジェリーなんて3回殺されて、その度に腕時計を捕られる。

途中の部屋で、重力の向きが変わったり、「テセラクト」だとか4次元だということになります。もう、初歩の数学なんかで謎解きできる話じゃない。「60659」て数字が出てきたので、私ピーイチは気になって、素因数分解してみましたが・・・素数だわ。探りようが無さそう。隣の部屋に、もう一人同じ人が現れたり、人の動くスピードが変わっちゃたり、パラレルワールドだとか言い出した。「CUBE1」で欲しかったペンを、今回は途中で手に入れるけど、60659を腕に書き留める程度で、計算したりとか筆記は少ない。何の法則で進めばいいか解らないので、ゴールした時の達成感が、ないよ!

後半で判明する・・・ペイリー夫人も、ゲームクリエイターの青年・マックスも、赤いドレスの美女弁護士・ジュリアも、すぐ死んじゃったマグワイア大佐も、博士も「アイゾン・リサーチ」という兵器メーカーに関わっていた。探偵サイモンはそこの社員の女性を探してた。実はみんなアイゾンつながり・・・って判っても、謎が解けてきた感はないよ。

サーシャは伝説のハッカー[アレックス・トラスク]だった。このCUBE世界を作った一員らしい。最初から、ここのことを知ってる様子だったな。最後、生き残ったケイトは殺人鬼になったサイモンを倒して、ひとりCUBEから脱出する。手に入れたペンが武器として役立った。けど、ナイフ相手に最後は素手で倒したような・・・脱出の前にサーシャ(死亡)のネックレスを奪い取ってた。

「60659」は6時06分59秒にこの部屋の扉を開けることだった。なんだ、そんな数字か。「俺の素因数分解を返せー」ってくらい[なるほど感]ないわ。脱出の後もCGで別空間へ移動。水の浸る床から、待ち構えてた複数の男に助け上げられる。将軍のとこまで行き、サーシャのネックレス=アレックス・トラスクのデータを献上します。この映画を観てる人たちが応援してた主人公が、実はアイゾンのエージェントだったというオチ!ガッカリ(;一ω一||)そして、もう用済みとばかりに直後に射殺されちゃう!ガッカリ(;一ω一||) 意表を突こうとしてるのだろうが、嫌な終わり方でした。


 

評判の良かった「CUBE1」の設定に、複雑な要素をいろいろ乗っけて、結果、前作の良さを食いつぶしてしまった映画でした。続きが有りそうに終わった日本リメイク版も続編はないわ。あと「CUBE ZERO」ってのもあるけど、もう観る気はなくなったピーイチです。

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いつになったら落とすんだ?「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」

1作目を観ずに、いきなり続編を見ても大丈夫だった、「スマホを落としただけなのに 」の続編。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

2020年 日本 118分 サスペンス

 

あらすじ (ザックリと)ネタバレをピーイチの意見を含みます。

前作でスマホを落として散々な目に合った(北川景子)と(田中圭)の結婚式から始まる。前作で活躍した刑事・加賀谷(千葉雄大)が、恋人・美乃里[みのり](白石麻衣)を伴い、そこに出席した。

式からの帰り道で、みのりは加賀谷に「ここでキスして」と言います。昼間の人通りの多い山下公園(?)で。3年付き合ってるのに、加賀谷の態度が煮え切らないから。試されてることは察知できますが、「椎名林檎かよ!」とか言って,かわすことなく「それはできないよ、警官だから」。これにみのりがプッチ―ン。「別れましょ」と去っていく。

その後、みのりはカフェで店のフリーWifiに接続し、促されるままSNSに二重ログインしちゃう。これが偽装されたモノで、みのりのスマホから「バックドア」を作られ、個人情報を吸い上げれられてく。カメラ機能も乗っ取られたので、風呂入るときに脱ぐとこまで見られてる。乃木坂ファン的には[俺たちの麻衣やん]が上を脱いで、ブラを外すバックショットを披露。昔、白石麻衣は「自宅では裸族」と言ってたけど、これを機に止めたでしょう。いや、とっくにやっとらんわ。加賀谷はサイバー犯罪対策室の所属。彼女にネットの危険など教えてないのか、3年付き合ってて。

スマホを落とさなくても、もう狙われてます。というか、この後いつまでたっても、スマホを落としません。題名「スマホを落としていないのに」にすべき。そうできないのは、原作の小説がこの題名だからか。

または「囚われの殺人鬼」の部分が大事だから。前作で捕らえられた殺人犯・浦野(成田凌)と似た、女性の殺害事件が起きたので、上司の命令で加賀谷は、浦野に捜査に協力を頼みこんだ。もう仕事仲間みたい。

みのりが勤めるのは、ITガーディアンという会社。加賀谷がこの社長・笹岡(鈴木拡樹)と設立したネットセキュリティ会社。なのに、カフェでWifi-ログインは、みのり無防備過ぎでしょ。事件には関係なさそうだけど、この会社&社長ちょいちょい出てきます。

サイバー犯罪対策室の室長(ずんの飯尾)はネット犯罪についてまるで解ってない感じ。解説を聞く役。おとばけ課長ふりが合う。以前、デジタル庁の大臣が、LINEは中国に内容が筒抜けって言われてるのに、使い続けるとか言って、呆れられてた。知識不足でもトップになっちゃうのあり得る、と。

 

仮想通過が盗まれる事件が発生。ホワイトハッカーJK16(高橋ユウ)が、それを使うと足が付くようにマーキングして、使えなくする。しかし、このJK16が殺されてしまう。浦野によれば、犯人は自分のネット犯罪の師匠「M」が犯人だと。その後、Mによる仮想通過の盗難事件が起こる。Mを捕まえるため、浦野はパソコンを与えられ、嬉しそうにダークウェブを捜査する。


 

この映画、ヒロイン=みのりがスマホを乗っ取られて、加賀谷が犯人から守るーーーというのが軸ではない。Mがみのりを脅してくるけど、加賀谷に捜査から手を引かせる目的らしい。神奈川県警の上司は、みのりにそのスマホを使い続けるようお願いする。おとりの役割。警察との連絡用に別のスマホを貰う。落とすどころか2台持ちです。

みのりのスマホをハックしたのは、顔が焼けただれた男(井浦新)。浦野の逆探知で、こいつがカメラに撮れた。Mらしい、怪しさ満点です。

 

加賀谷の、父:警官だったが、殉職。その理由が聞かされない。母:そのせいで精神を壊して施設で療養中。これがトラウマで時々クラクラしちゃう。スマホやサイバー犯罪以外の要素、主人公の闇部分も絡めて来ます。千葉雄大、しっかり主演の映画なんだなぁ

美乃里の護衛についてた警官は、街中で、このMらしき男に一撃でのされちゃう。浦野は見張り役の警官(アルコ&ピース平子)を殺害して脱獄。一見、ガタイのいい警官、意外に弱すぎです。

ヒロイン=みのりは(やはり)さらわれちゃう。誘拐実行犯チンピラは、「山に埋めてこい」と指示されてるけど、(やはり)殺す前にヤッちゃいたい。サービスエリアに停めて美乃里を襲います。「俺たちの麻衣やん」がパンスト引き裂かれ、なんか揉まれてるー。必死に抵抗するうちに、加賀谷が追いついてきた。こんな人の行き来が激しいSAで停めてヤろうとするなんて、追いつかれる隙をしっかりつくる実行犯だわ。そして、襲われるのは阻止できたけど、美乃里を人質にされ手出しできない。膠着状態を破ったのは、顔がただれたMらしき男。

