楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

逆コナンなヒーロー の映画

3日で興行33億円と人気の「見た目は子供、頭脳は大人」なアニメ・・・とは逆の主人公が活躍する映画は・・・

シャザム!~神々の怒り

2023年 アメリカ 130分 アクションコメディ

前作「シャザム」の続編。子供たちがヒーローの力を手に入れて、市民を守る。というのを分かってれば、前作を観てなくても理解できる。見た目は大人、中身は子供のヒーロー。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます

前作で、少年ビリーは魔術師からヒーローの力を与えられた。孤児の彼は、同じ里親に養われてる孤児の義兄弟たちにもこの力を分け与えた。前作の2019年から、子役だった彼らが結構 成長しちゃってる。この調子だと、第3弾があるとしたら「逆コナン感」がなくなるよ。見た目は大人・中身も大人じゃ、普通じゃん

博物館で、アマゾネスっぽい女戦士風の二人が、展示物の杖を強奪する。ヘスペラ(ヘレン・ミレン)とカリプソルーシー・リュー)。魔術師に力を奪われた神の娘たちでした。お、ルーシー・リューだ。久々に見た。しかし、変わってないなぁ、もういい歳なのに。さすが、アジアンビューティーの代名詞。…と言うのも、映画「ハスラーズ」で台湾系アメリカ人のコンスタス・ウー演じるデスティニーが、客から「ヘイ、ルーシー・リュー」と呼ばれてた。顔、似てるわけでもないのに。久々な様で、ずっと見ていたような気がしちゃうルーシー・リュー。吉田羊をTVでよく見るから。似てるよね

ヘレン・ミレンも「ワイルドスピード」で、悪の女ボス的な役をやってた のを知ってれば、おばぁさんが似合わない鎧をまとってるようには見えない。これに後から、人間社会に溶け込んでた三女アンテア(レイチェル・ゼグラー)が加わる。親・子・孫みたいな年齢差がありそうですが、神の娘三姉妹です

主人公ビリーがこの杖を(以前)折っちゃったことで、封印された神が解放された様です。はい、副題「神々の怒り」って、この神の娘たちが、力を奪われたのに怒ってビリー達に向かってくる話です。見た目は大人の超人が、子供脳で動くことでトラブルを起こす。それを何とか治めていく様子を楽しむ映画です

だんだん三姉妹で怒り具合に差が出てくる。ヘスペラは、ビリーとの話し合いに応じる。カリプソは、こんなクソ人類みんなヤッちまおう!って勢いで、街に怪物たちを放つ。アンテアは、フレディの学校に転校生として入っていて、フレディと仲良くなってるので、姉たちの暴動に引いてる感じ。

怪物たちがリアルで迫力ある。しかし、襲われてもグロ描写は無いので安心です。ビルに絡んでの空中戦や、ビル自体を変形移動させる映像とか、見てて楽しい。子供にも分かりやすい、明るいヒーロー映画ですね

シャザム兄弟が敵の事情とかを探るのに、問いかければ文字を書いて答えてくれる魔法のペン[スティーブ]が頼りになる。喋れば書記してくれるし。これって、検索、AI、音声入力、プリント…今の技術のアナログ版に思えて、すごい魔法って感じが薄いなぁ

シャザム兄弟は、スピードやパワーや空飛ぶ能力で人々を救うけど、子供脳では交渉するには稚拙。カリプソの杖で、兄妹たちは能力を奪われ子供姿に戻っちゃう。残ったビリーは「この能力は自分が担うには力不足」と弱気になる。こんなので、事を治めるには、敵がまとまりが悪いとか、誰かの(魔術師、ユニコーン、ヘスペラがバリアを狭めるなど)サポート、があったから。それでも奮起して、最後に敵の作ったバリア内で、雷エネルギーを爆発させて、カリプソを倒す。そしてビリーも絶命してしまう。

兄妹の絆とか、自分らの街フィラデルフィアを守る心意気だけで勝てるほど甘くは無いわけです。ところが、ビリーが埋葬された直後、ワンダーウーマンが現れて、ビリーを蘇らせてくれた。みんなのヒーロー能力も戻った。途中で登場した時は、後ろ姿とか、正面から見たら顔が魔術師になってたシーンがあり、ガル・ガドットは出て来ないと思ってた。「え!本物、出てくるの⁉」ほかのDCUヒーローと並ぶ扱いでいいんだ

これで、無事収まった。ヒーロー能力と子供脳で、強敵に勝つ。面白さはあるけど、このパターンが限界じゃないかな。やはり[見た目の割に、卓越した知識と技能と知恵で解決・勝利する]というコナン的な主人公のが、いろんなパターンができるし、盛り上げやすいと思う

 

p-each.hatenablog.com

「シャザム」の掛け声で変身するのは、「ブラックアダム」もそうだった。[S/ソロモン、H/ヘラクレス、A/アトラス、Z/ゼウス、A/アキレスM/マーキュリー]という神の頭文字をつなげた言葉。 そしてエンドロールの後で、シャザム・ビリーを勧誘しに来た組織がジャスティス・ソサエティ。それって「ブラックアダム」のヒーロー組織じゃん。つながっていくんだ。「ジャスティスリーグ」って言葉は出てきたので、他のヒーローと絡んだりするんか。コメディ色強いので、よそには出れんかなぁ。

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ジュリア・ロバーツがホントにプリティな映画

今でも映画で主演できる ジュリア・バーツ。

p-each.hatenablog.comその出世作を観てなくて、映画のブログを書いてるって、どうなの?と言われそう。改めてor初めて34年前のジュリア・ロバーツを見たら、びっくりΣ(゚Д゚)とまでじゃなくても、それなりの衝撃がありますよ。

プリティ・ウーマン

1990年 アメリカ 1時間59分 ロマンティックコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

ロスアンゼルスでパーティに参加した実業家エドワード(リチャード・ギア)。リムジンで訪れたらしいけど、先にホテルに帰りたいから部下のフィリップの車ロータスを借りる。あんまり運転慣れしてない感じ

部屋で、下着姿で眠ってる女性が起きるシーン。これは・・・ジュリアロバーツでした。若い。美しい。初めて見ると、この辺が新鮮な驚き,なんです。

彼女の名がヴィヴィアン。金髪ボブに派手な化粧。大家が家賃を請求してるの見かけたから、外の非常階段から外出。同居人のキットが金を使い込んだので、文句言ったる。2人の仕事は売春婦。街角に立って男を引っかける。「フッカー」って呼び名でみんな通じるみたい。フックって、壁についてて引っかけるやつ。そこから来てる(と思う)。「引っかける」と言っても騙すわけじゃない

エドワードが道に迷って停車してたとこに、ヴィヴィアンが声をかける。一緒に車に乗ったら、エドワードの下手な運転を見かねて、ヴィヴィァンが運転する。上手い。車を運転する生活じゃないだろうに、なぜ?そしてホテルまで送って20ドルもらう。え、安っ!で、ここからタクシーで帰るのに、この20ドルを使うって。3,000円弱からタクシー代引いたら、いくらも残らんだろう(今の日本の感覚ですが)。プリティです。売春婦だけど、あっけらかんと終始明るいのです。

エドワードがホテルの部屋に誘うと、売春婦の値段として「高いよ、1時間100ドル」って…え、高いのか?「一晩だったら、えーっと300ドル!」吹っかけたつもり。…高いのか?このあたりもプリティ。…  と言っても、これが資本主義、貧富の差、金銭感覚。(ちょっと話逸れるけど)安い賃金でも、仕事がなくなるよりマシ。と考えて請け負う層がいる。2021年の「新疆綿」の問題とか。ウイグル自治区の民を強制労働、安く買い叩いてる!と不買運動が起こったよね。ユニクロや無印が責められた。でも、ウイグルの人たちからしたら、仕事が無くなったら食ってけない。(問題は”強制労働”なんだけど)労働者は安くても仕事取り上げないでよ!って思うでしょ。収入が不安定な仕事だとそうなるんだな

エドワードの会社は企業買収。買い叩いて、バラバラにして売る、”ハゲタカファンド”です。買収先の社長モースと会食するのに、連れていく女性が欲しい。ヴィヴィアンを6日間で3000ドルで雇うことにする。おぉ、これはでかいね。ホテル滞在で、高級な服を自由に買ってよし。ホテルの支配人がマナーなどを指導してくれる。以前は、露出の高い派手な身なりだったケバい女性が、高級で洗練されたレディに変わっていく。♪オー・プリティ・ウーマン♪ が流れるのは、このシーンを象徴してる。

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6日間、過ごすうちに仲良くなるし、ケンカもする二人。身の上話もするようになる。

