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「世界にひとつのプレイブック」後篇

「世界にひとつのプレイブック」

タイトルの「プレイブック」とは、アメフトの作戦ノート、と言う意味だそうです。相手がこう来たらこう対処する。みたいに、想定した状況に合わせた対策を書き込んでいく感じ。

この映画では、アメフトはお父さん達が観戦してるのみ。パットがプレーヤーになるわけではない。では何の「プレイブック」なのか?

前半は こちら

p-each.hatenablog.com

あらすじ 後半 とピーイチの感想

ダンスの練習で打ち解けてきて、ティファニーは夫が亡くなった経緯を語ります。買い物に行かせなければ交通事故に遭わなかったのに、と言う思いを引きずってる。

ニッキから手紙の返信が来てる、けどダンスの技ができるまで、おあずけ。と言われてもパットは気になってダンスに集中できないから「今、見して!」声に出して読んでいいかと聞いといて、黙って読むという小ボケを入れてきます。ちゃんとティファニーがツっこみます。読んだらダンスに集中するかと言うと、「今日は帰るわ」わがままなもんだね、返信のこと言わなきゃよかったわ。返信には「今まだ会うの無理」って書いてあったから落胆しちゃった。

父はアメフトの試合、イーグルス勝利に店の開業資金全額を賭ける。それを、ゲン担ぎのためにパットに応援(観戦)に行かせる。その後、ティファニーと大技の練習があるのに。試合会場で敵チームのサポーターに兄が絡まれて、乱闘になっちゃう。イーグルスも負けちゃう。[プレイブック]にあたるものが・・・見えてきませんね。アメフトの試合自体は全然出てこないし。

金は失った、兄弟は乱闘して返って来た。父、激おこ。のところに練習の約束をすっぽかされたティファニーが怒鳴り込んでくる。さんざん文句を言った後に「ちなみにあたし、ティファニー」と家族の皆さんに自己紹介。

父はティファニーと会ってると運気が下がる、もう会うな!ってヤツあたりじゃないか、とも思えるとこにー・・ティファニーが見事に反証。会ってた日はあの日もこの日もイーグルスが勝ってる。今日はすっぽかして、負けた。パットがよく言ってる「Excelsior=より高く」は(相手チームの)ニューヨーク州の標語だとか、よく調べてる。あれだけヒートアップしてた父を納得させます。もう父、ティファニーに指示を仰ぐまでに。ティファニー、ドヤ顔でビールをラッパ飲みです。

この勢いで賭け試合、もう一戦。ダブルorナッシング(負けたら倍払う、勝ったらチャラ)条件厳しくして、パットとティファニーの社交ダンスの結果も賭けの対象に上乗せ。

父親が「これはファミリービジネスだ」とか言ってますが、この頃、アメリカでスポーツ賭博なんて堂々とやれたのでしょうか? 賭けの相手ランディはパットの家に普通に上り込んでるし、クリスマスには家族と乾杯してる。友達同士の賭けで、全財産巻き上げるとか、えげつない回収できるのでしょうか?それに、この人たち、誰もまともに仕事してないよ。

パットは社交ダンス、まだレベル低い。賭けの対象になるの拒否して、外に出ていく。彼を参加させるため、「ニッキが見に来る」と嘘でも言うことを、ティファニーが提案する。パットはニッキの手紙を読み返してみて気づいた!ここが解かりづらいのですが、さっきのティファニーの言葉が手紙の文と重なる。ニッキからの返信はティファニーが書いたんだな。


 

これで、パットもやる気満々で、ダンスの大会当日。ティファニーの姉夫妻がニッキを会場に連れてきちゃった。「やだ、どうしよう」ティファニーからしたら、ニッキとの復縁なんて、望んでないわけです。 酒でも飲まにゃ、やっとれんわ。とはいえ、ダンスに影響はなし。ダンスシーンがこの映画の盛り上がりなトコですから、

ほかの参加者が9点台の中、パット&ティファニーペアは4点台ばかり3連。この採点に隣のペアが慰めてくれる。しかし4人目の採点と合計したら―――5.0点

やったぁぁーー!(イーグルスも勝ったし)賭けに勝った。パット家族、沸く。周りは、「何で5点で喜んでの?」このギャップ。コメディですわ。

ティファニーはパットと抱き合って喜びますが、パットはニッキに歩み寄って、話します。それを見たティファニーは会場を出ていく。

 パットはティファニーを追いかけ、手紙を渡す。「君を愛してる」1週間前に書いた、と!1週間黙ってたのだ。抱き合ってキス。イルミネーション光る街に歩いてる人は誰もいない。アメリカの年末は、みんな家にこもるのか?

 そして、二人とも執着していた相手を吹っ切れて、穏やかな日々に。ソファでイチャつくパットとティファニー。それ見て微笑む母と友人(クリス・タッカー)。父はリモコンの向きには、こだわらなくなったけど、まだアメフトに賭けようとしてるぞ、こいつだけまだ治ってない。「誰でもクレイジーな部分はあるだろ?」とパットが言ってるので、大目に見るところです。めでたし!

 

「プレイブック」を書いてるのは、ティファニーだと思いました。努力して得たもの、信頼できる誰かができることで、欠けていた部分が埋められた。というイイ話でした。それでいいな? (誰に確認してんだ?)

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