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ーーーここから、[意外な事実]のネタバレ

この男・兵頭(井浦新)は警視庁の刑事で、美乃里をマークしていた。東京と神奈川では警察は連携・共有してないのですね。この実行犯チンピラを撃って制圧。Mの正体も突き止め、逮捕した。元はと言えば、美乃里のパソコンから警視庁・公安にアクセスがあったから。加賀谷が父の死の真相を探るために使ってたのだ。じゃぁ、加賀谷は彼女を巻き込んじゃってるやん、迷惑な。就職先を紹介してあげてるけど。

そのITガーディアンの社長・笹岡がMだった。ちょいちょい出てきては、加賀谷に「会社に戻ってこい」とか、美乃里に「別れた方がいいかも」とか言ってたのは、笹岡→加賀谷にLOVE(同性愛)だったから。冒頭のカフェで、美乃里の友人がBL雑誌を指して「彼、これなんじゃない」と言ってのは伏線か。てか、事件に関係大ありだった。仮想通過泥棒、ホワイトハッカー殺害示唆、美乃里を誘拐と悪行三昧。

[カッコ良く犯人をぶっ飛ばして、彼女を守る]という締め、は無し。千葉雄大の顔なら、それでもよし。天装戦隊ゴセイジャーの時はアクションしてたけどね。そんな彼、犯罪に巻き込んじゃう彼、にも協力して体を張り、お母さんとの仲を取り持とうとするヒロイン。白石麻衣は、こういう優等生が合うのかな。それはそれで窮屈なキャラかも。

最後に、人気の多い海辺で、「ここでキスして」を加賀谷の方から行ったります。幼稚園児がみて、集団で冷やかします。こんな時、引率の先生はどうすればいいのかね。そんでプロポーズします。美乃里「スマホを落として、よかった」・・・いつ?そんなシーンあったか。無いよ。実は、美乃里がバスに置き忘れたスマホを、加賀谷が追いかけて渡してくれたのが、知り合うきっかけ。これで題名に合わなくないでしょーーーて事のようです。

おしまい。白石麻衣

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CUBE 海外版と日本版 後編

オリジナルの カナダ 1997年 90分   と 
リメイクの  日本  2021年 108分 の見比べ、後篇です。

 前篇はこちらで

p-each.hatenablog.com

 

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます

CUBE (カナダ版)  後半

黙ってたけど、ワースはこの建物の設計に関わってた。一部関与だから全体の仕組みは分らない。26×26×26=17576の部屋数がある。出口はそのうち一つだけだ、と。レブンは、3桁×3の数字はデカルト座標を表してると気づく。何かと謎解きはレブン頼み。一番端の部屋を目指そう。これでまた進んでいくんだけど、顔が融けた死体が横たわってる部屋に着く。レンじゃん。進んでたはずなのに戻って来ちゃったー。部屋は動いている、と気づく。

次の部屋から、壁の外に出れる、けど高すぎる。皆の服をつなぎ合わせてロープがわり。これを頼りにハロウェイが外を調べる。会って数時間の他人と、強度のあやしい支給服、に命を託して。みんなで支えてるけど、耐えきれず服ロープを手放しちゃう。落ちかけたハロウェイの腕を掴んだのはクウェンティ。おお主人公っぽいぞ。しかし、思いついた様に、その手を離す。見殺し!皆には、救えなかったと説明しとく。いくら対立してても、これはひどい。主人公じゃない&生き延びれなさそう。みんな、気づいてますよ、「やったな、こいつ」って。こんなヤツと居たら危険なので、下の部屋に落として、レブン、カザン、ワースの3人で出口の部屋に向かう。


 

カザンの[因数すぐ判る能力]により、正解の部屋にたどり着く3人。外界の光が見える。しかし。ワースが無気力を再発。「外に出てもいい事ないよ~」ここまで来たのに?すると突然、レブンが下からブスッと刺される。クエンティンが追いついて来て、ドアハッチのー+ーで刺殺。ワースにも刺しに行く。この辺から、部屋が慌ただしく動いてる様子。カザンが外に脱出。クエンティンが続こうとするけど、瀕死のワースが捕まえて、部屋がスライドする狭間で上下を切断された様子。

結局、生き残ったのはカザンのみ。光が差してる方へ走っていった。その先は不明。

これでおしまい。だから、謎いっぱい残したまま。多くの観客が、一番活躍してたレブンに生き残って欲しかったはず。スッキリしない終わり方です。90分ではここまで、低予算だからここまで、ってことでしょうか。低予算…部屋は1セットを使い回せばいいし、俳優は7人だけ。これが「うまい作り方」と高評価なのですね。リメイク版作りたくなるわけです。

これを、ちゃんと金かけて、いろんな部屋と仕掛けを 派手にしたのがこちら。

p-each.hatenablog.com

 

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CUBE (日本版)  後半

[服を結んでロープ替わり]は部屋を上下に移動する際、子供や負傷者のために。[素数でワナ]は当てにならくなってる。部屋に入ってから「これ、図面じゃないか」と話してるとワナ発現とか「このクズのせいで」話してると、ワナ飛び出すとか。これじゃ、靴投げて安全確認なんて意味なしだわ。逆に、ワナが発動する前に、素通りできたんじゃないかな。
一行は分断されて、後藤&千陽&甲斐チームは、端の部屋まで着き、壁の外を確認。[3桁がデカルト座標]にも気づいた。外の確認は、服ロープを頼りに出たりしない。靴を落として「3秒ちょい、63メートルくらい」って、どんな計算でしょう?

越智&安東のコンビ。足を引きずってる初老は、健康な若者に助けてもらいながら、謙虚に接してくべきなのに、安東は突っかかってくる。そして越智プッチ―――ン。殺っちまいます。顔に返り血ーー。これはひどい>と思う前に<そりゃそーなるよね>と思うよ。これまで、全く活躍しないのに「ガキはダメだ」と見下した態度で、ずっと<嫌なやつ>だったもの。この時のためのキャラですね。見せ場!その後、3人と合流する。安東はワナにやられたと言っとく。顔の返り血はきれいに拭いてあったが、千陽には見抜かれる。「殺ったな」担当は越智。

もう出口の部屋の手前で揉めだす。後藤を殺そうとした越智に罠が発動して死亡。千陽と甲斐は脱出。後藤は、間に合わず。なぜかこの扉だけ自動でゆっくり閉じてく。千春は外に出れて、光の射す方へ駆けていく(カザン担当)。彼を送った甲斐は、また部屋の中に戻ってく。運営側の人間でした。終始、冷静だし、意見を言わないし、女の人の役どころ「キャーーーー」って叫ばないし。何か隠してる感じはしてましたよ。ワースが実は運営に関わってた部分に重なるかな。「次の方々、どうぞ」って感じで、案内役でした。

死んだ3人は「Complete」と表示された。後藤は「Continue」、血まみれになりながら、目を開ける。続編やる?映画の評価は高くないようなので無理かな。


 