ハゲタカファンドのイケメン社長が、磨けば光る美女見つけた。って話じゃ、庶民には何の共感も得られない。このハゲタカ社長、実は父との確執があって、この商売してる。しかし、ヴィヴィアンと過ごすうちに変わっていく。最終の契約時には、モース社を買収じゃなくて、友好的業務提携に変えました。

 エドワードの会社の補佐役のフィリップは、これじゃ儲からねーじゃん!と不満爆発。ヴィヴィアンの過ごすホテルを訪れて、「売春婦だって!?ヤラせろ。」と迫ってくる。ここまで共同してハゲタカ商売してる補佐役だったのに、いきなり悪いヤツになってる。後からエドワードがやって来て、ブン殴って追い払う。ここまで[悪意あるやつ]が出て来ないので、気楽に観てられたんだな。通行人とかがヴィヴィアンの高露出を怪訝な表情で見てたけど、ホテルスタッフは好意的に接してくれてた。

エドワードが、部屋を世話するから売春婦辞めたら…と持ち掛けるが、ヴィヴィアンは断った。契約期間が過ぎて、ホテルから去っていく。

ホテルの車で自宅に送ってってるので、後日、エドワードはその運転手にヴィヴィアンのアパートまで送ってもらう。今だと、いくらお得意様の富豪でも「個人情報なのでダメです」とか言われるんだろうね。エドワードは非常階段のはしごを、持ってきた傘で手繰りおろし、そこからヴィヴィアンの元へ。白馬の王子様が向かいに来てくれた状態で、めでたし。

気持ちいいい終わり方。美男美女でハッピーエンドって[べタ]って言われるでしょうが、ハッピーな気分がその後も続く、そんな映画でした。ちょっとSEXシーンがあるので、子供のいる家では要注意。

 

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バイオレンスアクション・・・いろいろ安い感じ

漫画が人気で映画化、なんだろうけど、元ネタの漫画を読まずに映画を見てみた。

バイオレンスアクション

2022年 日本 111分 アクション
 橋本環奈が飛んで回ってアクションする映画です。

ーー今回、あらすじより、ほぼ感想です。
小柄な美少女が無敵の殺し屋。非力そうなキャラが意外に強くて、悪い奴らを軽々と倒していく。って見てて気持ちいい訳です。
しかし、実写になると不自然に見えちゃうんだな。敵役の城田優がデカいので、橋本環奈とのフィジカルの差が際立って見える。パンチやキックで大男のバランスを崩すくらいはできても、飛び蹴りで何メートルも吹っ飛ぶ映像は不自然だった。鉄砲の弾をどんだけでも避ける動きも、こんな嘘くさくなるんだと。「リコリスリコイル」の錦木千束が同じ事やってたけど、アニメだから嘘くささが紛れるんだろうね。

 

p-each.hatenablog.com

敵のヤクザ組織の組長が佐藤次郎。威厳ある怖い組長役なんてできるか?と思ったら、いつもの調子でふざけてる。人がいっぱい死ぬけど、映画の雰囲気を軽くしてる。
屋敷に集まった組員は、、、裏切って金を着服する高橋克典。ちゃんとヤクザしてるので、怖さを保ってる。そこからまた金を奪う杉野遥亮。関係なしに大暴れする城田優。無口な肉体派、の様だが歌いながら登場する。別動でケイ(橋本環奈)たちを狙撃する森崎ウィン。正面から向かってくのばかりだと変化が無いからね。
ケイが殺すのは、この組の構成員だけなので、一般市民に危害はなし。肩出しニットにショートパンツという防御力ゼロの格好。ピンクのボブヘア、は目立ちすぎでしょ。身バレして日常的に狙われそう。原作に合わせた訳だけど。
テラノ(杉野遥亮)はヤクザなのに全く戦闘しない、弱過ぎ?ケイの仲間の、岡村隆史はちょっとアクションする。鈴鹿央士はもう戦闘力ゼロを表現してるので、杉野遥亮がアクションしないのは目立たず済んでるのか。
漫画なら気にならなかった設定が、実写になることで、現実味のなさが際立って、ツッコミたくなるわ。人がいっぱい死んでいくけど、グロい描写は無いし、岡村のリーゼントヅラとか、ふざけたキャラが多いので、軽い感じ。ケイは気軽な感じで殺しに向かうし、途中で簿記の勉強しだすし。原作漫画のファンや、橋本環奈のファンは嬉しくてしっかり観るだろうけど、そうじゃない人は、他のコトしながら観るくらいで丁度いい映画かな。

みんながマリオ好きだから楽しい映画

えらい人気だったと聞いてますが、それはマリオだから。小さい子も気楽に観れる、わかりやす――い映画・・・

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

2023年 アメリカ・日本 94分 アクション・アニメ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

ニューヨークからキノコ王国

マリオとルイージの兄弟はNY、ブルックリンで配管工をやってる。そーいえば、[配管工]という設定があったね。独立開業したところ。しかし、周りからはたいして認められてない”のび太的”キャラ。弟ルイージは臆病で消極的、兄マリオのが突進してくタイプ。手際のいい感じだけど、仕事をうまくこなせない。

二人が、謎の土管に入ったら、不思議な別世界に迷い込んだ。ルイージは落ちた先でクッパに捕らわれてしまう。マリオはピーチ姫に出会う。

ピーチ姫は、そのキノコ王国のリーダー。クッパの国からの侵略に合いそう。国民はキノピオばかり なので戦力にならない。「マリオ、助けて~」なキャラじゃなく、真っ先に戦う。強いキャラ。「マリオ、助けて~」担当はルイージクッパに捕らわれてると知り、マリオはピーチと一緒にクッパに立ち向かう。マリオを戦えるように特訓するのもピーチ。ルイージは捕まってカゴに閉じ込められたまま。この程度なら「原作の世界を壊した」とは、ならないかな

 この世界では、空中にあるブロックを叩くとキノコが出来る。これをマリオが、あまりおいしくなさそうに食べる。これで大きくなった時が、ピーチ姫と同じくらいの身長。元は、ちっちゃいヒゲのおじさんなんだね。猫マリオ、チビマリオ、たぬきマリオにもなる。だけど、ここでキノコで変身してるのはマリオだけだよ。この世界の住人が、この機能を活用しないで、よそから来たマリオだけが!?ピーチはこの機能を知ってるし、[特別な適性があった]的な説明があるわけじゃない。国防のためなら、国民=キノピオがこのキノコの力を駆使して戦うべきとも思うが、やはりマリオ以外がそれをやっちゃ、原作を壊すとの判断でしょう

ジャングル王国でドンキーコング

マリオたちは、隣国に協力を求めに行く。ジャングル王国の王の息子・ドンキーコングと対決する。[下に落ちたら負け」なゲームっぽい勝負。ここでもブロックからキノコ出る。けどコレを駆使するのはマリオのみ。マリオの勝利により、ドンキーコングたちが仲間になり、キノコ王国へカートで戻る。ここにクッパの手下が襲ってきて、マリオカートの世界。チキチキマシン猛レースみたいな、敵を倒しながら走るやつ。こういう映像観てからだと、マリオカートやる時、速く走るより相手を攻撃するの重視になりそう。マリオとドンキーコングはコースアウトして、海に落ちる。

クッパ飛行艇が襲来

ボスキャラ:クッパはピーチ姫と結婚したい。だけど好かれてはいない。歌う。切ないですが、力ずくでモノにする。なんかかわいい悪役。やってることは侵略戦争なんだけど

援軍を失ったピーチ姫は、自国を守るため、クッパとの結婚を受け入れる。その結婚式に、海底から復活したマリオとドンキーコングが助けにやってくる。その前にマリオは処刑寸前のルイージを救出。そして、戦ってるうちに、あの土管を発見。マリオとルイージはこれを通ってブルックリンに戻れた。クッパもついてきた。

ブルックリンの町で最終決戦

クッパの脅威を、マリオの家族や町の人も巻き込むことになる。クッパ火を吐く。ルイージが盾を用いてマリオを防御。ずーっとヘタレだったルイージ、初めての活躍。そしてこっちの世界でも、キノコとスターを使って、マリオが勝った!

