楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

あの比較じゃダメでした・・・日本安い

8月に書いた、映画「ファーストフードネイション」について、メキシコ移民の賃金って、そんな安いのか、日本と比較しました。直後にでた週刊ダイヤモンドのテーマが「安すぎ日本」。これを読んだら、その比較じゃダメじゃん。てことになる。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

週刊ダイヤモンド 2021年8月28日号【雑誌】【1000円以上送料無料】
価格:730円(税込、送料別) (2021/12/13時点)

楽天で購入

 

まず、「日本人の給料は安すぎる」で始まってます。2020年の平均賃金は、OECD35か国中22位。これは購買力平価ベース。それはモノやサービスの値段を基準にした為替レートのこと。それって、ビッグマック指数。おぉ、ハンバーガーショップの映画「ファーストフードネイション」にまた、つながっちゃった。

p-each.hatenablog.com

平均賃金1位はアメリカ。69391ドル(763万円)。アメリカのが物価が高いけど、賃金も高い。対して22位の日本は、38534ドル(423万円)。44%の開きがあるのに、「時給10ドルならいいじゃん」などと言ってちゃダメでした。アメリカや他の先進国は平均賃金が上がってるのに、日本の平均賃金はこの20年横ばい(0.4%上昇)。

f:id:p-each:20211206222803p:plain

こんな感じのグラフでした。上の赤線はアメリカ、ダントツ高いね。この本では「日本、最低賃金が大幅に引き上げられたって、国際比較じゃ、まーだ低い」と主張してます。でも、雇用主からしたら安く使える従業員が欲しいんだよね。外国人労働者の受け入れが活発化しているのだって、それでしょ。「人口減少で働き手が減ってる」とか言うけど、[安く雇える]働き手が減ってくることを、そう言ってるんでしょ。高い給料払うくらいなら、今いる従業員にその分たっぷり働いてもらうよ。最低賃金を上げたらそーなるでしょ。

最低賃金の引き上げに反対してる、商工会議所の三村会頭 を責めてるのは、デービッド・アトキンソン。「人件費が高けりゃ、企業は投資をする。」理論は、合ってそうだけど、この人の言うこと真に受けちゃいけない気がするよ。

ひろゆき のコラムがあり、「アフリカ化する日本」と3分の1ページくらい。間違いなく日本は安い国になってる。全体がしぼむ中で、面白そうな人よ、政治権力に近い人間にお金を回す傾向。これをアフリカみたい、と例えてるのね。それこそ、デービッド・アトキンソンのことか。才能ある人は海外に行っちゃうって。「日本は金持ちには快適な国」「快適さの裏にあるのは人のコストが安いこと」という。

出世したら給料が上がる率も日本は小さい。平社員レベルなら高水準だけど、課長レベルで韓国と同じくらい。部長レベルで中国に抜かれる。幹部レベルだと、フィリピン・インドネシア・タイより低くなる。この時点で日本より低いのが、フランス・インド・マレーシア。フランス…低いんだ、意外に。パリの物価って高いのに。この記事の横にひろゆきコラムが載ってるんだけど。

日本のIT開発費は割に合わないほど安いので、海外の下請けも日本から離れていってる。不動産も安いので、外国資本にニセコや箱根や伊豆の土地が買われてる。

賃金も物価も高いアメリカ、賃金も物価も安い日本。で、国内に住んでれば、それぞれちょうどいいのかと思ってたら、そうでもない。輸入品が高くなってく。コロナ終息後、行きたい国ランキング・日本が1位、という理由も外国人は[日本は安い]というのに惹かれてるから。

気づかないうちに、日本のモノが海外に浸食されていってる。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


 

この勢いで、この本も読んでみよう


 

 

にほんブログ村 漫画ブログ おすすめ漫画へ
にほんブログ村