元のグロいトラップ(血まみれ描写)が控え目とか、[女と子供が生き残る]という意外性ない結末、だとしても今のポリコレうるさいご時世には「こうするしかないんすよ~」てことでしょう。逆にオリジナルは[白人の・成人・男性]が生き残るなんて、25年前だからできたのかも。

日本版は、登場人物の背景を肉付けしてきた。後藤のトラウマ=弟が自殺するのを止められなかったとか、大人に不満がある子供、世代間の分断とか。ぜい肉でしたね。日本的情緒を乗せたかったのかも。だけど要らなかった

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CUBE  海外版と 日本版

密室デスゲームの元祖ともいわれてる映画

C U B E  

オリジナルの カナダ 1997年 90分   と 
リメイクの  日本  2021年 108分 を見比べてみました。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

CUBE(オリジナルのカナダ版) 前半

冒頭から、ぎょろぎょろ目玉アップ!あーこれ,気持ち悪いやつだ。近未来的な立方体の部屋。男がコックを回して扉を開く。隣の部屋に入ると、切り刻まれる。サイコロステーキ状態。もう、仕組みは理解できますね。デストラップに合わない部屋を進めってこと。そして本編・・・
ヒゲの警官クエンティンが目が覚めたら、立方体の部屋。この部屋にあと4名が集合。精神科の女医ハロウェイ、女子高生レブン、無気力な男ワース、脱獄の名人レン。なにも関わりがない5人。怯える女子高生を励まし、リーダー的振る舞いのクエンティン。


壁、床、天井にコックがあるので、開けられれば隣の部屋が現れる。同じ形状。脱出のため移動する。だけど、ワナの部屋に入ったら、部屋中に針や刃物が現れザックリとか,火炎放射とか。入ったら死。誰も(天の声も)説明してくれないので、謎の空間を、手探りで進むしかない。
脱獄慣れしたレンが先頭で進む。靴を部屋に放って探り、紐を引っ張って回収。
安全を確認できたら入室する。のはずが、入室後、レンは強酸を顔面に浴びて死亡!先頭行くって、ものすごいリスク背負うじゃん。靴を放っても、ワナが無いとは限らない。
通路に3桁の数字が3つ並んでるのを発見。この中に素数が入ってればワナあり。
この法則(仮説)を見つけたのがレブン。女子高生は数学の天才だった。
素数を判別するなら・・・偶数は除外できる。3と9の倍数も各桁の和で分かる。5の倍数は末尾で。7とか13の倍数から割り算かな。法則あるらしいけど、3桁なら計算のが速いでしょう。2桁素数なら暗記してる人もいる。

途中の部屋で、カザンという自閉症の青年を拾う。次は、ワナはあるけど、声さえ出さなきゃ発動しない部屋。他に行く道がないのか、分らんけど、この部屋を突破することに。クェンティンは、みんなを引っ張ってる様で、良い判断してるか微妙。ていうか、キレやすいぞ。主人公だと思ってたら、この辺から[違うな]と思えた。この部屋は通過できた。
だけど、素数でもワナがある部屋に合い、法則、崩れたー。法則はダメだし、どの部屋に移動しても同じ景色(色は変わる)だし、障害あって手がかかるヤツ増えて、皆あーーーイラつくわ。
カザンを責めるクェンティン、かばうハロウェイ。ここまで、協力しながら進んできたけど、不協和音が。

レブンが気づく。ワナの条件は、因数にあり!因数が一つだけだとアウト。
例:364なら 素因数分解すると=2の2乗×7×13 で因数3つだからセーフ
  343なら 素因数分解すると=7の3乗    で因数1つだからアウト。
この法則を見つけた天才レブンですが、「これを計算するのは天文学的」と言う。それをカザンが一瞬で判別。足手まといだったのが、ここで能力発揮です。
・・・「天文学的」というけど、3桁くらいならそーでもないでしょ。
2の累乗は…128,256,512ーってみんな覚わってるよね。あと3,5,7,11,13,17,19までの2乗は数学得意な人は暗記してる。23、29、31の2乗を計算しておく。それ以上の素数37 の2乗は4桁だから除外。
そして3と5と7の3乗。3と5の4乗。3の5乗と6乗。これだけ抑えとけば、良くないか。数学の天才が「天文学的」言うなら、こういう事じゃない のかな?まぁ、条件はもっと絞られてたーーって話よ。その程度の理解で進もう。この数学を考えながら、もう1回鑑賞するのもいいかも。それなら続編「CUBE2」観たほうがいいか。

 

話の途中ですが、ここまで 日本版ではどうなのか・・・

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CUBE 一度入ったら、最後 (リメイクの日本版)

冒頭の例題役は(柄本時生)。サイコロ肉切り取られるのは胸の真ん中1ブロック。そして本編。後藤(菅田将暉)が目覚めると、越智(岡田将生)、千陽(田代輝)が居る。ここに、井出(斎藤工)が加わり、天井の扉から、真ん中くりぬかれた男(柄本時生)が落ちてくる。そこに甲斐(杏)が来て全員を見渡す。途中で拾うのは安東(吉田鋼太郎)。何のつながりもない6人。何の説明も受けず進む。
後藤:心に傷ある主人公。割と冷静に思考。
越智:ビビッて騒ぐ小物。ほぼ役立たず。
千陽:心を閉ざした中学生。
甲斐:終始・冷静。主張なし。
井出:無口でワイルドに進撃。急いでます。
安東:エラそうなだけ。役立たず。


靴でトラップ確認は井出の役。「いや、他の者もやれよ」的な圧を出します。9桁や素数のくだりは同じで、それに気づいたのは後藤29歳と中学生。千陽(ちはる)は後藤には心を開いていく。安東は、細かいことは(考えたくないから)いらない、結果だけ報告しろ。っていう上司みたい。謎解きを「子供の思い付き」とバカにする。

原作同様に、素数じゃなくてもワナあり。しかし、因数の件は出て来ません。やっぱり「天文学的じゃない」指摘を受けるからでしょう。音でワナ発動の部屋で越智がしくじって、安東が刃物で脚を負傷。「このクズのせいで死にかけたんだぞ!」怒鳴り散らす。この二人が険悪ムード。

部屋が動くことも分かった。その振動でワナの部屋に落ちてしまった千陽。後藤は救いに行くが、レーザー光線をよけきれないので、千陽にかぶさって盾になる。それじゃダメだろ、冨岡義勇さんに怒られるやつ!レーザーが焦点を定めるまでちょっと時間がかかる。井出がそこに助けに入る。避けきれず犠牲になって死んじゃう、井出さーーーん。
[荒っぽいヒゲのリーダー]要素はクエンティンと重なるけど、日本版は男気があった! 戻って来ちゃった死体(レン)担当は(柄本時生)、諦め気味(ワース)担当は越智&安東。数学に精通(レブン)は後藤。足引っ張ったけど途中から覚醒(カザン)担当も後藤。いろいろ乗っかってるし、後藤=主人公で間違いなさそうです。千陽は特に才能を発揮することなし。甲斐は存在感なし(というか消してる)。