のび太だったら、異世界で活躍してきて、現実世界では何も変わらない。マリオは、異世界の厄介ごとを持ち込んで、こっちの世界でそれを治めて、評価を上げました。

きれいな映像で、マリオの世界を楽しむ映画

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映画 決め台詞がいい「ブラック参上!」

志賀高原スキー場の話が途中ですが、映画観ちゃうから、そっちが先。

あの”ロック様”がついにDCコミックのヒーローに。もう無双だよね。と思ったら、ちょいちょいヤられる。そのピンチ具合がいい感じ。

ブラックアダム

2022年 アメリカ 124分 アクション

公式には[あらすじ・・・5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。過去に息子を奪われた復讐心から、その破壊力を現代の人類へと向ける。スーパーヒーロー軍団“JSA”が立ちはだかるのだが…ブラックアダムは人類の脅威となるのか、それとも…!?]という話。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

架空の都市・カンダックは砂漠地帯。古代遺跡から、考古学者アドリアナ(サラ・シャヒ)が、古代のエタニウム製の王冠を手に入れた。これを武装集団が強奪に来る。何で、今、ここって分かるの?この時点でアドリアナの仲間・イシュマルが内通者=裏切り者って感じがわかる。追い詰められたアドリアナが「シャザム」と唱えると、伝説の破壊神テス・アダム(ドウェイン・ジョンソン)が復活! おぉ焦らさず、かなり早めな登場です

ランプの魔人みたいに[呼び出した人に忠実]ではないけど、アドリアナの味方になる。見た目通りの怪力、弾丸をはじく肉体、だけじゃなく速い。瞬間移動みたいに敵の前に現れ、ぶっ飛ばす。それどころかビームも出せる。遠隔攻撃もいける。もう無双じゃん。と思ったら、エタニウムの砲弾を受けて倒れた。

アドリアナに保護されたテス・アダムが、アドリアナの息子・アモンと出会って、「ブラックアダム」と名付けられる(感じ)。ちゃんと名乗ってるわけじゃないけど、ヒーローとして振る舞いをアモンから聞かされ、決め台詞「地獄送り ブラック参上!」と言う、ことになる。このセリフ、後半「ブラック参上」って言ってるーーー!(実は”Tell them the men in Black sent you”らしいけど、ちゃんとそう聞こえる。)ピーイチもヒーローが「参上!」って言うのが大好きなので、このセリフが出てくる度に嬉しい。なかなか言うタイミングが計れないとこがカワイイ

そしてブラックアダムを制圧のために、政府がジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ=JSAを出動させる。このJSAの4人のヒーローたちもまたイイ。

ホークマン:金色の鎧、金色の翼、空を飛べる、パワーもある。JSAのリーダーで、ブラックアダムとぶつかり合う。

Dr.フェイト:輝く金の仮面。これを通して未来が見通せる。体の装飾、マントの内側も金色。周りを別空間に替える(ように見せる)、バリアもキラキラきれい。分身攻撃。役者は007だったピアース・ブロスナン。貫禄ある。

アトムスマッシャー:巨大化できる。衣装は地味。まだこの任務の勝手がわかってない感じ。末っ子キャラ。

サイクロン:風を自在に操る。華麗に後方支援。天才プログラマー。他の人が仮面、覆面なのに、顔は丸出し。どころか、ろくに防具をつけてない。胸周りだけ鎧…なんだろうか。ダメージを受けるシーン無いからいいけど。

ブラックアダムは、向かってくる兵士を、お構いなしにポイポイ投げて殺しちゃう。この手のヒーローものって、血が出ることないので、グロさは無い。けど、死んじゃってるリアルさもない。殴っても吹っ飛んでいくだけだよね。「シン仮面ライダー」なんて殴ったら体突き抜けてたアンチヒーロー」と銘打ってますが、そのアンチ振りはこの程度でした。対してホークマンは、飛んで行って、その兵士たちを救出する。[政府の命令にだけ従ってく強い兵士・野心ある隊員]とかじゃなくて、人間の平和のために行動してる感じ。(主役の)敵として倒されるのは、もったいないなぁ。「VSヒーロー軍団」と銘打ってます。最初はブラックアダムと対峙・格闘するJSA。しかし、話が進むごとにブラックアダムと協力関係になる。あぁ良かった

本当の悪者は、冒頭の裏切り者イシュマルとその手下たち。話はストレートに進むけど、たまに5000年前の奴隷扱いされてた回想が入る。そこで意外な「そっちだったのか!?」て事実が分かる。回想では、痩せた姿のドウェイン・ジョンソン。これどうやってんだろ、CGかな

王冠をアドリアナから奪取したイシュマル。実はあの古代、民を抑圧してた王の子孫だった。こいつを、やっつけたので「もう用はないね」って、ブラックアダムは自ら封印される。

そうしてブラックアダム不在の中、イシュマルが、悪魔サバックとして復活して大暴れ。街はゾンビであふれる~♪アドリアナもアモンも住民も武器持って応戦。サバックには JSAが応戦するが、歯が立たない。さすがボスキャラ。Dr.フェイトはサバックに敗れ、殺されちゃう。彼の呼びかけに反応して、封印されてたブラックアダムが、海の底から復活するーー。

そしてブラックアダム対サバック。最後にホークマンがサポートして、サバックを倒した。住民たち「ヒーロー、イエ―――」と讃える。

だいたい戦闘シーン。VFXの映像でスピードやスケール感や迫力を楽しむ映画です

エンドロールの後、「俺、最強」みたいになってるブラックアダム。「いや、タメ張るの居ますよ」て感じでスーパーマンがちらっと姿を見せる。

おしまい。

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バリ島の風景が 気持ちいい映画

ジュリア・ロバーツジョージ・クルーニーが、離婚した夫婦の役。この掛け合いが楽しく観られる、トロピカルな映画

チケット・トゥ・パラダイス

2022年 アメリカ 104分 ロマンティックコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

ジョージアジュリア・ロバーツ)の娘・リリー(ケイトリン・デヴァー)のロースクールの卒業式。ここに、離婚した夫・デイビッド(ジョージ・クルーニー)も招待されてやって来る。ジョージアと席が隣になって、さっそく口喧嘩が始まった。このケンカのやり取りが、明るく軽妙で、見ていて不快じゃないリリーが、距離がたいして離れてないことを「ロードアイランド州の端から端くらい(近い)」と言ってた。あんまり聞かない州の名前だけど、マサチューセツとコネチカットの間にある、最も小さい州でした。

リリーが友達のレンと卒業旅行に、バリ島に来ました。帰ったら弁護士になる、その前に思い切りバカンス。楽しいリゾートの写真スライドショーとともにタイトルが出る。この海でのピンチを救ってくれた青年グデに、リリーが惚れる。そして、結婚してこのバリで暮らす!と決めちゃう。

卒業式の後、デイビッドと別れ際に、ジョージアが「See you again....never」と言ってた。「またね」なのかと思ったら、一拍置いて「never」で逆の意味に!クスッと笑える。しかし、ふたりはまた行動を共にすることになる。

結婚式に招待される元夫婦は、[一時の気の迷いのスピード婚」だと考え、ここは協力して結婚を阻止すべく、バリ島に向かいます。結婚には賛成してるテイで。ジョージアiPhoneの、デイビッドの登録名は「him」。これを和訳では「アイツ」となってた。名前を登録するのも嫌って表現だろうけど、特別な関係にも受け取れます。

飛行機の中では、機長のポールが挨拶に来る。ジョージアの彼氏。タイミングの悪いサプライズする、カッコ悪い役。若くてイケメンのパイロットなんだけど。

バリに着いてからは、きれいな海、花や緑の鮮やかなガーデン、ホテルの部屋はプライベートプール付き、伝統儀式など、エキゾチックぅー。これらをのんびり観て癒される映画です。

空港に着いて、そこから船で渡ってるので、グデの家はバリ島の南東の小島・レンボンガン島なのかな。グデの家のベランダ出たらすぐキレイなビーチ。そこで海藻の養殖してる稼業。「勝ち組じゃない」と言ってたけど、優雅な生活してる~って見えるお住まいですきれいな青空の下、海藻を摘む様子も優雅で、なんかリゾート感すら有り

花婿のグデは全然悪いヤツじゃない、むしろ好青年。こういう仕事だし、環境意識高め。[リリーの両親はこの結婚に反対気味だなー]と気づいてる感じ。

結婚式の日まで、妨害工作したり、タナロット寺院に行ったり、そこにパイロット彼氏ポールが来てジョージアにプロポーズしたり。2人が離婚した理由、有望な仕事(弁護士)をあきらめないで欲しい理由なども語られる。4人でペニダ島に渡って、トラブルになり、一晩野宿する。

無事に帰ってから、結婚式。この時点ではもう、結婚に反対などしてません。

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晴れやかな結婚式を終え、仲良く船で帰るジョージアとデイビッド。「バリ島良かったなー。いつか住んでみたい。」ほほ笑み、見つめあう二人。「やるか」・・・なにを?手を取り合って、船から飛び降ります。ジャンプの瞬間で止まり、エンドロール。

