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いつになったら落とすんだ?「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」

1作目を観ずに、いきなり続編を見ても大丈夫だった、「スマホを落としただけなのに 」の続編。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

2020年 日本 118分 サスペンス

 

あらすじ (ザックリと)ネタバレをピーイチの意見を含みます。

前作でスマホを落として散々な目に合った(北川景子)と(田中圭)の結婚式から始まる。前作で活躍した刑事・加賀谷(千葉雄大)が、恋人・美乃里[みのり](白石麻衣)を伴い、そこに出席した。

式からの帰り道で、みのりは加賀谷に「ここでキスして」と言います。昼間の人通りの多い山下公園(?)で。3年付き合ってるのに、加賀谷の態度が煮え切らないから。試されてることは察知できますが、「椎名林檎かよ!」とか言って,かわすことなく「それはできないよ、警官だから」。これにみのりがプッチ―ン。「別れましょ」と去っていく。

その後、みのりはカフェで店のフリーWifiに接続し、促されるままSNSに二重ログインしちゃう。これが偽装されたモノで、みのりのスマホから「バックドア」を作られ、個人情報を吸い上げれられてく。カメラ機能も乗っ取られたので、風呂入るときに脱ぐとこまで見られてる。乃木坂ファン的には[俺たちの麻衣やん]が上を脱いで、ブラを外すバックショットを披露。昔、白石麻衣は「自宅では裸族」と言ってたけど、これを機に止めたでしょう。いや、とっくにやっとらんわ。加賀谷はサイバー犯罪対策室の所属。彼女にネットの危険など教えてないのか、3年付き合ってて。

スマホを落とさなくても、もう狙われてます。というか、この後いつまでたっても、スマホを落としません。題名「スマホを落としていないのに」にすべき。そうできないのは、原作の小説がこの題名だからか。

または「囚われの殺人鬼」の部分が大事だから。前作で捕らえられた殺人犯・浦野(成田凌)と似た、女性の殺害事件が起きたので、上司の命令で加賀谷は、浦野に捜査に協力を頼みこんだ。もう仕事仲間みたい。

みのりが勤めるのは、ITガーディアンという会社。加賀谷がこの社長・笹岡(鈴木拡樹)と設立したネットセキュリティ会社。なのに、カフェでWifi-ログインは、みのり無防備過ぎでしょ。事件には関係なさそうだけど、この会社&社長ちょいちょい出てきます。

サイバー犯罪対策室の室長(ずんの飯尾)はネット犯罪についてまるで解ってない感じ。解説を聞く役。おとばけ課長ふりが合う。以前、デジタル庁の大臣が、LINEは中国に内容が筒抜けって言われてるのに、使い続けるとか言って、呆れられてた。知識不足でもトップになっちゃうのあり得る、と。

 

仮想通過が盗まれる事件が発生。ホワイトハッカーJK16(高橋ユウ)が、それを使うと足が付くようにマーキングして、使えなくする。しかし、このJK16が殺されてしまう。浦野によれば、犯人は自分のネット犯罪の師匠「M」が犯人だと。その後、Mによる仮想通過の盗難事件が起こる。Mを捕まえるため、浦野はパソコンを与えられ、嬉しそうにダークウェブを捜査する。


 

この映画、ヒロイン=みのりがスマホを乗っ取られて、加賀谷が犯人から守るーーーというのが軸ではない。Mがみのりを脅してくるけど、加賀谷に捜査から手を引かせる目的らしい。神奈川県警の上司は、みのりにそのスマホを使い続けるようお願いする。おとりの役割。警察との連絡用に別のスマホを貰う。落とすどころか2台持ちです。

みのりのスマホをハックしたのは、顔が焼けただれた男(井浦新)。浦野の逆探知で、こいつがカメラに撮れた。Mらしい、怪しさ満点です。

 

加賀谷の、父:警官だったが、殉職。その理由が聞かされない。母:そのせいで精神を壊して施設で療養中。これがトラウマで時々クラクラしちゃう。スマホやサイバー犯罪以外の要素、主人公の闇部分も絡めて来ます。千葉雄大、しっかり主演の映画なんだなぁ

美乃里の護衛についてた警官は、街中で、このMらしき男に一撃でのされちゃう。浦野は見張り役の警官(アルコ&ピース平子)を殺害して脱獄。一見、ガタイのいい警官、意外に弱すぎです。

ヒロイン=みのりは(やはり)さらわれちゃう。誘拐実行犯チンピラは、「山に埋めてこい」と指示されてるけど、(やはり)殺す前にヤッちゃいたい。サービスエリアに停めて美乃里を襲います。「俺たちの麻衣やん」がパンスト引き裂かれ、なんか揉まれてるー。必死に抵抗するうちに、加賀谷が追いついてきた。こんな人の行き来が激しいSAで停めてヤろうとするなんて、追いつかれる隙をしっかりつくる実行犯だわ。そして、襲われるのは阻止できたけど、美乃里を人質にされ手出しできない。膠着状態を破ったのは、顔がただれたMらしき男。

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ーーーここから、[意外な事実]のネタバレ

この男・兵頭(井浦新)は警視庁の刑事で、美乃里をマークしていた。東京と神奈川では警察は連携・共有してないのですね。この実行犯チンピラを撃って制圧。Mの正体も突き止め、逮捕した。元はと言えば、美乃里のパソコンから警視庁・公安にアクセスがあったから。加賀谷が父の死の真相を探るために使ってたのだ。じゃぁ、加賀谷は彼女を巻き込んじゃってるやん、迷惑な。就職先を紹介してあげてるけど。

そのITガーディアンの社長・笹岡がMだった。ちょいちょい出てきては、加賀谷に「会社に戻ってこい」とか、美乃里に「別れた方がいいかも」とか言ってたのは、笹岡→加賀谷にLOVE(同性愛)だったから。冒頭のカフェで、美乃里の友人がBL雑誌を指して「彼、これなんじゃない」と言ってのは伏線か。てか、事件に関係大ありだった。仮想通過泥棒、ホワイトハッカー殺害示唆、美乃里を誘拐と悪行三昧。

[カッコ良く犯人をぶっ飛ばして、彼女を守る]という締め、は無し。千葉雄大の顔なら、それでもよし。天装戦隊ゴセイジャーの時はアクションしてたけどね。そんな彼、犯罪に巻き込んじゃう彼、にも協力して体を張り、お母さんとの仲を取り持とうとするヒロイン。白石麻衣は、こういう優等生が合うのかな。それはそれで窮屈なキャラかも。

最後に、人気の多い海辺で、「ここでキスして」を加賀谷の方から行ったります。幼稚園児がみて、集団で冷やかします。こんな時、引率の先生はどうすればいいのかね。そんでプロポーズします。美乃里「スマホを落として、よかった」・・・いつ?そんなシーンあったか。無いよ。実は、美乃里がバスに置き忘れたスマホを、加賀谷が追いかけて渡してくれたのが、知り合うきっかけ。これで題名に合わなくないでしょーーーて事のようです。

おしまい。白石麻衣

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