「それぞれ役割があるはず」言ってたオリジナルと違って、日本版は、役割は偏ってる。そして女子・少なめ。イケメン・多め。

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後半へ続く・・・

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「竜とそばかすの姫」は大きいようで小さい

金曜ロードショーで7/8に,テレビ放送するはずが中止になってしまいましたね。

竜とそばかすの姫

2021年 日本映画 121分 アニメ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます

田舎の地味な女子高生、すずが主人公。幼い頃、母が、増水する中州に取り残された子供を助けようとして死んでしまった。それ以来、好きだった歌が歌えなくなる。

親友のヒロちゃんから、メタバース「U」に招待される。この世界でのアバター「As(アズ)」は本人の生体情報をもとに出来上がる。ーにしても似つかない、あの派手な歌姫ベルが出来上がりました。そばかすは、目の下の赤い斑点として強調されてる。顔は、同じ高校で人気の美少女・ルカちゃんに似ちゃったみたい。ヒロちゃんのAs(アバター)は小さな妖精みたいなの。ルックスは似顔絵になるわけじゃないのね。忠実に再現されては、アバターの意味が薄れるわな。「U」内で(最初に)でてきた他の As はだいたい、魚みたいなサイズ・姿で空中を漂ってる。本人の情報に依拠するなら、人型で派手な見た目の Asになれた すずは、ここでは勝ち組なのでは?と思いました。

「U」の中で歌を歌ってベルは大人気になる。すぐにフォロワー2316万人。親友ヒロちゃんのコンピュータスキルとプロデュース力!がすごい。ヒロちゃんは毒舌で、難しそうな数式をすーらすら解いてるし、しっかりしている。Yoasobiの人が声をやってるのが意外。お金持ちっぽい家で、PC機材もいっぱい所持。頼りになるわ。 

世界中の人がベルのコンサートを聞きに参加。「その数1億人とも2億人とも」。そこに邪魔しに割り込んでくる「竜」というAs。それを追って「U」上での治安部隊ジャスティス(=ヒーローっぽい見た目の集団)が竜を抑えようとする。そのリーダーは腕から放つビーム砲でアンヴェールできる。アンヴェール= unveil   正体を明かす=本人の姿(オリジン)をさらす、という罰。バックにたくさんのスポンサーが付いてるからなのか、こんな権限を持ってる。英語では、明らかにする、暴露する、[隠れているものを]見せる、という意味の「reveal」のが、よく使われるんじゃないかな。

この辺から、映画「美女と野獣」みたいになってくる。「対戦成績369勝3敗2引き分け(データを使用できなくなるまで)やり過ぎる」暴れん坊に思われた竜は、実は傷ついていて、ベルは竜が気になる。竜を守りたい。ジャスティスは正義を振りかざす圧政者みたいな。「U」上ではベルの歌と、竜の正体は誰か?だけが話題になってる感じ。

現実世界では、クールで女子に人気な幼馴染みの忍くんが、すずを心配して声をかける。ブラスバンドのセンターの美少女・ルカちゃん、は忍に想いを寄せてそうだ。カヌー部をひとりで頑張ってる男子カミシン。すずとその同級生たちの人間関係も進んでいく。合唱隊のおばさん方5人はすずを見守ってる。

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「U」で、誰も分らなかった竜の住処・城や、竜の正体までたどり着けるのは、ヒロちゃんのPC,ネットスキルのおかげ。頼りになるわ。お友達になれるなら、美少女(ルカちゃん)より、イケメン(忍くん)より、絶対この子が良いね。

世界中で50億人が参加してる「U」の世界。外国語によるメッセージは直ぐに翻訳されるみたい。便利なテクノロジーだ。竜のオリジン(本人)がどこの外人でも対話できる。ベルが竜の城に行って、話そうとするけど竜は拒絶する。この後すずは、〈1〉ジャスティスと決着。〈2〉竜とその本体を守る。今まで、[すず=ベル]を知ってるのはヒロちゃんだけ、のはずだったのに、忍、ルカ、カミシン、合唱隊のおばちゃんたち、みんな知ってた感じで応援に来る。「U」上にAsもいるし。

〈1〉竜を追い詰めてアンヴェールする気のジャスティスから、ベルはアンヴェール砲で脅される。竜の正体がバレることは、実社会で危害が及びそう。竜に対しては、ベルの正体が分かった方が信頼が得られる。なので、このアンヴェールを受け入れる。そして「U」上で晒された、すずの姿で歌うのです。観客は感動。ここ、グッときましたよ。お母さんは他人のために自己を犠牲にした、けどネットで叩かれた。娘は、自己犠牲(の人助け)で称賛されてる。お母さんから受け継いだものは認められた。

〈2〉竜の正体の少年ケイとトモ君と交信して、父親に虐待されてることが判る。映像から、時報チャイムの音や窓の外のビルを手掛かりに、居場所を特定します。すごっ。ネットって匿名性がありそうだけど、探れば特定されちゃうよ。という示唆でしょうか。

ケイとトモ君、日本、東京に居たーー。今まで世界規模で捜索してたけど、「U」で話題のふたり、意外に近いとこ居ました。すずたちが居るのが高知県。ここから助けに向かう。粗暴なおっさん相手に、非力な女子高生が一人で行って、大丈夫か?大人か男が付いてかないで、一人で行かせるって・・・と思いましたが、ちゃんとやり遂げて帰ってきます。

もう自信が付いたすず。他人を守れる。忍くんに[守られる]立場じゃなく、向き合えます。ルカちゃんが好きなのはカミシンだったし。こういう(スクールカースト上位の)美少女って、ちょっと性格悪そうーーと思わせといて、そんなことはなかった。少年ケイとトモ君の件は根本解決までしてないけど、変われるさ。・・・という、少女の成長の話でしょうか。ラスト、現実世界でも歌えるようになったし。

または昨今、テクノロジーの発達によりネットワークが広がっていくけど、人とのつながりは、その分うすーく細くなってる。そこを省みませんか?・・・というメッセージが込められてるのかな。

メタバース上での大きな存在、の抱える(世界的に見れば)小さい問題。以前の映画「サマーウオーズ」が世界を救う役割だったのと比べてしまうと、そんな感じ。

 

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『ショーシャンクの空に』はどんだけ名作?

名作と言われてるけど、2時間23分って長いし、ほぼ刑務所内の話って暗そうなので、観てなかった。金曜リクエストロードショウで、テレビ放送してたので、この機会に観てみました。何がそんなに感動できるのか・・・

ショーシャンクの空に

1994年 アメリカ映画 143分 ヒューマンドラマ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

若き銀行の副頭取・アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻と浮気相手の男を殺した疑いで逮捕、そしてショーシャンク刑務所に入獄させられる。終身刑! 現場にはいた。拳銃持ってる。動機もある。「はい、有罪。そして実刑。」ってこの時代の司法、雑だわ~。 実際、殺ってないのに。

ショーシャンク刑務所は、規律が厳しい感じじゃないけど、看守が気に入らない囚人を殴る蹴る。3階建てのモール形状。みんな個室。ちょっとお城みたいな外観。普段から囚人がタバコ吸えてる。最初、アンディは孤立していて、囚人の中でも悪そうなヤツ、ボッグスとその手下に、ヤラレちゃう。男ばかりの刑務所でよくあるやつね。描写は無いけど(地上波用の編集かも)。力のあるヤツがやりたいようにやってる理不尽な世界。