いきなり、ここで暮らすのか?やっぱり バリ島=パラダイスですなう~ん、トロピカルリゾート

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でもデンパサールの空港の風景、実際と違う。街の風景は出てこない。これはバリで撮影してないんじゃ・・・と思ったら、コロナ禍で撮影できなくて、ロケ地を豪州のクイーンズランド州に変更したんだって。じゃあ、この映画見て、バリに行きたくなるより、豪州のクイーンズランド州に行きたくなっちゃうよね。

 

 

 

「ニューヨークの恋人」何の変哲もないタイトルだけど・・・

気軽に観られる、ありえない設定のラブコメディ

ニューヨークの恋人

2001年 アメリカ 2時間3分 ロマンチックコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

1876年。レオポルド(ヒュー・ジャックマン)は貴族の息子。今日の舞踏会に来てる女性のだれかと結婚しなさい、と叔父から言われてる。あ、息子ではないか。家計が財政難なので、金持ちの娘を嫁にとれ、ということ。

気が進まないレオポルドが、そこで不審な男を見つけた。レオポルドが設計してるエレベータの図面を、1876年の割には小型のカメラで写真を撮ってる。違和感。こいつを追いかけて、まだ建設途中のブルックリン橋から二人して落ちます。あれ?ここアメリカなの。貴族がいるんでしょ、「エセックスの家系」とか言ってたし。と、引っかかるんだけど、英国貴族がアメリカ、ニューヨークへ移って事業してる、って設定なら合うかなと思います

レオポルドが目を覚ますと、現代の家。不審な男スチュアート(リーヴ・シュレイバー)のアパートの部屋でした。タイムリープした貴族が現代のニューヨークで過ごす話でした。スチュアートは、狙ってレオポルドのところにタイムリープしたらしい。レオポルドがエレベータの発明者だから、時が来たら彼を過去に返すつもりです。エレベーターの発明って…1853年にニューヨーク万博で発表されてるので、その後の[電動式]エレベーターを発明したのでしょうか?

この下の階の部屋にスチュアートの元恋人ケイト(メグ・ライアン)が住んでる。別れた割には、外階段から元カレの部屋に出入りする。下の階からリモートで、スチュアートに電撃を食らわしてた。何この道具?

現代にいる間、スチュアートがレオポルドをアテンドしていくはずだった。しかし、スチュアートが故障したエレベータから落下して入院。病院からケイトに、レオポルドのことを頼む。ケイトは広告会社ではたらくビジネスウーマン。副社長になれるかも、という立場なので、そんなことやってられん。片手間で世話する。

ここまででは、タイトルの「恋人」になるのはケイトとレオポルド、とは感じませんでした。この映画のポスターを見てなかったし。ケイトにはまだ元カレが近くにいるし、レオポルドは結婚を嫌がってて、女性と関わりたがって無さそうだったし。

そして、タイムスリップしてきた人が、その時代で活躍するパターンです。ケイトの仕事にも大いに役立ってくれる。[昔の貴族]という、現代からしたら[変な人]がなんだかうまいことやっていく様子が楽しい。そして二人が接近していく。レオポルドが住んでいた屋敷が現代にも残ってた。やはり、イギリスからじゃなく、同じNYの過去から来たわけだと判りました。そこに勝手に入って行って、タンスの隠し場所から母の指輪を取り出した。ほーぅ100年以上、見つからずに格納されてたんだね

レオポルドとケイトが恋人の仲になっていく。ケイトは支社長に任命される。出世!と、調子よく進んできたとこで、レオポルドが居なくなる。時空の裂け目ができたので、元いた時代に戻ったらしい。これでお別れ・・・il||li(つд-。)il||liと思ったら、まさかの展開です。

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Amazonの「ナックルガール」どうなの

写真を見た時、主演の女優は「三吉彩花がシャープなった感じだな」と思ったら、その人だった。知らない間にワイルドな肉体派になったもんだ。

ナックルガール

2023年 11月 PrimeVideo 107分 アクション

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

女子プロボクサー・橘 蘭(三吉彩花)が、裏社会のファイトクラブで戦う話。

その、引き込まれた理由が、妹・柚希(南琴名)が、裏組織・JUNINに捕らわれてるから。妹を救い出すため。

警察は、「妹・柚希の焼死体です。これ以上捜査しません。」と、別人の焼死体を提示してきた。もうこの時点で上司の刑事(神保悟志)は怪しい。仕事やる気なし、というより偽死体で、ことを納めるため必死な感じ。部下の刑事・鈴木(三浦誠己)も、こいつには疑念を持つ様子。

最初に裏組織・JUNINに乗り込んだときは、巨体戦士・鬼頭(納谷幸男)に倒される。三吉彩花は引き締まったボクサーの身体で、素早い動き、キレきれ。しかし、巨体の剛腕にはフィジカルで敵うはずもない。打撃を食らったら、吹っ飛ばされて血だらけ。蘭が素手でダメージを与えるには、細い腕だもん。鬼頭に締め落とされちゃう。

ノックアウトされた蘭を、この店に潜入していた成瀬(細田佳央太)が、救い出してくれた。彼は裏組織・JUNINに復讐したいスゴ腕ハッカー。格闘シーンでは足手まといかと思いきや、しっかり戦える。

元カレの整備工・神谷(前田交輝)を頼り協力してもらう。戦闘能力有り。地下闘技場でのセコンドに付く。正面突破で行くコンビ。成瀬は刑事・鈴木に協力してもらい、組織に潜入してデータを盗み出す。こちらが頭脳と裏工作のコンビ。この4人で組織に立ち向かう。

その裏組織・JUNINの幹部が二階堂(伊藤英明)。元・戦士で、鬼頭より強い。えらいカッコいい悪役です。その上司・白石(窪塚洋介)は更に偉そう。だけど途中で二階堂と部下に殺されちゃう。カッコいいとこは、無し。

殺される人は多め。蘭を一時、匿ったボクシングジムの会長も、「あぁ殺されそう」と思ったけど、無事だった。刑事・鈴木は潜入時に殺されちゃう。誠実に犯罪捜査してたのに。

JUNINへの潜入時、見つかって敵の戦闘員がいっぱい向かってくるけど、狭い通路で戦うので一人ずつ相手してけばヨシ。狭い通路なのに鉄パイプとか振り回してくる、鉄柵があるのに日本刀を振ってくる。など、自軍の基地なのに武器チョイスがダメじゃん。でも、そんなアクションシーンは、スピード感があってイイ。

そして、蘭は闘技場で巨体戦士・鬼頭と戦う。フィジカル差のハンデとして、メリケンサックが使えます。敵に打たせず捕まらず、的確にアウトボクシングするのが勝ち筋。なのに、打たれる、捕まる、ダメージ食らう。それでもよく逆転勝利する。あの三吉彩花が、ここまで激しいアクションをよくやるなぁ。という目線で見てしまった。結局、妹・柚希を救い出せず。

ここまで組織のために体を張った鬼頭も、内通刑事(神保悟志)も用済みになったらサクッと殺されちゃう。「ブラック企業」とは本来、反社会的勢力関係を指す言葉だったけど、今では社員を酷使、使い捨てする会社の意味。両方、満たしてますJININ。

ラスボスは二階堂。しかし、戦い方は変わってないので、打たれる、血だらけ。そして、格闘では全く歯が立たなかった。「強いぜ、ナックルガール!」とはならない。だけど、柚希を救い出せた。

プロボクサーが、こんな地下組織に関わってしまったら、もう表舞台には立てない、と序盤から心配してたけど・・・6か月後、普通に試合に出て喝采を浴びてました。おしまい。

 話は、割とありがちな展開。その分、分かりやすい。アクションシーンは良かった。ご都合主義だけど、いいバランスになるよう設定されてる。何か他のコトやりながらでも観れる。

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ゾンビが速い。そりゃ怖いわーって映画

「ワールドウォー」と言えば、世界の国が戦う・・・のではなく、
Z=ゾンビに人々が襲われる話。「Z」が重心。「ワールド」の部分は置いといて、新しいタイプのゾンビにどう対峙するか・・・!?

