漫画が人気で映画化、なんだろうけど、 元ネタの漫画を読まずに映画を見てみた。
バイオレンスアクション
2022年 日本 111分 アクション
橋本環奈が飛んで回ってアクションする映画です。
ーー今回、あらすじより、ほぼ感想です。
小柄な美少女が無敵の殺し屋。非力そうなキャラが意外に強くて、 悪い奴らを軽々と倒していく。って見てて気持ちいい訳です。
しかし、実写になると不自然に見えちゃうんだな。 敵役の城田優がデカいので、 橋本環奈とのフィジカルの差が際立って見える。 パンチやキックで大男のバランスを崩すくらいはできても、 飛び蹴りで何メートルも吹っ飛ぶ映像は不自然だった。鉄砲の弾をどんだけでも避ける動きも、こんな嘘くさくなるんだと。「リコリスリコイル」の錦木千束が同じ事やってたけど、アニメだから嘘くささが紛れるんだろうね。
敵のヤクザ組織の組長が佐藤次郎。威厳ある怖い組長役なんてできるか?と思ったら、 いつもの調子でふざけてる。人がいっぱい死ぬけど、映画の雰囲気を軽くしてる。
ケイが殺すのは、この組の構成員だけなので、 一般市民に危害はなし。肩出しニットにショートパンツという防御力ゼロの格好。ピンクのボブヘア、 は目立ちすぎでしょ。身バレして日常的に狙われそう。原作に合わせた訳だけど。
漫画なら気にならなかった設定が、実写になることで、 現実味のなさが際立って、ツッコミたくなるわ。人がいっぱい死んでいくけど、グロい描写は無いし、岡村のリーゼントヅラとか、ふざけたキャラが多いので、軽い感じ。ケイは気軽な感じで殺しに向かうし、途中で簿記の勉強しだすし。原作漫画のファンや、橋本環奈のファンは嬉しくてしっかり観るだろうけど、そうじゃない人は、他のコトしながら観るくらいで丁度いい映画かな。