そんなアンディに、声をかけてきたレッド(モーガン・フリーマン)。囚人の中の「調達屋」で彼に頼めば、シャバからこっそり取り寄せてくれる。アンディはレッドに、ロックハンマーを頼んだ。ロックハンマーって、脱獄のための穴でも掘れそうな物か。とレッドも観てるピーイチも思いましたが、ちっちゃーい金づちだった。片側が曲がって尖った形の。「これで脱獄の穴は600年かかるわ」とのこと。壁に名前を刻むのはできます。

この話、1940年代の戦後。囚人たちは、屋根の工事の仕事中。看守が「遺産相続に相続税をしこたま取られる」と話してる。アンディは仕事の手を止めて、看守の話に入ってこうとする。看守は「なんじゃ!われぇ」激高して屋根の縁までアンディを落とすように脅す。アンディは有能な銀行員ですから、手続き書類、書いてあげるよーって。それができたら、この作業グループみんなにビールを振る舞ってもらう。自分は飲めないのに。これで、アンディの評価が爆上がり。囚人仲間にも、看守にも。 
こうして、銀行員だった時の会計スキルを活かして、刑務所内で認められていく。アンディに性処理させようとするボッグスなんて、看守にボコられ再起不能に。

図書係に任命され、図書館を充実させていく。刑務所の所長の着服、不正にも、加担していく。架空の人物「ランドール・スティーブンス」の口座を作り、署長が着服した金を貯めていく。壁に貼ってある「His Juogement  Cometh  and  that Right Soon....」の刺繡をめくると隠し金庫が。マネーロンダリング。これが銀行員のスキルか。

セクシー女優リタ・ヘイワースのポスターをレッドに調達してもらい、自分の房の壁に貼ります。時々、看守が部屋をチェックに来るけど、こういうの責められない。寂しい囚人の癒しとして、お目こぼしなのかな。原作が「刑務所のリタ・ヘイワース」という小説。

アンディの前から図書係だったブルックスという老人はもう50年服役してる。彼が仮釈放、となったら返ってシャバが怖くて出たくない、と暴れ出した。釈放された環境が辛くて、自殺しちゃう。首つるトコの壁に「BROOKS WAS HERE」とナイフで刻んで。ロックハンマーで壁に名前を刻んだアンディとかぶるよね。

ある日、トミーというチャラ男が入所してくる。こいつが愛想よくて、意外に勤勉なので、アンディは勉強を教えてやる。[アンディが何の罪で投獄されたか]を知ったトミーが、「あれ、その真犯人、知ってるよ。本人に聞いたから。」と教えてくれた。この辺までは良い感じ。不本意な境遇に置かれても、能力を活かし、良い環境を整えていく様子が爽快なので。レッドは「希望は危険だ」と言ってますが。

アンディは、無実を証明して、出所するチャンスと思い、署長に直談判。それを所長は受け入れない。アンディの「なんっで鈍感なんですか!?」の言葉にキレて(振り)、「あんだと?お前、懲罰房行きだ――」所長からしたら、有能な会計士&不正をすべて知る者、として外には出さず囲っておきたい。アンディの無実を知るトミーを、相談する振りして誘い出し、射殺しちゃう。

懲罰房で1か月、追加でもう1か月。アンディは憔悴してます。ここまで希望を捨てずやって来たけど、もう嫌になっちゃたよ。「希望は危険」なのか。署長が(不正)経理を任せれるのはアンディしか居ないので解放する。

「必死に生きるか、必死に死ぬか2択」と言ってました。今まで前者で頑張ってきたけど、後者にシフト=自殺すんじゃないか、とレッドは心配してる。囚人仲間も。

次の日の朝、点呼にアンディだけ出てこない。ざわっ。・・・アンディの部屋、居ません!所長が来てポスターから風が吹くのに気付いた。めくると、壁に穴があいてます。この20年間、秘かに掘り続けてた。600年かかる穴を。アンディはこの穴を抜けて、下水管を通って、大雨の外へ脱出したーー。

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あのDVDジャケットの写真は、その瞬間ですよ。「空に」っつてるけど、雨に打たれてるってどうなの?と思ってたでしょう。だけど、この瞬間がクライマックスですから。観客のだれもがスカッとする瞬間ですよ。土砂降りなのに。

不正経理の帳簿類も持ち出してきた。架空の人物「ランドール・スティーブンス」として金を下ろして、署長の不正を告発して、メキシコへ逃亡する。

所長室の壁の刺繍「His Juogement  Cometh  and  that Right Soon....」聖書の言葉なので、スペルが古い英語なんだって。「主は間もなくやって来て裁きを下す」て意味。所長が警察に追い詰められた時にどーーん映ります。所長は観念して自殺する。

そしてレッドにも、仮釈放が認められた。物語冒頭の仮釈放の面接では、反省したとアピールしてたけど認められなかったのに、「出れなくてもいい」と言った面接では認められる。何が基準やら?しかし、レッドも[施設慣れ]しちゃって、シャバで適応できず、ブルックスの後を追いそう。

そこで、思い出した。アンディが出所後の予定、手掛かりの場所を話してくれてた。それを頼りに、メキシコのきれいな海でアンディと再会しました。

めでたし。

長いのに、飽きずに観れましたね。なるほど「名作」ですわ。・ロックハンマーじゃ600年かかる。・削りカスが出る。・希望は危険。・悪事に加担して地位を上げる。など否定的なことが散りばめられてたけど、最後にうまい具合に収束してるのが気持ちよかった。壁の刺繍もね。

ずっと名作として多くの人に鑑賞されてるので[ショーシャンクといえば刑務所]ってくらい、認知されてるんだね。「マネー~彼女が手に入れたもの~」てドラマ1話で、主人公モリーは「I've been getting out ショーシャンク」とスピーチしてる。字幕は「刑期を終えた」だけだった。聴衆はそれで分かるんですね。あー、誰かと「ショーシャンク」で分かり合える会話したいな。刑務所の話題が出ることは、まず無さそうですが・・・

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映画「スパイ・ファミリー」

人気のアニメと同じタイトルの映画、ありました。そりゃ、ありがちなタイトルだもんね、あるでしょう。どんな映画か気になるので、観てみました。

スパイ・ファミリー

2020年 アメリカ 103分 アクション映画

スパイの父と、鍛えられた娘の話。ファミリーと言っても、母は居ません。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

空港から帰ってくる父カル。ゴミ箱に何かの包みを捨てた。それを黒人が見てた。これが何か?を考えるより、気にしないで観つづけよう。最後まできてやっとわかるから。
幼い頃から、父から格闘や射撃を鍛えられた看護学生。娘スカーレット。もうお年頃なので、父には反発気味。実家に帰ってきたら、誕生日プレゼントはサバイバルナイフ。「こんなもん、要るか!」

娘が外出中に、父は謎の組織に、自宅で襲われ拉致された。凄腕のスパイなんだろうけど、強さの設定がわからん。銃を構えて侵入してきた敵を10人撃って瞬殺なのに、女戦闘員に格闘であっさり負けちゃう。この女戦闘員が後々も強い[中ボスキャラ]ってわけでもない。