ワールド・ウォーZ

2013年 アメリカ 116分 アクション・パニック映画

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

元・国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は、今は家族4人でのどかに暮らしてた。

ニューヨークの渋滞、なんか様子がおかしい。後ろからトラック大暴走ぉー。ジェリーは、妻と娘2人乗せた車で、咄嗟にトラックの後について渋滞を突破。
 車だらけの中を暴走、バカスカ当たって、迫力&パニック感ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ

謎のパニックの原因は、ゾンビの発生。ゾンビに噛まれたら10秒で発症。そして人間を襲うようになる。すごい勢いで攻められる状態。
 アメリカ軍がジェリー一家をヘリで救出してくれる。
誰もがこの地から避難したいけど、ジェリー家族だけは救ってもらえた、特別待遇。ジェリーがゾンビ打開に必要な有能な捜査官だから。命の選別は既に始まってる、トリアージ街の人々は、さっきまで人間だった人でもゾンビになっちゃったら殺す。とか、このパニック状況なら、スーパー行って品物を盗ってくる。という行動に出てます。対応が早いね
 ジェリーは、特別に救ってもらったのに、任務を頼まれたら、まず拒否したよ。でも結局、断り切れず出動する。妻と子は軍が保護してくれる。長女は喘息持ちだし、また危機が訪れそう…と心配してたら、妻と子は最後まで、ずっと無事なのです。

ジェリーがどれほど有能なのか?格闘が得意とか、武器の扱いがうまいとか、超能力があるわけじゃない。国連の職員って、どう?…[国連]なんて、ロシアの戦争になす術なし。たいした力持ってない機関って気づいたやん。特別感はないよ。10年前の映画なので、まだ特別感あったのかな。しかしジェリー、勘が良い、観察力がある、機転が利く。際立った特殊能力じゃなく、こういう地味な能力でゾンビを乗り切っていくのです。
 そんなの能力を買われてか、ゾンビ対策の調査に、世界のあちこちに移動する。ジェリーが行った所ばっかで、ゾンビは侵攻。
感染、増殖だけじゃなく、このゾンビ、動きも素早い!これがこの映画のゾンビの最大のインパクトでしょう。この速さは怖いわ。音に反応する習性。音たてないように、だるまさんが転んだ的に逃げる。ところが、ゾンビの脇を通る時、ジェリーに奥さんから電話が…鳴る!どんな時よりマナーモードにしとくべき局面だろう

 イスラエルでは、こうなることは見越してた様で、ゾンビから逃れる巨大な壁を建設してた。進撃の巨人みたいな高ーい壁。これなら隔離できる。…と思って、調子に乗って唄い出す民衆。その音に反応するゾンビたち。壁に群がって登ってくる。ぞろぞろと群がる様子を上空から写してる映像が気持ち悪い。とうとうゾンビが乗り越えてくる。もう壁の中も平和じゃいられない。一人じゃ乗り越えられない高い壁を、土台になるゾンビ、その上にどんどん重なって山を作って壁の高さまで。理性が無さそうだけど、チームワークがすごい。飛んでるヘリコプターまで、飛びついて墜落させちゃう。

ジェリーと兵士は、避難のため飛び立とうとしてる飛行機を止めて、乗せてもらう。たくさんの見捨てられた人がいるのに、なぜかジェリーたちは乗せてもらえる好待遇。ところがこの飛行機内でも、ゾンビが発生!こんな狭い機内で、素早いゾンビが襲ってきたら、逃げ場がないじゃん、怖ぁぁー。飛行機、墜落しちゃいます。

墜落してもジェリーだけは生きてる。腹に金属部品が刺さってる。これ以上は動けそうにない。そんな満身創痍のジェリーを、目的地だったWHOの人が、救ってくれてた。何という幸運&好待遇。

 

ただ、その場のゾンビから逃げ回って来たわけじゃなくて、このWHO施設が目的地です。これまでにゾンビの打開策を掴んでたのです。ゾンビって、人間を見つけたら襲ってくる習性。この映画ではすごい勢いで。ところが、そのゾンビが全く的にしない人がいる。全くスルーされる人、その共通点は、何かの病気の人だと、ジェリーは気づいたわけです。この病原菌に感染すれば助かる、と。

しょぼっ!世界の人々を救うための対策が、ドラえもんの道具「石ころ帽子」を手に入れること、だって。ゾンビを倒す方法を見つけた訳じゃなく、ゾンビから隠れて生きる方法を見つけました、と「ワールドウォー」って大げさなタイトルなのに、対抗策がこれとは・・・(;´Д`)

しかし、何の病気か判らないのに、ジェリーは病原サンプルの中から当てずっぽうで自身に注射する。それでゾンビと対峙する場面はハラハラします。そこはやっぱりこの主人公、運がいい。ちゃんと”当たり”を引き当ててる。石ころ帽子(病原菌)を手に入れて、家族含め人々が避難してるカナダに向かう。「戦いはこれからだ」と言って終わります。 続編をやりそうな引き、だと思ったけど、「ワールド・ウォー2」の製作は頓挫したようです。

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 主人公が、どこへ行ってもゾンビに襲われて、そこで犠牲になる人がいっぱい居るのに、ちゃんと生き残る、救ってもらえる。それは都合がいい話ですが、そのゾンビが襲ってくるスリル、または襲ってこないようにやり過ごすスリルを感じられる映画です。お金かけてる分、迫力の映像。ゾンビ映画って、安く怖さの圧を作れるはず。「カメラを止めるな」とか、以前紹介した「感染家族」なんて安さ丸出しです。そういうの見飽きてたら、こんな大規模なゾンビ映像は新しい刺激じゃないかな

p-each.hatenablog.com

 

 

「THE LEGEND & BUTTERFLY」という時代劇

[ぎふ信長まつり]にキムタクが来て、46万人が見物に来た。と言っても、そのうち何割の人が映画まで見に行ったのでしょう?実物を見れたら満足。もう映画は観なくて良いかな。という人が多そう。

レジェンド&バタフライ

2023年 日本 168分

レジェンド=信長。バタフライ=濃姫。別名が帰蝶だから。この二人の話です。

以下 ネタバレとピーイチの意見を含みます。

織田信長(キムタク)がガキ大将な時代から始まる。斎藤道三の娘、濃姫綾瀬はるか)が強かった。信長の嫁にやってきて、反抗的。「なんなら暗殺したるぞ。」という態度です。父・道三が亡くなって、そんな理由は無くなります。役者の年齢は信長の晩年に近いわけですが、10代の信長もキムタクが演じる。時代劇って年齢が判りづらいトコあるけど、10代から50代まで演じられるキムタクの力。綾瀬はるか濃姫は全然50代には見えなかった。「わらわは、もう歳じゃ」と言われても違和感。

そして信長、弱かった。格闘も狩猟も濃姫に敵わない。そんで、酒に超弱かった。
桶狭間の戦、濃姫の戦略だった。父・信秀が亡くなって、戦争を指揮する立場になり戸惑う信長に、戦術を提案する濃姫。これが見事に成功したわけで、信長は濃姫を認めざるを得ない。

隣国を侵略、拡張路線は濃姫の野望だった。
西洋好きも濃姫から。信長を「お前さま」と呼ぶ。敬称みたいだけど、上から呼んでる感じ。

足利義昭に会いに京都へ。ここで、仲良くなる。やっと笑顔が。
濃姫は、バカ殿メイクで、笑いを取る、狙った笑いではないけど。「どうする家康」でもあった[こんぺい糖]はここでも登場する。脚本家が同じだし。貧民街に入り込んでピンチ。襲ってくる貧民を、容赦なく斬っていったのは濃姫え、殺すんだ⁉そして貧民、それでもひるまず襲ってくるんだ⁉ 小屋に逃げ込んで、やり過ごせました。ここでLove&…。濃姫から積極的に、てか結構な勢いで。吊り橋効果、すごいな
しかし、だいたい仲悪い。仕事にかまけて家庭を顧みない夫、不満な妻、みたいな様子。この時代でも、そうか
拡張戦略とると、周りは敵だらけになってくので、すごいストレスです。延暦寺、焼き討ち、という闇堕ちに。戦のシーン、ここでやっと出てきます。侍vs僧侶。
家臣が濃姫に、「殿は、やり過ぎですよ、止めたって。」

長篠の合戦前に濃姫から離婚を申し出る。割とロマンチックな、夜のろうそく照明の中、離婚を受け入れる信長。以来、うつろな信長。
別れてから、濃姫は病気がちに。宣伝でキムタクと一緒だった伊藤英明は、濃姫のお付きの家臣なので、濃姫について世話をしてる。でも恋仲にはなりませんよ。

聞きつけた信長は、建てたばかりの安土城濃姫を連れ戻す。病床の濃姫を、信長が世話をやく。

「どうする家康」より出番の少ない秀吉&家康。こちらは、ゲスい感じのオッさん。エンドロールで[家康:斎藤工]って見つけて、え?そうだったの。と気づかなかったくらい、ちょい役。

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本能寺の変、最後追い詰められた信長は・・・
ーー脱出。濃姫を連れ、国外逃亡。パイレーツオブカリビアンみたいな姿ーー
・・・と言うのは、夢。良かったー夢で。ロマンチックに振りすぎて、最後にレジェンドが台無しになるかと思った。

