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ゾンビが速い。そりゃ怖いわーって映画

「ワールドウォー」と言えば、世界の国が戦う・・・のではなく、
Z=ゾンビに人々が襲われる話。「Z」が重心。「ワールド」の部分は置いといて、新しいタイプのゾンビにどう対峙するか・・・!?

ワールド・ウォーZ

2013年 アメリカ 116分 アクション・パニック映画

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

元・国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は、今は家族4人でのどかに暮らしてた。

ニューヨークの渋滞、なんか様子がおかしい。後ろからトラック大暴走ぉー。ジェリーは、妻と娘2人乗せた車で、咄嗟にトラックの後について渋滞を突破。
 車だらけの中を暴走、バカスカ当たって、迫力&パニック感ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ

謎のパニックの原因は、ゾンビの発生。ゾンビに噛まれたら10秒で発症。そして人間を襲うようになる。すごい勢いで攻められる状態。
 アメリカ軍がジェリー一家をヘリで救出してくれる。
誰もがこの地から避難したいけど、ジェリー家族だけは救ってもらえた、特別待遇。ジェリーがゾンビ打開に必要な有能な捜査官だから。命の選別は既に始まってる、トリアージ街の人々は、さっきまで人間だった人でもゾンビになっちゃったら殺す。とか、このパニック状況なら、スーパー行って品物を盗ってくる。という行動に出てます。対応が早いね
 ジェリーは、特別に救ってもらったのに、任務を頼まれたら、まず拒否したよ。でも結局、断り切れず出動する。妻と子は軍が保護してくれる。長女は喘息持ちだし、また危機が訪れそう…と心配してたら、妻と子は最後まで、ずっと無事なのです。

ジェリーがどれほど有能なのか?格闘が得意とか、武器の扱いがうまいとか、超能力があるわけじゃない。国連の職員って、どう?…[国連]なんて、ロシアの戦争になす術なし。たいした力持ってない機関って気づいたやん。特別感はないよ。10年前の映画なので、まだ特別感あったのかな。しかしジェリー、勘が良い、観察力がある、機転が利く。際立った特殊能力じゃなく、こういう地味な能力でゾンビを乗り切っていくのです。
 そんなの能力を買われてか、ゾンビ対策の調査に、世界のあちこちに移動する。ジェリーが行った所ばっかで、ゾンビは侵攻。
感染、増殖だけじゃなく、このゾンビ、動きも素早い!これがこの映画のゾンビの最大のインパクトでしょう。この速さは怖いわ。音に反応する習性。音たてないように、だるまさんが転んだ的に逃げる。ところが、ゾンビの脇を通る時、ジェリーに奥さんから電話が…鳴る!どんな時よりマナーモードにしとくべき局面だろう

 イスラエルでは、こうなることは見越してた様で、ゾンビから逃れる巨大な壁を建設してた。進撃の巨人みたいな高ーい壁。これなら隔離できる。…と思って、調子に乗って唄い出す民衆。その音に反応するゾンビたち。壁に群がって登ってくる。ぞろぞろと群がる様子を上空から写してる映像が気持ち悪い。とうとうゾンビが乗り越えてくる。もう壁の中も平和じゃいられない。一人じゃ乗り越えられない高い壁を、土台になるゾンビ、その上にどんどん重なって山を作って壁の高さまで。理性が無さそうだけど、チームワークがすごい。飛んでるヘリコプターまで、飛びついて墜落させちゃう。

ジェリーと兵士は、避難のため飛び立とうとしてる飛行機を止めて、乗せてもらう。たくさんの見捨てられた人がいるのに、なぜかジェリーたちは乗せてもらえる好待遇。ところがこの飛行機内でも、ゾンビが発生!こんな狭い機内で、素早いゾンビが襲ってきたら、逃げ場がないじゃん、怖ぁぁー。飛行機、墜落しちゃいます。

墜落してもジェリーだけは生きてる。腹に金属部品が刺さってる。これ以上は動けそうにない。そんな満身創痍のジェリーを、目的地だったWHOの人が、救ってくれてた。何という幸運&好待遇。

 

ただ、その場のゾンビから逃げ回って来たわけじゃなくて、このWHO施設が目的地です。これまでにゾンビの打開策を掴んでたのです。ゾンビって、人間を見つけたら襲ってくる習性。この映画ではすごい勢いで。ところが、そのゾンビが全く的にしない人がいる。全くスルーされる人、その共通点は、何かの病気の人だと、ジェリーは気づいたわけです。この病原菌に感染すれば助かる、と。

しょぼっ!世界の人々を救うための対策が、ドラえもんの道具「石ころ帽子」を手に入れること、だって。ゾンビを倒す方法を見つけた訳じゃなく、ゾンビから隠れて生きる方法を見つけました、と「ワールドウォー」って大げさなタイトルなのに、対抗策がこれとは・・・(;´Д`)

しかし、何の病気か判らないのに、ジェリーは病原サンプルの中から当てずっぽうで自身に注射する。それでゾンビと対峙する場面はハラハラします。そこはやっぱりこの主人公、運がいい。ちゃんと”当たり”を引き当ててる。石ころ帽子(病原菌)を手に入れて、家族含め人々が避難してるカナダに向かう。「戦いはこれからだ」と言って終わります。 続編をやりそうな引き、だと思ったけど、「ワールド・ウォー2」の製作は頓挫したようです。

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 主人公が、どこへ行ってもゾンビに襲われて、そこで犠牲になる人がいっぱい居るのに、ちゃんと生き残る、救ってもらえる。それは都合がいい話ですが、そのゾンビが襲ってくるスリル、または襲ってこないようにやり過ごすスリルを感じられる映画です。お金かけてる分、迫力の映像。ゾンビ映画って、安く怖さの圧を作れるはず。「カメラを止めるな」とか、以前紹介した「感染家族」なんて安さ丸出しです。そういうの見飽きてたら、こんな大規模なゾンビ映像は新しい刺激じゃないかな

p-each.hatenablog.com