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Amazonの「ナックルガール」どうなの

写真を見た時、主演の女優は「三吉彩花がシャープなった感じだな」と思ったら、その人だった。知らない間にワイルドな肉体派になったもんだ。

ナックルガール

2023年 11月 PrimeVideo 107分 アクション

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

女子プロボクサー・橘 蘭(三吉彩花)が、裏社会のファイトクラブで戦う話。

その、引き込まれた理由が、妹・柚希(南琴名)が、裏組織・JUNINに捕らわれてるから。妹を救い出すため。

警察は、「妹・柚希の焼死体です。これ以上捜査しません。」と、別人の焼死体を提示してきた。もうこの時点で上司の刑事(神保悟志)は怪しい。仕事やる気なし、というより偽死体で、ことを納めるため必死な感じ。部下の刑事・鈴木(三浦誠己)も、こいつには疑念を持つ様子。

最初に裏組織・JUNINに乗り込んだときは、巨体戦士・鬼頭(納谷幸男)に倒される。三吉彩花は引き締まったボクサーの身体で、素早い動き、キレきれ。しかし、巨体の剛腕にはフィジカルで敵うはずもない。打撃を食らったら、吹っ飛ばされて血だらけ。蘭が素手でダメージを与えるには、細い腕だもん。鬼頭に締め落とされちゃう。

ノックアウトされた蘭を、この店に潜入していた成瀬(細田佳央太)が、救い出してくれた。彼は裏組織・JUNINに復讐したいスゴ腕ハッカー。格闘シーンでは足手まといかと思いきや、しっかり戦える。

元カレの整備工・神谷(前田交輝)を頼り協力してもらう。戦闘能力有り。地下闘技場でのセコンドに付く。正面突破で行くコンビ。成瀬は刑事・鈴木に協力してもらい、組織に潜入してデータを盗み出す。こちらが頭脳と裏工作のコンビ。この4人で組織に立ち向かう。

その裏組織・JUNINの幹部が二階堂(伊藤英明)。元・戦士で、鬼頭より強い。えらいカッコいい悪役です。その上司・白石(窪塚洋介)は更に偉そう。だけど途中で二階堂と部下に殺されちゃう。カッコいいとこは、無し。

殺される人は多め。蘭を一時、匿ったボクシングジムの会長も、「あぁ殺されそう」と思ったけど、無事だった。刑事・鈴木は潜入時に殺されちゃう。誠実に犯罪捜査してたのに。

JUNINへの潜入時、見つかって敵の戦闘員がいっぱい向かってくるけど、狭い通路で戦うので一人ずつ相手してけばヨシ。狭い通路なのに鉄パイプとか振り回してくる、鉄柵があるのに日本刀を振ってくる。など、自軍の基地なのに武器チョイスがダメじゃん。でも、そんなアクションシーンは、スピード感があってイイ。

そして、蘭は闘技場で巨体戦士・鬼頭と戦う。フィジカル差のハンデとして、メリケンサックが使えます。敵に打たせず捕まらず、的確にアウトボクシングするのが勝ち筋。なのに、打たれる、捕まる、ダメージ食らう。それでもよく逆転勝利する。あの三吉彩花が、ここまで激しいアクションをよくやるなぁ。という目線で見てしまった。結局、妹・柚希を救い出せず。

ここまで組織のために体を張った鬼頭も、内通刑事(神保悟志)も用済みになったらサクッと殺されちゃう。「ブラック企業」とは本来、反社会的勢力関係を指す言葉だったけど、今では社員を酷使、使い捨てする会社の意味。両方、満たしてますJININ。

ラスボスは二階堂。しかし、戦い方は変わってないので、打たれる、血だらけ。そして、格闘では全く歯が立たなかった。「強いぜ、ナックルガール!」とはならない。だけど、柚希を救い出せた。

プロボクサーが、こんな地下組織に関わってしまったら、もう表舞台には立てない、と序盤から心配してたけど・・・6か月後、普通に試合に出て喝采を浴びてました。おしまい。

 話は、割とありがちな展開。その分、分かりやすい。アクションシーンは良かった。ご都合主義だけど、いいバランスになるよう設定されてる。何か他のコトやりながらでも観れる。

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