濃姫は…安土城で病死、きれいなまんま。
すぐ後、「ずっと好きだった」と言い残して、信長…自刃。で終わり

ラブストーリーだったんだ。仲悪かった様だけど。いつものキムタク、いつもの信長に、強い濃姫がコミットしてきた。そんな映画でした

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「シン・仮面ライダー」が楽しめる世代は・・・

リアルに描くと[ライダーキック]はこんなエグい必殺技なのかーー

シン・仮面ライダー

2023年 日本 121分 アクション映画

あらすじ   ネタバレとピーイチの意見を含みます。

本郷猛が、悪の組織ショッカーに改造されて「バッタオーグ」になる。オーグって、オーグメンテーション手術を受けた改造人間のこと。元の「仮面ライダー」(以後:元ネタ原作)では「〇〇男」という名前だったのが、「○○オーグ」に置き換わってる。原作で「バッタ男」と呼ばれたことはないと思うよ。

ショッカーの研究者・緑川博士とその娘ルリ子(浜辺美波)にとともに、ショッカーを抜け出す。脱走した彼らを追いかけてくるのが、クモオーグと戦闘員。元ネタと同じく、最初の敵は蜘蛛男。第1話が「怪奇、蜘蛛男」で、第2話が「恐怖、コウモリ男」だったと記憶してます。怪人の気味悪さを押し出した演出だった。第二の敵はコウモリオーグ。こいつの飛びっぷりが、パタパタと必死に羽を動かしてるわりに動きは遅い。弱そーー

仮面ライダーの愛車・サイクロン号はマフラーの向きが変わって空に浮上できる、というバージョンアップぶり。空飛ぶ敵を上から倒せる。

ルリ子は、助けられてる時に結構な勢いで放り出されているけど、けがを負う様子は無し。常に守られてる弱い存在かと思ったら、ショッカー対抗のイニシアチブをとってる。コウモリオーグのとこには単身乗り込んでる。バックアップを約束する政府機関の者(竹野内豊斎藤工)との交渉もすべてルリ子。戦闘能力が高いわけじゃないけど、強い。

元ネタが[街に現れた怪人を倒しに、仮面ライダーが駆けつける]のに対して、こちらは敵の居場所に乗り込んで倒すスタイル

ショッカーのボスは、AIだと判るのですが、そのボス「K」が人型のロボットになってる姿が・・「ロボット刑事 K」じゃん。と石森章太郎(昔はは無かった)原作のヒーローです。この「K」 の旧バージョンが「I」→「J」なんだけど、その姿は「人造人間キカイダー」。石森章太郎の他のヒーローも知ってる人が見ると、すぐに判って楽しめます。その後、ボス格の敵でルリ子の兄イチローが出てくる。「イチロー」って「キカイダー01」の主人公だけど、蝶オーグに変身する。何でそこにイチローとつけたか、謎な感じ。蝶のモチーフの石森作品は「イナズマン」なんだけど、蝶オーグはイナズマンとは似てないし。腰のベルトは「仮面ライダーV3」のダブルタイフーンみたい。無理やり詰め込んだ感があるね。ここまで石森作品を入れちゃうと、やっぱり仮面ライダー関係だけに留めといて欲しかった、と思い直してきたわ


 

政府機関の者が立花(竹野内豊)と滝(斎藤工)だと名前が最後の最後で判る。やっぱり、仮面ライダー本郷猛と一文字隼人をサポートした「おやっさん」と「滝和也」から持ってきてた。ずーっと明かされずに、最後に「やっぱり」と思わせる。これは気持ちよかった

次は原作3話の「サソリ男」のところを…サソリオーグ!は女・明るいお色気系。顔半分見えてるけど、誰なのかと思ったら、長澤まさみだった。斎藤工といい「シン・ウルトラマン」の主要キャストが、ここではちょい役で。竹野内豊は、どちらでも政府機関の者として、出てくるわけです。サソリオーグは仮面ライダーと対峙せず、その政府機関の者たちに倒された。…ちょい役ーぅ。

そして、原作第8話の「ハチ女」はハチオーグ。猛とルリ子は、商店街のビルにある(!)ハチオーグのアジトに会いに行く。人間の姿・ヒロミ(西野七瀬)で話し合い、戦闘モードで変身した。だんだん役者が顔を全部出してきた。話し合い決裂、このアジトから脱出、逃走。体勢を立て直して、再びこのアジトに戦いに行く。会いに行ける怪人。こんなAKBみたいなシステム、どんだけオープンな悪の組織ですか!余裕なのか?切れ味鋭い刀で仮面ライダーを追い詰めてく。しかし、ここに政府機関の者たちも乗り込んで来て、ハチオーグを撃ってとどめを刺した。サソリオーグの毒を仕込んだ弾なので効きました。

何が怪人に致命傷を与えるか?仕組みは分らないが、〇〇オーグは空気中にある「プラーナ」を吸っててエネルギーにしてる。プラーナを自動で補給してるから食事も要らないし、傷や疲れも回復する。ハチオーグは部下のプラーナを吸うことでパワーアップしてた。この設定が出てきたら、プラーナの扱い方が上手いやつが強い。ってなるよね

それにしても気になったのは、刀で斬りかかってくる敵に対し、この首の隙間が無防備過ぎな件!この映画では何度も仮面だけ外すことがある。[もとは(精神は)普通の人間]が戦ってることをアピールする狙いでしょう。あと、ルリ子が赤いマフラーを結ぶためのバッファとして。だとしても強靭なライダースーツなのに、急所に隙あり過ぎ

チョウオーグ登場。今まで危険生物っぽいのばかりだったのに、ラスボスは[蝶]って…怖さ、無いじゃん。イチロー森山未來)の姿は宗教の教祖様。こちらも[会いに行ける怪人]。政府の特殊部隊がアジトに攻め込んだけど、返り討ちに。猛とルリ子が挑むと、イチローの手下「第2バッタオーグ」と戦うことに。一旦、アジトから撤退。第2バッタオーグは一文字隼人(柄本佑)、後に改心して仮面ライダー2号と名乗るわけです。しかし原作では、第14話で1号が突然居なくなって、突然現れた2号が1号の代わりに平和を守るので、1号と2号が対決することはないのです。夢の対決かって言うと、そうでもないけど、原作で不自然だった2号の登場を、とても自然なこの成り立ちに上書きしてくれたようで、良いと思う。ここでも、イチロー拠点からは一時撤退。外で戦う1号対2号。

2号が改心したとこに、姿を消してルリ子を刺し殺しに現れたK.K(カマキリ・カメレオン)オーグ。そんな戦闘能力が高いわけでもないルリ子を、気づかれないように近づいて刺す!まぁー、卑怯なやり口です。仮面ライダーがKKオーグを倒したときに顔が見えるが、役者は本郷奏多。「GANTZ」の西とか、「キングダム」の成キョウとか、「Diner」の身体だけ子供の殺し屋とか、「鋼の錬金術師」のエンヴィーとか姑息な役がよく合います原作第5話にカマキリ男、6・7話に死神カメレオンだったけど、動物2種盛りは、原作ではショッカーの後継・ゲルショッカーの怪人。カマキリは鷲と、カメレオンはヒルと合成されてた。

1号&2号「二人でショッカーと戦おう」となって、チョウオーグに再挑戦。こちらも同じアジト、幻想的スタジオで、座って待っててくれます。戦いの末、チョウオーグは結局倒されることになるわけで、余裕かまし過ぎでしょ、会いに行ける怪人

しかし、ここで1号も命を落としてしまう(x_x) 後は、2号が引き継ぐぜ!政府の者たちもバックアップします、と。

ここで、昔の仮面ライダーの曲が流れておしまいです。3曲連続で、昔の曲ばっか流れる。♪ライダーージャンプ ライダー―キック [赤いマフラー正義の印]の唄は流れない。それ、とんねるずのパロディ版だったから

やはり、元ネタを知ってる昭和の子供だった世代が、楽しめるように作られてたなーリアルに描いているようで、時々[雑]というかアラが見える。これも昭和テイストをわざと入れてるのかなぁ

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明るいアドベンチャー映画「ロストシティ」

テーマパークのアトラクションにハマる映画って、やっぱりアドベンチャーものですね。主人公たちが、次々に訪れる試練に、何とか対処していくのを観て楽しむ要素が。そんな気分で楽しめる映画は・・・

ザ・ロストシティ

2022年 アメリカ 112分 アクションアドベンチャー映画

サンドラ・ブロックが主演&プロデュース。



あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

主人公・人気恋愛小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)。ロマンス冒険小説のシリーズの新作が完成した。

