楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

「一度死んでみた」観てみた

広瀬すずが、こういうコメディ映画をやるのは珍しいかな。そういうのは姉アリスに任せてたけど、役の幅を広げてこうとしてますね。違う一面が見れていいかなと思って、観てみました。

『一度死んでみた』
2020年 日本映画 コメディ 93分

 今回、また俳優の名前で進めていきます。

広瀬すずは、大学4年生。デスメタルバンドのボーカル。父親が嫌い。ボブヘアの下半分をピンクに染めてグレちゃってます。ライブでは「死んでくれー」と歌い(すずの歌声が聴けます。メタルとは言えないけど)、父に「死ね」とLINEスタンプ連発。

父親は堤真一。[野畑製薬]の社長。実験と観察が生きがい。妻:木村多江の死に目にも立ち会わなかった。娘にも嫌われますわ。

[死んで2日後に生き返る薬」を、研究員の松田翔太が開発。これを、役員の小澤征悦が上手いこと言って堤真一に飲ませる。小澤征悦は、野畑製薬を乗っ取りたいライバル会社の社長:嶋田久作の回し者なのです。

死ぬ間際に「社長、これにサインを」とか、企んでる感が分かりやすい。たいした準備もせずに死ぬ薬をのむ社長も、軽すぎ。LINEに送られたキャバ嬢:池田エライザの写真を削除するのを死ぬ間際に思い出す。もっと、隠しておくモノあるだろうに

唯一、信頼して後を任せた社員が、見事に裏切り者。仮死状態の間に火葬しようとする。死んでるうちに殺す(変な表現だな)というえげつなさ!

これに気付いた存在感のない社員:吉沢亮が、広瀬すずと一緒に父を助ける話。

題名で分かるけど、人の生死が掛かってるのに、悲壮感はなく明るく進んでいくコメディ。影のある役が多い木村多江が、ホログラムの遺影で明るく動いてる。幽体となった堤が上からみんなを俯瞰する。このまま殺されそうなのに、まー落ち着いて観察。リリー・フランキーの死神役って、なぜかお馴染み感があるわ堤真一と並ぶので、トラックのCMを思い出すよね。「トントントントン・・・」言っちゃいます。auのCM監督(あ、桃太郎出てるね)がこの映画の監督なので、そういうネタが多い。

すずのバンド「魂ズ」は、父の葬式でも演奏する。主張する時は語尾に「Death」日本語で「です。」のところを、ここだけ叫ぶようにすれば「Death」って言ってると思えます。デスメタルバンドはみんな「Death」言ってそうだな。

吉沢亮の[静電気 起こしやすい体質]も、ところどころに出てくる。対処法:片方裸足になってアースも。白雪姫のエピソードと、この帯電体質で父をよみがえらせる。

野口総一が葬式に来て棺に宇宙服を入れたり、いろんな伏線が、後でつながるのも楽しい。

 失って、大切なモノに気付く。みたいな感動もあるはずだけど、死については軽いので、そういうのは、話のまとめ程度。

いつもの純真でかわいい広瀬すずが見たい人には、「魅力が出てない」と感じちゃうでしょう。デス、デス言って反抗期だし。しかし、たくさんの俳優の、コメディの振り切った演技や表情が楽しめる映画です。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

一度死んでみた [DVD]
価格:3126円(税込、送料別) (2021/4/8時点)

楽天で購入

 

コメディの「明るいすず」なら、ドラマ「ネメシス」を観ようかな。

え、今晩からはじまるの!? 10時半にテレビの前にいれるかな~

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画あらすじへ
にほんブログ村