父は作戦上、保管してるウイルスを狙われた。何も知らないスカーレットだけど、隠れ家で準備を整える。父を救うために、その謎の組織を追跡。初心者なので心得どおりに地味に尾行。
しっかり、アジトのそばまで車を横付けできる。銃を持った警備がいっぱいいたのに、コイツら何を見てたんだ?忍び込んで、拷問を受けてる男を救助。お父さんじゃなかったけど、仲間ができた。
隠れ家に、この男ショーンを連れていく。交渉材料のウイルスを見つける為。
しかし、ここにも追っ手が現れる。今度は格闘せず、降伏するとに見せかけて、逃げるという選択。燃料タンクを撃って爆風でやっつけたので、追ってこない。

同じ車でずっと行動できてる。実家にも隠れ家にも、もう一回戻れる。敵の[取り押さえ具合]が、なんか緩い。ウイルスを狙うテロリスト集団なのに、ハイテク感、まったく無し。

スカーレットは、誕生日プレゼントのナイフの柄に仕込んであったのを発見。ショーンに伝える前に気付いた。コイツ、電話の声(敵)と同じだ。ショーンは敵のボスだった。悪者のボスって顔じゃないんだよね。
こいつから逃げ出し、大学の研究室で、顕微鏡で確認する。

ウイルスを持って組織のアジトへいく。着くなり銃を向けられるのに無抵抗。交渉するならこっちも銃を構えるべきなのに。銃を構えた軍団相手に、丸腰で対峙する。事前に時限爆弾を仕掛けておいたけど、これが逆転の決め手になってない。

アクションは派手ではない。だけど、スリリングです。実戦経験はない分、やられそうになるけど、戦闘力は高いので無傷で逆転勝利。徒手空拳で銃を持った相手と立ち回るのに無傷。死んじゃう人いっぱいだけど、血がドバッと出ることないので、グロくはない。映画「東京リベンジャーズ」の方がよっぽど血だらけだったわ。

捕まったスカーレットは剃刀で縄を切るけど、その後なぜか父の縄を真っ先に切らないで、ドアや窓をチェック。何か、もどかしいわー。逃げれたと思ったらまた捕まったり、手下を倒してショーンを追い詰め、2対1で 有利になったはずが、スカーレットが先に捕まってしまい不利になる。形勢の入れ替わりが頻繁にある。意外な作戦とか、巧みな連携とかないけど、ショーンを倒して、警察が回収。
最初の刺客を撃ったのは敵だとして、スカーレットは最後まで人を殺してないことになる。さんざん格闘してるけど、ウイルスの小瓶が割れることは無かった。
隠れ家に追ってきたのは父の仲間だった。冒頭の黒人も。吹っ飛んだけど無事でした。

赤いボディコンは出て来ません。この巨大な銃も扱わないし。

後日、父とはまた仲良くなってる。教えられてたことが役に立ったからね。めでたし、と。[スパイの父と娘]なんだけど、スパイ的なテクニックはほとんど出てこない。このタイトルは、人気の漫画に合わせた邦題でしょう。原題は「SCARLETT」でした。ボスターの感じから、もっと軽快なのかと思ったら、必死な感じでコメディ感はなかった。

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実際には、スパイの家族はタイヘンだということです。いや、[実際]の話ではないか(´ε` )日本のアニメの方は、そういう危険はあんまり出てこないよね。

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映画「キャラクター」ってこんな酷いこと…

ヒットしてなかったら観なかったな。こんな血しぶきスプラッターな殺人鬼の映画だったとは。でも、ドキドキしたい人には向いてます。

キャラクター

2021年 [PG-12]  日本 126分  サスペンス

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

絵はうまいけど、良い人過ぎてキャラが立った悪人が描けない漫画家、山城(菅田将暉)が、一家殺害現場に遭遇して、犯人を目撃した。
漫画家を辞める気でいたけど、こいつをモデルに作品を描いたら大ヒット。目撃した男とは別の中年男・辺見(松田洋治)が自供して、犯人として逮捕された。なら、あいつをモデルで描いてもいいだろう、って。

「34」で[さんじゅうし]という漫画。劇中の漫画は漫画家、江野スミが描いてる。
狭い部屋で、紙にペンで描いていたのが、売れっ子作家になり、高級マンション。壁一面に資料の広い部屋で、最新機材でデジタルで描くようになりました。売れない頃から付き合ってた夏美(高畑充希)は妻になって妊娠してる。

今度は作品中の話を模倣した殺人事件がおこる。やっぱり犯人は、あの夜みたピンクのマッシュヘアの青年(セカオワFukase)。山城の前に現れ、モロズミ(両角)と名乗っていた。
幸せそうな4人家族ばかりが、連続して殺害される。これ観てから、ヒッチハイクとかで他人を車に乗せてあげるなんて、やれなくなるよ。

山城の実家に、夏美を連れて訪ねる。父母と妹=本人含め4人家族!だけど、なんかよそよそしい。これ伏線です。夏美が子供の性別を秘密にするとこも。
刑事清田(小栗旬)が漫画「34」をしっかり読んで、犯人との関係を疑い、ずっと捜査を続ける。漫画の内容と酷似してるんだから、もっと警察は動員するべきじゃないのか。他の刑事・真壁(中村獅童)も職員も「34」を読んでないって、どうなの。街角に巨大広告出すような話題作なのに。そして山城はもうこれ以上、殺人事件を描いちゃダメだろう。
これだけ目立つ風貌で、珍しい苗字から辿っても、警察は何もつかめない。「両角」は他人から戸籍を買った名前だから。「34」では両角をモデルにした殺人鬼「ダガー」が描かれてるんだから、そこらへん歩いてたら、「34」読者がすぐ気づくだろうに。両角が家に帰ると、凶器の包丁は流しに置きっパだし、殺害現場の写真がいっぱいなので、ここを抑えれりゃ即連行できるのに。この両角の狂気な部屋、Fukaseが描いた巨大な油絵が壁画になってるそうです。

殺害シーンはなくて、両角が目をつけた後には、血まみれ4人家族の遺体が並ぶシーン。この映画の、企画・脚本は、浦沢直樹の漫画の共同製作者、長崎尚志。怖いサスペンスを描くのがウマいわ。

両角は、何度も山城の前に不意に現れ、話しかけてくる。妊娠中の妻にも話しかけてくる。「漫画の共同制作者です」と。彼女がどこかで、犠牲になりそうだなぁ。居酒屋に残した両角の似顔絵も、見つかったら危険な予感。[両角がどこかで突然現れるかも]と観てるとドキドキです。漫画の模倣事件はまた起こる。山城は連載を辞めると申し出るが、編集長は休載とする、と決めた。この出版社のシーンって、ビッグコミックスピリッツの編集部で撮影されたそうです。

山城は刑事・清田に、[実は犯人を見た&モデルにした]と告白した。[4人家族を幸せの象徴としてる宗教の集落]をモデルにしたことも。

頼りの清田が、手がかりを掴みかけた時、両角を発見するが、次の瞬間、辺見が包丁持って目の前にいる!

