「*ニューアベンジャーズ」と副題が付いてるけど、「誰~?」てなりそう。そのメンバーの誰も、主役の”冠映画”がないから。バッキーは「キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー」はタイトルになってる、と言えるけど。そんなんで、ヒーローのオールスタ―集団を名乗っていいのか?...これが大好評だったようです。
サンダーボルツ*
2025年 アメリカ 126分 アクション映画

今までのMCU映画で、敵役とか[脇役]で出てきたキャラがチームを組む話。今作の主役がエレーナ・ヴェロワ(フローレンス・ピュー)なので、私ピーイチは映画「ブラック・ウィドウ」(2021)を観ておいてよかった。登場人物に思い入れ無いと、入り込めない。幼い少女の頃から、ブラックウィドウになるための非情な訓練が描かれてる。これに、ブラック・ウィドウの妹としてエレーナ、父としてアレクセイ、敵としてタスクマスターが出てる。妹、父、と言っても血縁関係は無い。ソ連の組織レッドルームによって組み合わされた偽装家族。レッドルームは、孤児や誘拐した少女たちを洗脳して戦士に育ててた。「ブラック・ウィドウ」でナターシャがこの組織を壊滅させた。洗脳を解くガスで、少女戦士たちを解放した。
それでは、あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。
エレーナは、CIAのスパイとして活動してる。姉さんが亡くなって寂しい。派手にビルの上の階を爆発させながら、この仕事も虚しいなぁ。やりがい感じなくなった。辞めてぇなー。[同じ事の繰り返しで仕事が単調に感じる時]ってありますね。こんな派手な事できでも、飽きてきちゃうんですね。転職を考えるエレーナ。
「ブラック・ウィドウ」のエンドクレジットの後に、ドラマ「ホークアイ」につながる映像。エレーナにホークアイ暗殺を命令してるのが、CIA長官のヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(長っ、ヴァルと呼ばれます)。今作でもその立場で、ジョン・ウォーカー、ゴースト、タスクマスターもその指揮下なわけだ。
ヴァルはOXEという組織も持っており、そこでは超人を作るため人体実験をしてた。その証拠隠滅のために、上記3名とエレーナが同士討ちさせられる。ここで早々、タスクマスターは殺さ…やられて離脱。相手のマーベルヒーローの能力をコピーできる。これが残っちゃうと、今後の戦いに支障が出たのかな。物語の、ピンチや盛り上がりに支障が。
そして、この施設に偶然居たボブという優男が合流。ここからの脱出には、煙突みたいな管をはるか上に抜けないといけないが、誰も飛べない_| ̄|○ ガク。4人で協力してこの管を登る。団結するの早いな。敵は、自分らを抹殺しようとしてるヴァルだという認識で団結できてる…ようだけど、まだ信頼は弱い。この辺は不安定な方が、面白いからね。

次に観ておいて良かったのが、「キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー」(2014)。これの敵役:ウィンター・ソルジャー がバッキー・バーンズ。義手の超人で、組織ヒドラに洗脳されて敵になってた。今作では、議員になってる。ヴァルの秘書のメルが彼に情報を流して、途中から合流。何やらターミネーター風なアクションしてた。バイクに乗って、グラサンして、ショットガンを片手撃ち。前作でそんなんじゃなかったから、あれはパロディなのかな。
ジョン・ウオーカーは、キャプテン・アメリカの後継者。政府から任命されてる、なら敵役だったわけでもなさそうだけど。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を観てないので、任命されたけどドロップアウトしたやつ、くらいの認識で見てました。
ゴースト=エイバ・スターは「アントマン&ワスプ」(2018)の敵役で出てきた。最後に改心した。相手を擦り抜ける能力を持つ。
悪役連合の映画「スーサイド・スクワッド」を想起しちゃうけど、あちらは最初から連合を組まされてる。こちらは成り行きで連合するので、連帯感はゆるめ。バッキーが合流してから、チームをまとめる。
このメンバーが、襲ってくる部隊を交わして倒して、逃げてるうちにボブが銃撃を浴びまくる。これで超人に覚醒。それをOXEが回収していった。
エレーナの危機を悟ったアレクセイが駆けつけて合流。頼れるロシア版キャプテンアメリカ、というより賑やかし担当。「サンダーボルツ」はエレーナが子供の時に入ってた弱小サッカーチーム名だって。偽装家族だけど、アレクセイとエレーナは父と娘って感じで、いいなぁ。ウザがらみする父に、雑な扱いする娘。チームが柔らかくなる感じ。
ヴァルのところまでたどり着く。しかしここでは、ボブは金髪、セントリーという超人になってヴァルを守り、圧倒的な強さでメンバーに立ちはだかる。エレーナたちはボコボコに負けて一時退散。無力感から解散しそうになる。ここでエレーナが、[家族がいるとか仲間がいる事]が孤独感の苦しみから救ってくれる、という吐露。こういうところが人間的でいいな、エレーナ。うん、「一人でも平気。一人でどこでも行ける。他人に合わせなくていいので楽」っていう人いるけど、やっぱり孤独からくる不安って持ってるよね。認知的不協和の解消のためにそう言ってるんでしょ。
謎の優男:ボブはあの施設での実験体、OXE側の人だった。能力が覚醒したので本来の働きをしてるのでしょう。
その後、セントリーは暴走する。狙っただけで人を消せる。跡には黒い影だけ残る。空飛べるようになってるし、圧倒的に強いね。市民を無差別攻撃する無敵超人セントリーを、団結したサンダーボルツの面々が止めるのがクライマックス。殴る蹴るでは、歯が立たないのにどうするか?セントリー=ボブの精神世界に入り込んで改心させるのだ。
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エレーナもボブも、幼い頃から他人を見殺しにして生き残ってきた。その時のトラウマが共感できるトコ。仲間が、味方がいるって伝えるのも説得ポイント。闇落ちセントリー=ヴォイドからボブを救い出して、事を抑えることができました。
無事、ヴォイドから生還したサンダーボルツ一同は、「よし、ここから黒幕ヴァルを倒すぞ」と向かっていく。さっさとズラかっていそうなものだけど、すぐ近くにヴァルは居る。みんなが向かってきた時に、幕の裏側に回りこむ。そこで、マスコミに発表する。追いかけてきたエレーナたちを「はい、こいつらが[ニューアベンジャーズ]でーす。」始末しようとしてた構成員を、名誉ある役職に昇級。これで痛み分け。いいのか?主人公たちを殺そうとしてた奴がこれからもボスで。使えるキャラなんだろうね。バッキーに内通してたけど、ヴァルに忠誠のあるメルもこれから活躍しそう。
国家機関から殺されかけたけど、決死の努力により、いきなり昇格して、待遇の良くなった”サンダーボルツ”の面々 の話でした。