プロモーションで、表紙モデルのアラン(チャニング・テイタム)と一緒にインタビューに答える。スタジオ収録で、観客入り、ほぼ女性。アランは金髪ロン毛マッチョ。軽ーいノリで、観客の女性たちはみんな、服脱いで筋肉を見せてくれるのを期待してる。途中でロン毛のかつらが外れて、ベリーショートの頭に。チャニング・テイタムを知らないと〔ゴージャスな感じから貧相になった〕と思っちゃうけど、ロン毛はここまでだし、このマッチョには短髪が合ってる、って思えてくる。ロレッタは、ピンクのスパンコールのぴちぴちスーツ衣装。

冒険小説の主人公が考古学者だからか? 金持ちボンボンのアビゲイルダニエル・ラドクリフ)が[ロレッタは考古学に精通してる]と目をつけて、その部下が、このインタビューの帰りに拉致する。あのハリーポッターがヒゲ面で[悪者のボス]って…そんな怖くなさそうだぞ。アクションコメディとして気楽に観てていいな

その目的が、伝説の古代都市[ロストシティ]それらしい島(の一部)を買い取ったから、お宝の手掛かり文書を、ロレッタに解読してほしい。でも、従わないから眠らせて、その島まで連れていきます。

ロレッタが誘拐されたことに気付いたアランは、彼女を救出するために動く。マネージャーにも連絡した。捜索や格闘には秀でてないアランは、知人の元工作員トレーナー(ブラッド・ピット)に依頼する。役には立たないけど、ロレッタにいいとこ見せたいので、同行する。

敵アジトに潜入してからのトレーナーは手際がいい。見張りの敵を次々倒して、ロレッタを救出する。ただ、後をついていくアラン。これでは冒険の主役はブラピかぁ、と思ったら・・・血まみれで吹き飛んだ!アビゲイルの手下がイカつい銃で撃ち殺した。木っ端みじんて…そんな強力な武器、要るか?って気もするけど、緊張感が出てきました。お気楽コメディじゃない感じ

ここからは、ロレッタとアラン二人で無事に逃げ抜けるターン。山道を小さい車でカーチェイス。この車は山を下りる途中に崖から落下しちゃう。けど後で辿り着いて荷物をピックアップ。アビゲイルの手下が執拗に追いかけてくるのは、お宝の手掛かりの羊皮紙をロレッタが持ち去ってるから。

アビゲイル一味に追いつかれては逃げて、ジャングルを抜けて、無人島かと思ってたら、集落にたどり着いたので休憩できた。ホッとしてたら、また追いつかれて、ロレッタが捕まって、アランがまた救い出して・・・というアクションが続きます。見かけ倒しマッチョだったアランが、勇敢で強くなってる。ロレッタのマネージャーが捜索に向かってきてくれてる様子も時々、入る。

逃げてる途中でちゃんと、お宝の場所[ロストシティ]にも辿り着く。そこにもアビゲイルが追いついて、またピンチになるも、気持ちよく逆転して、救出される展開です。

巻き込まれたついでに、暗号解読&偶然で幻の古代都市の跡にたどり着く。という達成感もあり。

ふたりキスして、めでたし。おしまい。エンドロールの後まで観てると、射殺されたはずのトレーナー(ブラピ)生きてました。人間の脳は〇%しか使われてないから大丈夫・・・って謎理論で。やっぱりお気楽コメディだったーー。

巻き込まれた主人公が、いろんなパターンで追ってくる敵から逃げて(時に倒して)、ジャングルを進んで行く。アトラクションにできそう。というか、主人公も目線で観てれば、アトラクション気分で楽しめる映画でしたエロもグロもないで家族で観てもヨシ

 

 

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元祖「トップガン」ってどんな映画

トップガン マーベリック」を観る前に、昭和にやった(!)「トップガン」を観といた方がいい。人間関係、イベントなどが「トップガン マーベリック」に反映されてるから。

トップガン

1986年 アメリカ映画 110分 アクション

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

トップガン」とはアメリカ海軍パイロットの1%のエリートが、空中戦の技術を磨く養成学校。

アメリカ海軍のF-14パイロット、ピート・ミッチェル(トム・クルーズ)。彼のコードネームが[マーベリック]。他に隊員もコードネームで呼ばれてる。彼の戦闘機の後ろの席に助手(レーダー要員)グースが乗る。戦闘機が飛び立つシーンにテーマ曲「Danger Zone」がキマってる。これ観たら「Danger Zone」何度も聴きたくなりました

マーベリックは最初から、高度なテクニック持ってる。上下ひっくり返った状態で、敵の戦闘機の真上にピッタリ接近して飛ぶ。戦闘機のバトルでは、相手に後ろに付かれてロックオンされたら詰み!らしい。そうなっても反撃できるように後ろに撃てる装備があればいいのにね(「トップガンマーベリック」ではそれが登場する)。勝手な行動、無茶な飛行するけど、敵を退かせる結果を出すので、上官から怒られながらも認められてる。この部隊から、マーベリック&グースがトップガンに送られる。

エリートクラスのトップガンで、すげーヤツばかりで刺激を受けて奮起する…ってことなく、相変わらずイケイケなマーベリック。酒場できれいなお姉さんをナンパするが断られる。翌日、この女性チャーリー(ケリー・マクギリス)がトップガンの座学の講師だと分かる。①そうと判っても、マーベリックはチャーリーにアタックし続ける。そして恋仲に。ラブシーンの定番曲「Take My Breath Away」ここで流れます。とても合ってます。そこら中でラブシーンに使えますね

トップガンでもスタンドプレーを続けるマーベリック。相方グースはこの方針についていく。グースの妻と子(幼児)を迎えて、ピアノ演奏&歌って楽しんでる。②

ライバルの優等生アイスマンヴァル・キルマー)がマーベリックを諫める場面はある。でも、マーベリックはクラスで仲間外れって扱いでもない。みんなで上半身脱いでビーチバレー仲良く、やってたし。③

ここまで調子こいてきたマーベリックだけど、飛行訓練中に気流に巻き込まれて機体はきりもみ状態、制御不能に。「脱出!」ってパラシュートで飛び出す。この時の衝撃でグースが死んじゃうのです。

クソ落ち込むマーベリック _| ̄|○ 事故は彼のせいじゃないと判定されましたが、もう辞めようかって考えだす。チャーリーが慰めるけどヘコみっぱなし。もう、彼女は栄転でワシントンへ去ってっちゃうよ。

マーベリックは、亡き父の同僚で上司のバイパーにも励まされ、トップガン卒業式に、何とか出席する。その途中で敵機ミグが現れたので、出動!

「敵機ミグが現れる。」・・・この[敵]って?アメリカの戦闘機に正面から挑んで来るって、どこの国?って気になりますが、劇中では語られない。気にせず進みましょう。

メンタル的に不調なままのマーベリック。アイスマンの機も応戦してるけど押され気味。当時「戦闘機のバトルが迫力」と言われてたんだろうけど、だれがどの飛行機か、展開が判りづらいわ。マーク表示してほしい、サッカーのダイジェストみたいに。グースの遺品の名札を握ってマーベリックが奮起して、敵機を見事に撃退する。

帰艦したマーベリックにみんな、大喝采。もう英雄ですよ。アイスマンも彼を認める。

調子いいもので、転勤したはずのチャーリーも戻ってきて、キスして、めでたし。終幕でーーーす。

ノーヘルでバイクで疾走するトムクルーズ。このバイク上で美女とキスするトムクルーズ。マッチョな体でビーチバレーするトムクルーズ。戦闘機を超テクニックで操縦するトムクルーズトム・クルーズかっこいい!のオンパレードです

続編で、覚えておくといい人物が、亡くなったグース。ライバルのアイスマン。覚えとくといいイベントが①昨日バーで会った人が講師だった。②ピアノ弾くグース。③マッチョたちがビーチで球技。

 

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ありえないけど、お気楽なラブコメ映画

頭使わず、ぼーっと観てられる映画。お気楽なラブコメ

マリーミー

2022年 アメリカ映画 112分 ラブコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

 世界的歌姫キャット(ジェニファー・ロペス)が、新曲「Marry me マリーミー」を披露する。この曲、婚約者である人気歌手のバスティアン(マルーマ)とのデュエット曲。もうすぐ結婚式。

キャットが観客の前に登場直前に、バスティアンの浮気を知らされた。舞台にせり上がる間に[どうする?今から歌、披露?デュエット。この後、結婚式?]と逡巡。舞台に登場。観客、大歓声。イントロ盛り上げてる。…しかーし、キャット「曲、止めて」