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タイトルまんまのカーバトル映画

話の筋を考えることなく、カーアクションを楽しむだけの映画。ジェイソン・ステイサム主演。ワイルドスピードシリーズのタイリース・ギブソンも出てます。刑務所の囚人たちが、武装した車でレースする。エゲツないマリオカートみたい。

デス・レース

2008年 アメリカ映画 105分

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

2012年、アメリカは経済破綻して、刑務所は民営。
元レーサーのジャンセン(ジェイソンステイサム)は妻を殺した罪を着せられ、刑務所にいれられる。そこで定期的に行われるレースに参加させられる。2008年というと、リーマンショックで世界的に経済が落ち込んだけど、4年後にもうこんなに荒れた社会になるって、早過ぎん?

以前からレースを優勝して人気の覆面レーサー[フランケンシュタイン]がレースで死んでしまったので、死んだことは隠ぺいして、替え玉(後継者)として腕を見込まれた訳です。覆面だから顔は違ってもいいけど、運転技術は同等以上が条件。所長が「他の奴にやらせたけど、運転技術が足りなかった」と言ってたが、そこで死んでたことバレてそうなものです。

レースを盛り上げるための演出が中心なので、他の設定はツッコミどころ満載。

ナビゲーター:助手席で案内や、武器を発動する補助をする係 が同乗する。このナビゲーター役に、女子刑務所からモデルみたいな美女たちが、華麗に登場。写真右手がナビゲーターのケース(ナタリー・マルティネス)。レース当日に初めて会う。ずっと味方なのは整備士の3人だけです。

 

この二人で主役みたいだけど・・・

10台の敵レーサー、悪そうなヤツ続々と登場。ゲームのキャラ紹介っぽい。ライバルのマシンガン・ジョー(タイリースギブソン)は、ナビゲーターをすぐに殺してしまう、という噂。交通事故では助手席の死亡率が高いと言われてるけど、統計上は運転手の死亡率がダントツ高いんですよ。ドライバーは無事で、助手席だけ死亡…コレを繰り返す奴の隣なんて、誰も乗りたくないでしょう。なのに(他のマシンでも)死亡リスクが高いはずだけど、美女たちは颯爽と助手席に乗っていく。資源の無駄遣いです。

何が「マリオカート的」かというと、路面の剣や盾のマーク状を通過したら、銃火器や撒きびし、煙幕などが発動できる仕組み。この刑務所、このレースをテレビ中継して稼いでいるのです。民営化って、こうなるのか。民間にできることは、民間に任せた方が業務が効率化して運営コストが下がる!と主張する人いましたが、任せていい仕事&任せても良い人を選ばないと、「民営化」が良いとは言い切れないね。

刑務所のボス、ヘネシージョアン アレン)「ボーン スプレマシー」や「…アルティメイタム」で、女司令官パメラを演じてた。こういう役が合う。が報酬として5勝したら釈放される、と約束した。もう、フランケンシュタインとして4勝はしてるので、あと1勝。ジャンセンは娑婆に出て娘(入所時には赤ちゃん)を保護したいので、この1勝獲りたいんだけど、ヘネシーはジャンセンを勝たせないように調整する。看板レーサーなんだから、ずっとレースに参加してほしい。武器の発動は彼女の指示で制御してるので、剣マークを通過しても「あれ?出せない」ってことばっか。
レースは3回・3日にわたって行われる。10台エントリーで、レースのたびにクラッシュしたり、死んでいっちゃう。妻を殺した実行犯が出場レーサーのパチェンコだと分かり、レース後の夜、殺しに行こうとする。返り討ちに合うけど、仲間の整備士が助けてに入る。格闘あり。2レース目で、パチェンコをやっつけます。ケースに実は所長側に加担してて不具合を装ってたことを白状させます。自分の死亡リスクも高まるのに、ドライバーの不利になることをよくやれたもんだ。 そして、刑務所側のマシン[戦艦]がレースに出てきて、次々に死亡。そこまで血しぶき、いっぱいです(注意)。

最終レースに残ったのは、ジャンセンとマシンガンジョーのみ。デッドヒートを繰り広げて(振り)、最後は協力して脱走。見事にヘネシーの裏をかいて脱獄できました。整備士のコーチがジャンセンの車に仕込まれてた爆弾を、ヘネシーに送り返して、爆死させる。

その後、、脱獄の罪はどこへ行ったのやら、まじめに自動車の修理して働いてます。娘も保護できました。一緒に協力して脱走したナビゲーター美女ケースも、合流して幸せに暮らしましたとさーって、最後に共闘したけど、この二人良いヤツでも無かったよね。整備士の3人のが、よっぽど味方だったのに、置き去りかい

レースシーンは迫力あっていい。「マリオカート的」といっても、グロイ映像もあるので、小さい子は観ない方がいいでしょう。

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今だから、ウクライナの戦争映画

連日のウクライナ報道だけど、今まで我々日本人はウクライナなんて全く興味なかったわけです。ウクライナの背景を知っておくために、観ておこう。これが全てじゃないけど、ウクライナ側寄りの映画かもしれんけど。

バンデラス ウクライナの英雄

2018年 ウクライナ映画 113分

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

2014年9月、ウクライナ東部のドネツク州。ウクライナ政府軍が対立してるのは、親ロシア派勢力。ヴェセレ村を行く乗り合いバスに、バス―カを向ける青年リョーハ。戦闘員でない民間人を撃つ訳にはいかないのでためらってる。横の兵士が「いいから、あれを撃て」とリョーハに銃を向ける。仕方ないので「ズドーーン」バスは爆発。これで生きてた乗客も、兵士たちに銃殺される。

う~ん、似てない絵…

こいつら親ロシア派の武装組織なんだけど、この事件はウクライナ政府軍の仕業だとの見方が広まっていく。ドネツク州あたりだと、民間にはロシアのプロパガンダが浸透してて[政府軍が敵]という認識。政府軍では、事件の首謀者はロシアの活動家ホドックだと掴む。ホドックはウクライナ政府軍に潜入してる。けど、だれがホドックかは分かってない。

自分でやっといて、あっち(敵側)がやりました、と言う。やっぱり、そういう国。

ホドック逮捕のためにヴェセレ村駐屯軍にやって来たアントン大尉。コードネームがバンデラス。この村出身。なので、どっちの名でも呼ばれる。聞き慣れない外国人名ばっかだし、役者も見たことないので、覚えるのが大変。この村って、荒野に家がぽつぽつ建ってるくらいの田舎。今、テレビで映るマリウポリなんて、建物いっぱい。全く違う風景。空爆被害の惨状が伝わるのはマリウポリだわ

アントンは実直に職務を行う。昔の知り合いに挨拶もそこそこで、聞き込み。笑顔で迎えてくれた元カノもがっかりしますよ。冒頭のリョーハとは彼女を取り合った仲。ホドックの件を通報してくれたのはリョーハ。親ロシア派に加担しちゃったけど、逃げてきた。負傷した幼なじみリョーハを手当てした軍医に、アントンは「何で治療した?敵なのに」って、この堅ブツ感。軍に忠実すぎて感じ悪いよ

久しぶりに会って言うことはそれ?って

アントンがホドックを探ってるうちに、駐屯軍の兵が殺されてく。軍に紛れ込んでるホドックの仕業です。そして現場の遺留品・木彫りのパイプから容疑者モリャルを逮捕ーぉ。

今回の出動に反対してた現・恋人ジェニャが、駐屯軍まで会いに来ました。仲直り。軍のみんなと一緒に焚火を囲んで歌。緊迫したムードで笑いもない時間が続きましたが、ここでちょっと安らぎムード。ふたり平和にイチャついてた頃の回想、からの~脱ぐんですよ!この女優さん。緊迫ムードに一息、入れるのは良いけど、ここにヌードシーン要るのかな?

