楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

「波よ聞いてくれ」が面白いって、そっちの!?

波よ聞いてくれ」   がおもしろい。

月刊アフタヌーン連載 なのですが、雑誌をパラパラ見て、

[これ、おもしろそう!]  とはならないと思う。

え( ゚ ω ゚ ) ! !

 

絵柄が重そうなわりに、何の話か(一瞥では)分かりづらいからです。

単行本の表紙はこのようにポップに…見えたりしますかね。

でも、笑顔(o゚∀゚o)は ほぼありませんからね。 


 

 

カレー屋の店員
鼓田ミナレ(25) が 札幌のラジオDJになる話。

 なんか、地味なテーマ に感じますよね。

3巻では、ラジオは斜陽産業です って言っちゃってる。

でも、今 発売の日経トレンディではメインで特集です。

3巻が4年前に描かれたもので、4年間でラジオが復活してきた?

コロナ禍で在宅中にラジオ聴く人が増えたとか言いますね。


 

 「無限の住人」の作者が、あの劇画調な絵で!

会話の掛け合いで笑える、割と平和な話を描いてます。

 
アクションの無い、シゃべり中心の話。

 そして、ギャグ満載なのです。
この劇画調で。

ミナレのツッコミがとても切れ味 鋭い。

語彙が豊富で、例えに出すモノも、知ってる人がどンだけ居るのか、

ギリのイイとこを出してくる。

エントロピーを収束」とか菅原初代とか
「オーソンウェルズに土下座しろ」とか

知ってると、クスッと笑える。

「あーっ 死にたい。でも猫がいるから死ねないー」
って愚痴だけでも、まとまってるのに
「じゃあ猫 引きとりますよ」「じゃあって 何よ!」

というやり取りが、一コマに収まってる。

このテンポのよさが、この作品の魅力です!

また、ミナレがボケると、周りの人がきれいにツッコんだり

この漫才みたいなやり取りだけでおもしろい。

本筋の話が進んでかなくてもいいくらい。

・・・いや、それじゃダメかな。

 

ラジオ局の麻藤が ミナレを
「自分を裏切った男への愛憎に トップギア
振り回され続ける 舌の回る一般女性」と表現するのです。

まとめ方が上手い。こういう主人公なのです。

言葉での表現が上手くて
絵の上手さがむしろ無駄なくらいです(笑)

 この劇画調でギャグって、不気味なんです、慣れないと。

サスペンスかって思う扉絵とか、ありますから。

 人が殺されるとか、オカルト描写もある。

 アクション、…やっぱり無くはない。

こうなると平和な話 でもなさそうだけど、ちゃんと平和に落ち着きます。

 この作者っぽい、絵柄が活きてる。
だがしかし!

 普通の会話が、劇画のせいで重い感じ。

このギャップが逆にいいんだろうか?

 

アニメになると、程よく軽いタッチになってるので見やすいです。

アニメ、今年春にやったそうですが、

私の地域では放送されなかった ショボ――(´-ω-`)――ン

機動戦士ガンダム」のサンライズが制作。

 監督は劇場版「FAIRY TAIL」の南川達馬。

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[今年のマンガ大賞で4位] という、太鼓判があるので

読んでみよ。 って思える

 誰かが、「これ "ここが" おもしろいよ」と言ってくれないと

手を付けにくいマンガかと思うので、

私ピーイチが「これ "ここが" おもしろいよ」とお勧めしたい。

 

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