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「ニューヨークの恋人」何の変哲もないタイトルだけど・・・

気軽に観られる、ありえない設定のラブコメディ

ニューヨークの恋人

2001年 アメリカ 2時間3分 ロマンチックコメディ

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

1876年。レオポルド(ヒュー・ジャックマン)は貴族の息子。今日の舞踏会に来てる女性のだれかと結婚しなさい、と叔父から言われてる。あ、息子ではないか。家計が財政難なので、金持ちの娘を嫁にとれ、ということ。

気が進まないレオポルドが、そこで不審な男を見つけた。レオポルドが設計してるエレベータの図面を、1876年の割には小型のカメラで写真を撮ってる。違和感。こいつを追いかけて、まだ建設途中のブルックリン橋から二人して落ちます。あれ?ここアメリカなの。貴族がいるんでしょ、「エセックスの家系」とか言ってたし。と、引っかかるんだけど、英国貴族がアメリカ、ニューヨークへ移って事業してる、って設定なら合うかなと思います

レオポルドが目を覚ますと、現代の家。不審な男スチュアート(リーヴ・シュレイバー)のアパートの部屋でした。タイムリープした貴族が現代のニューヨークで過ごす話でした。スチュアートは、狙ってレオポルドのところにタイムリープしたらしい。レオポルドがエレベータの発明者だから、時が来たら彼を過去に返すつもりです。エレベーターの発明って…1853年にニューヨーク万博で発表されてるので、その後の[電動式]エレベーターを発明したのでしょうか?

この下の階の部屋にスチュアートの元恋人ケイト(メグ・ライアン)が住んでる。別れた割には、外階段から元カレの部屋に出入りする。下の階からリモートで、スチュアートに電撃を食らわしてた。何この道具?

現代にいる間、スチュアートがレオポルドをアテンドしていくはずだった。しかし、スチュアートが故障したエレベータから落下して入院。病院からケイトに、レオポルドのことを頼む。ケイトは広告会社ではたらくビジネスウーマン。副社長になれるかも、という立場なので、そんなことやってられん。片手間で世話する。

ここまででは、タイトルの「恋人」になるのはケイトとレオポルド、とは感じませんでした。この映画のポスターを見てなかったし。ケイトにはまだ元カレが近くにいるし、レオポルドは結婚を嫌がってて、女性と関わりたがって無さそうだったし。

そして、タイムスリップしてきた人が、その時代で活躍するパターンです。ケイトの仕事にも大いに役立ってくれる。[昔の貴族]という、現代からしたら[変な人]がなんだかうまいことやっていく様子が楽しい。そして二人が接近していく。レオポルドが住んでいた屋敷が現代にも残ってた。やはり、イギリスからじゃなく、同じNYの過去から来たわけだと判りました。そこに勝手に入って行って、タンスの隠し場所から母の指輪を取り出した。ほーぅ100年以上、見つからずに格納されてたんだね

レオポルドとケイトが恋人の仲になっていく。ケイトは支社長に任命される。出世!と、調子よく進んできたとこで、レオポルドが居なくなる。時空の裂け目ができたので、元いた時代に戻ったらしい。これでお別れ・・・il||li(つд-。)il||liと思ったら、まさかの展開です。

 

この頃にはチャーリーは退院して、レオポルドをサポートしてた。1876年に行った時の写真をチェックしてたら、そこにケイトが写ってた。チャーリー(とケイトの弟)はケイトの支社長就任式に入り込んで、「だから君は過去(この時代)に行け」と促します。そっちに合わせるのか!?いままで一緒に過ごした元恋人、姉を、これだけの手掛かりで違う世界に送ってしまう男たち、どうなの。しかも、道路上の鉄骨を渡って、その向こうの橋から飛び降りろって。何の確証もないだろうに、この命懸けのダイブを疑いなく決行するケイト。しかし疑問を挟むことなど無用。ちゃんとレオポルドのもとにタイムリープできます。

タイムリープして行ったのが、冒頭の嫁を決める舞踏会の場。そこでケイトが「マサピクワ」とか言ってた。何処の町の人か、という問いに答えた地名らしい。合言葉みたいにキマってたけど、現代に居た時に、そんなやり取り無かったと思う。聞かされてなかったけどケイトが「マサピクワ」を知ってた。だからこの時代の人、としてヨシってことでしょうか。ここでレオポルドが、ケイトを結婚相手に指名して、幸せに暮らしましたとさ。おしまい。

ケイトが、仕事で成功してても、力になってくれる仲間が居ても、違う世界に移る決断をする。「愛の力っていいね」と上映当時2001年はみんな感動してたかも、です。今では、どうなんでしょう。

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