おー、描きやすい。宴会に誘ってくれたよね・・・

翌日、こっちに砲撃されたので、頭に血が上った兵コチュバが戦車で迎撃。しかし、村人の住居に着弾しちゃう。お前も逮捕ーぉ。この辺で映画の中盤なので、次の問題に取り組むかと思ったら、また軍の兵隊が次々被害にあう。まだホドックは捕まってない、てこと。前述の二人、誤認逮捕か!?二人目コチュバは反省すべきだけどね。

恋人ジェニャは軍の車で町に送ってもらう。ホドックが誰か分かった時には、そいつ、ジェニャの車に同乗してるじゃん。あわてて後を追うアントン達。この展開だと、ジェニャは犯られちゃうんじゃないか、と心配しました。

そんな危機(貞操の)が訪れるのは元カノの方。こちらにはリョーハが助けに入る。

アントンは、リョーハに親ロシア派(ホドック組)の軍服を借りて、ホドックのアジトに潜入。恋人を救い、ホドックを倒す。カーアクション・格闘あり。この映画に出てくる建物も車もすごい旧式。何十年も前の話かと思っちゃうけど、2014年の話。ほんとにロシア方面では昔のモノ使ってるでしょうね。

わざわざ戦場に来ちゃったからタイヘン

 ホドックの計画は阻止できず、ヴェセレ村への爆撃は実行されてしまうので、村人たちに一軒一軒回って避難を呼びかける。しかし、村人はプロパガンダで親ロシアになってるので、呼びかけに応じない人も多い。避難勧告に応じた人たちだけ救えました。

 

アントンは、潜入してる敵を見つけ出すのに、実直に行動し、犠牲になって死んでいった何人もの部下もいた。やり遂げたと言えるけど、「ウクライナの英雄」は言い過ぎかと思います。「局地的英雄」かな。

ホドックが「ウクライナ人なんていない。ベラルーシ人も。みんな(ロシア人も)同じスラヴ人だ。アメリカとNATOが俺たちを引き裂こうとしてる。」と言う。これがロシアの考え方なんだね。ロシア人(の上の年代)が信じてる汎スラブ主義この感覚が今も続いていて、こんな戦争になってる。ということが知れる作品でした。

 

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日産リーフでUberするアメリカ映画

「STUBER」なんて言葉、何のことかと思ったら、主人公の名前とウーバーを合わせた造語だった。なんだ、そのタイトル。興味を引くのか?それより、ウーバーが主役の映画、もうあったのですね。

STUBRER ストゥーバー

2019年 アメリカ映画 93分 アクションコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの感想を含みます。

現代のロスアンゼルス。刑事ヴィクター(デイヴ・バウティスタ)と相棒のモリス(カレン・ギラン)が麻薬組織のボス・テジョを追い詰める。「ガーディアン オブ ギャラクシー」のドラックスとネビュラが、ここでコンビ。いきなり格闘&銃撃戦。モリスはテジョに撃たれて殺されてしまう。テジョには逃げられてしまう。

それから半年経ちました。ストゥ(クメイル・ナンジアニ)はホームセンター勤務で、休日にはUberタクシーの運転手をやってる。想いを寄せる女性ベッカのために、彼女が開業する女性専用フィットネスジムに共同出資する。お金が要るわけです。[ストゥ+ウーバー]で「ストゥバー」だと店長から呼ばれる。これがタイトルになってるけど、話の中心は、ヴィクター刑事が麻薬ボス・テジョを捕まえること。

 

ヴィクターは、その事件からは遠ざけられてるけど、独自にテジョを捜索してる。視力の低下に悩んでいたので、レーシック手術を受けた。そんな、目がぼやぼやな時に、テジョに関する情報が入る。さっそく車で出動するけど、見えてないから、そこら中にぶつけまくり、終いには工事の穴に落ちちゃう。

そこで呼んだUberが、ストゥの日産リーフ。電気自動車をリースで、タクシードライバーをやってる。何でアメリカで、テスラじゃなくて日産リーフなのだろう?モデル3ならリーフと価格帯はかぶってるのに。これは客にちょっと汚されても気になっちゃいそう(もちろん終盤では、このリーフひどい状態になりますよ)。でもレビューに星5つつけてほしいから強く言えないね。相乗り希望の女性客をヴィクターが追い払っちゃうから、レビュー評価下がるー。

麻薬ボスの捜索に巻き込まれたストゥ。そこにちょいちょい意中の女性ベッカからテレビ電話が入る。「一緒に『恋人たちの予感』を観たい」って。これって、「あなたとSexしたい」の意味を含んでいるらしい。もうこうなったら、早くUberの仕事終わらせたい。しかし、行く先々で格闘したり銃撃戦したり。撃たれたり、死んだりする人が出るけど、グロイ描写は無い。

ヴィクターの目が良く見えないことで、手掛かりのスマホが見えないとか、目標物を間違うボケとか、ドタバタしながら進む。

ひとり娘のニコールは彫刻アーティストで、この日に個展を開催。ヴィクターはそこに訪れるけど、よく見えないじゃん。何でこの日にレーシックやるかなぁ、とあきれられる。ニコールに危険がおよぶのを心配して、銃を渡す。

武器の調達のため、ストゥのホームセンターに寄る。ここで口論になり大乱闘。目が見えないとはいえ、この屈強な大男に向かっていくとは、ストゥ覚醒?相棒の仇のため、娘はほったらかし。死んだ人にとらわれて、生きてる人に向き合えてないぞ!と。言ってやります。「ミステリと言う勿れ」の最初の話でもあったな、こういう人。ここに店主が割って入って、ケンカは収まる。そして二人は結束が固まる。

テジョの居場所までヴィクターを送るストゥ。ヴィクターは同僚アンジーに応援を要請したけど、実はアンジーは裏切り者。ここまででストゥは帰ろうとしたが、アンジーのパトカーとすれ違い、「何かおかしい」と感じヴィクターを助けに戻った。ベッカには断りの電話した。

ここからカーチェイス。ヴィクターの目が回復しかかる。投げたガスボンベに射撃・命中するくらい。そしてリーフが充電切れ。やっぱり、これあると思った。銃撃戦でリーフはもうボロボロ。テスラだと、この惨状には許可が出なかったから、リーフが採用されたのかも。最後には爆発しちゃいます。

今度はチリソースの工場に逃げ込み、銃撃戦。工場の作業員たちと脱出するため、みんなでUberを呼びまくる。こうやって、[追うor追われる]が入れ替わったり、ちょっと緊迫したドタバタが面白い。

拳銃を渡してた娘もまた登場したり、いろんなアクションの末、テジョを捕まえて一件落着。締めは後日、クリスマスの日に再会。アメリカの映画って多いよね、最後はクリスマスって。

血は出てるけど、血しぶき飛び散るほどではない。「SEXする」言ってるけどエロシーンは無い。時系列の前後は無く、テンポよく話が進むので、短め(1時間半)で楽しめる映画でした。

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こちらもデイヴ・バウティスタのコメディ

p-each.hatenablog.com