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キングダム第3作 は立ちっぱなし

ここのトコ、続編を紹介し続けてます。第1作は紹介しないまま。

今回は…春秋戦国時代の中国で、「天下の大将軍に俺はなる!」という青年の漫画ーーの映画化、第3弾。

キングダム 運命の炎

2023年 日本 130分 戦国アクション

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含みます。

次の戦争に向けて、大将軍・王騎(大沢たかお)が総大将に任命される。ありがたく受け入れるとこだけど、王騎は、秦国王(吉沢亮)に「中華を統一する信念はどこから?」と問いただす。なんか上からな感じ。

前半は、秦国王(嬴政=えいせい)が若い頃、趙国の人質となっていた時の回想。秦国の王が変わることにより、このまま趙国に居ると嬴政は殺されちゃうので、秘かに脱出する。この時、手引きしてくれるのが、闇商人・紫夏(杏)と部下2名。仕入れの品の荷物に隠れて、秦まで送り届けてくれる。ところが、最後の国境近くで追っ手の騎馬隊に追いつかれちゃう。こっちは一頭の馬で荷車+人4人+荷物を乗っけてるのに対し、一人ずつ乗っけて走る馬の部隊なら、すぐ追いつかれそう。それでも紫夏の馬車は、弓とか剣とか攻撃力あるこいつらに張り合って、嬴政を秦国まで送り届けてくれる。結局、紫夏も部下も負傷して死んでしまう。嬴政は紫夏に最期に「偉大な王になる!」と誓った。・・・という話を聞いて、王騎はこの王を認めたみたい。

杏さん感動の最期、なんだけど、王を守るために命を懸ける者たちは、これからもいっぱい居るわけで、彼女だけ特別扱いはどうだろう?確かに、いじめられてた境遇から救ってくれて、精神的にもケアしてくれた人ですが。・・・と思っちゃったけど、普段は感情を表に出さない王・嬴政が、なかなか情に厚い、アツいトコあるじゃん。と見直したシーンなんだね

後半は、秦国VS趙国の戦争。だだっ広い平地に、秦国から8万の兵。すごい数の人が戦ってる・・・様で、陣形を構えてるのか、動かない兵士多数。王騎とその横の(要潤)たちはずっと馬に乗って眺めてる。趙国の、馮忌(片岡愛之助)も(山本耕史)も同じく動かず、眺めてるだけ。馬の高さくらいじゃ戦況を見えてないと思う

秦国の官僚がひとり、見晴らしの良い丘の上から戦況を見届ける。彼に河了貂(ミノムシ姿の橋本環奈)が付いて行って、実況役。この官僚(萩原利久趣味で観戦してる。いやいや、ちゃんと戦況分析の任務として、もっと何人も派遣しろよ。と言いたいよ。文官たちは、王の前でずっと立って整列してる。(加藤雅也高嶋政宏玉木宏佐藤浩市も)地図を広げるわけでもなく並んでつっ立ってる。たまに来る伝令の兵士の情報だけをもとに話してるだけ。秦王もただ座ってる。書記は居ない。わずかな情報だけで、思いつきで戦争してるんだな、紀元前は

そして主人公・信(山﨑賢人)は100人隊の隊長に出世した。と言っても、みんな信の呼びかけで集まった民兵。みんな普段着の着物で防具なし。武器の槍も自作だろうか。軍が用意してくれたものなんて無いかも。前作で共に戦った羌瘣=きょうかい(清野菜名)も駆けつける。みんなが汚い色の着物に対し、白に赤紫の差し色で目立つ派手な衣装。こんな環境に美女がいたら、すぐに襲われちゃうので、河了貂=かりょうてんはミノムシ装備で橋本環奈の美貌を隠してるのに、羌瘣は(最初はマスク状態だったけど)美女丸出しで目立ってる

信たちの100人隊、待遇としては、、、王騎に飛信隊と名付けてもらった。コストゼロ!それで、「敵陣に有能な将軍・馮忌(片岡愛之助)がいるから、こそっと行って首とって来いよ」と任務を与えられるのです。本体が敵戦力を引き付けてるから、って言うけど、防御力ゼロの装備で岩山の裏回り込んで、(ヤクザの幹部を殺す)鉄砲玉みたいなもん鎧も盾も無い分、身軽に立ち回る山崎賢人清野菜名のアクションが見どころでしょう

信は敵陣の中に切り込んで、ほぼ傷を負うことなく突き進み、大ジャンプで一閃、馮忌を討ち取った。これで勝負は決まったみたいで、全軍引いていきました。


 

今回、内容は薄いな~、と思ってたら、①丘の上の河了貂たちのとこに、軍師・李牧(小栗旬)現る。②戦いを終えた夜、飛信隊のもとに、龐煖=ほうけん(吉川晃司)が襲ってくる。③1作目で共に戦った楊端和(長澤まさみ)が動き出した。ーーーと、4作目へ続く引きで終わります。

実写化すると、[なんか自然じゃないか]という部分が浮かびあがってくるねぇ。だけど、原作ファンは[どれだけ原作を再現できてるか]で評価してるので、これでいいんでしょう。常に笑顔でゆった~り話す大沢たかおのクセのあるキャラも、[戦場において不自然]じゃなくて[原作どおりに演じてスゴイ]になるわけで、評価が高いのではないかと。

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