観客の中で「MarryMe」ってボードを掲げてる男、この人と結婚するわ。だと!みんな衝撃。[目についたから適当に選ばれた]感じの男は、付き合いでコンサート見に来てた数学教師チャーリー(オーウェン・ウィルソン)です。シングルファーザーで、娘ルー(クロエ・コールマン)を数学クラスで指導してる。このクロエ・コールマン、「マイスパイ」の時のような賢い娘役、しっくりくるわ

3か月だけの契約ってことで、チャーリーは浮かれることなく、キャットの都合に合わせてく。マスコミはいっぱい、くっ付いてきますが我慢して平静。[私のコンサートに来てる男ならみんな私が好き]的な感覚で選んだ男は[そーでもない。付き合いで来ただけ。]なのに、きちんと献身的だなぁ。[その場の勢いだけ]じゃなくて、世界を駆けまわってる歌姫の方から合間を見てチャーリーに会いに来てくれる。数学の授業にも表れて、一緒に踊ってくれる。学校主催のパーティにも参加して歌ってくれる。この映画、ジェニロペが唄う、唄う、歌う。ちょい反抗期の娘ルーは[お父さん見なおした]みたいになっていく。

キャット目線では…スターの思いつきで選んだ相手。庶民の生活が新鮮だった。ってだけじゃなく、順調に仲を深めていく。そんな中、「Marry Me」がグラミー賞候補になったので、キャットがまたバスティアンと接近する。チャーリーは受賞パーティに、後から駆け付けた。そこでの華やかは人たち、バスティアンと仲良さそうなキャットの様子を見て、住む世界が違うと感じて、去っていく。

ー、「ノッティングヒルの恋人」そっくりな展開です。[自己中で、生活能力に欠けるスター]とか[理屈っぽく、説教臭い数学教師]とか、お互い嫌なとこも見えてケンカになる…みたいなやり取りを挟んでくれれば、[別れちゃいそう]なハラハラも感じれたろうに。キャットがチャーリーを嫌う様子は全くない。それどころか、チャーリーを想う新曲も歌っちゃう


 

別れた感じで月日が過ぎてる。街のポスター見て、ため息のチャーリー。キャットはTVでバスティアンと共演。これを抜け出して、チャーリーのもとへ向かう。ステージ衣装・ピンヒールのままで空港へ。空席が無いと分かり、「誰かチケット売って、倍額出すから」とか、衣装のままじゃ寒いので、上着を買い取ったりとか、セレブらしさ(?)も発揮した。

チャーリーの数学クラスが参加してる競技会マスロン。娘ルーの出番になった。しかし緊張して計算が進まない。舞台袖で、チャーリーが、キャットと踊ったダンスで落ち着かせようとする。

このピンチに、キャットが現れて→ルー実力発揮→逆転優勝。なら、よかったー!てなるけど、キャットの応援でルーが劇的な復活するのは、[なんで?]ってくらい無理やりだよね。実際は、計算ができたけど時間切れで負けちゃう。それでも、よくやったとチャーリーはルーを壇上で抱きしめる。

そこへ駆けつけたキャットが、舞台に向かって「Marry Me」のボードを掲げる。最初の出会いと立場が逆。そしてボードをひっくり返して「Again」イェーイ、ヒューヒュー!幸せに夫婦になりましたとさ。

ありえないけど、平和な、お気楽ラブコメディーでした。ジェニロペが「ノッティングヒル…」的なのやりたかったのかなー。ながら観で、ぼーっと観てられる映画です

 

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映画「感染家族」の意外な感染力

新型コロナは[家族内感染]が多いと言われてましたね。一緒に生活してる時間が長いので当たり前です。しかし、意外にも[ゾンビ感染]は家族内では進まない、そんな映画がこれ

感 染 家 族

2019年 韓国 112分 パニックコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

韓国の田舎で、ガソリンスタンドを営むパク一家。田舎のスタンドって、やっぱりお客さん少ないのね。これから、低燃費車や電気自動車の普及で、ガソリン入れる車が減ってくとなると、経営は厳しい。長男ジュンゴルとその妻ナムジュは、ちょっとズルい稼ぎ方する。

ある研究施設から脱走してきたゾンビ。第一発見者のお父さんマンドクが、このゾンビに噛まれてしまう。言葉をしゃべれない知性の無さそうなゾンビに噛まれたら、同じようになってしまうかと思ったら、平気なマンドク。それどころか、ちょっと若返った。この時点で、感染は広がらない→ゾンビ増殖のパンデミックの恐怖は無いという安心

後に「チョンビ」と名付けられるこのゾンビ、特殊メークで醜い造形にする…わけじゃなく、顔に怪しげな色を塗った程度のメーク。安っい作りです。見ず知らずの顔の汚れた男が追っかけてきたら、そりゃ怖いだろうけど、実害は無さそうだし、顔拭けば普通の見た目(むしろイケメン)なので、たいして怖くないのです

末娘ヘゴルが、このチョンビに道で追いかけられてたところを兄が車ではねて、倉庫に捕えておきます。この撥ねられるアクションが、もうコメディだと分かる。食料はキャベツを丸かじりでいいので、扱いは楽。

 マンドクが若返ったことを近所のおっさん連中が問い詰めてくる。チョンビに噛まれたことを、一人の男に話すと、他のおっさん皆に知れ渡ってる。みんな、金払ってでも、チョンビに噛まれて若返りたいと、家を取り込んでくる。

都会から帰ってきた、チャラめな次男ミンゴルが、チョンビを製薬会社に売り渡そうと、レッカー車に乗せてチョンビを連れだす。しかし警察の職質にあい、署まで来てもらおう。結局うちに連れ戻される。この時、警察で「指紋照合したが、合致するものがない。おかしい。」と言ってました。韓国では犯罪者じゃなくても、指紋登録制度があるそうです。北のスパイがどこに紛れてるか心配な国。そのため国民の管理が厳しい社会ですね。しかし、「こんな田舎じゃ、登録ない者もいる」と言ってたので、漏れはあるみたい


 

そしてパク一家は、倉庫で順番におっさんたちの腕を,チョンビに噛ませていく。ドライブスルー感染(?)ビジネスを始めます。やっと広がってきた

ゾンビ感染の疑いで倉庫に拘束されてた父マンドクは、この売り上げ金を持ち出し、こっそりハワイに旅立った。

その後も、嚙まれたい客は続々来るので、パク一家はこれで儲けます。ヘゴルはチョンビをメンテナンスしてあげる。美容院でカット&メイク。カラコン。もーぅイケメン。さらにおしゃれな服。へゴルはチョンビを好きになっちゃう。

調子よくなってきた頃に異変は起こる。噛まれてちょっと若返ったおじさんたちが、ゾンビ化を発症。周りの人たちに襲いかかった。そして町中に感染が広がる。ここで初めて[従来型のゾンビが大勢で町をふらふらと歩く]状態になります

そのゾンビ軍団が、パク家に押す寄せてくる。家にはジュンゴル、ヘゴル、妊娠しておなか大きいナムジュ。鍋や釜かぶってプロテクターに。この状況は恐怖だなぁ。でもゾンビが、顔に汚れ色を塗った程度の安い作りなので、恐怖度は低め。外にいたミンゴルがチョンビを連れて、軽トラから花火で攻撃する。大したダメージになってない上に、ガソリンスタンドで花火って、引火の危険が。

しかし、打ち上げ花火をあげたら、ゾンビたちはそちらに反応して動きが止まった。こういう単純な習性が、恐怖を和らげてくれます。ジュンゴルも出てきて応戦。残った妻ナムジュはこの状況で赤ちゃんを産む。

なんとか、レッカー車に乗って家族はここから逃げ出す。ゾンビたちがチョンビに群がってるうちに。そして、引火して大爆発。チョンビを犠牲にして家族は逃げ延びた様子。

ラジオのニュースでは、韓国中でゾンビ騒動が起こってるとのこと。そして、もみ合いになってた時にジュンゴルが噛まれてたーーー。そのうち発症しちゃうだろう。どうする?

そこへ、父マンドクがハワイから帰ってきた。元気に。ゾンビ化していない!マンドクには耐性があったのです。「感染家族」というから、家族中が感染してピンチになると予想しちゃうけど、結局、この家族、だれも発症してないよ。

今度はマンドクがワクチンの役割。ゾンビ化した人を噛んで治してゆく。これがビジネスになってるのか、「統括営業理事」とか家族それぞれ役職つきで紹介される。爆発に合ってもチョンビは生きてた。みんなと合流して一家の一員に。

めでたし。最初はちょっと怪しい雰囲気で、暗めな話かと思ったら、途中から[これはゾンビとか感染を、コメディにしたお気楽映画だ]と気づいた。楽しんで観ましょう。ほど良くハラハラな場面もあるし、飽きずに観られました

 

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