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孤立無援。黒にも青にも狙われる”黒&青”

同僚の汚職を目撃した女性警官。周りは敵だらけ。

ブラックアンドブルー

2019年 アメリカ映画 108分

時代は現代。アメリカ、ニューオリンズ。まだ、黒人差別は普通にある感じ。黒人は警官にすぐ目を付けられ、職質される。白人警官は店で金払わず「サンキュー」って商品持って行っちゃう。黒人で警官になると、「警察の犬になり下がった裏切り者」扱い。ブラック=黒人で、ブルー=警官の女の人アリシアが主人公。特殊能力はありません。リアルなクライムアクション映画。ここんとこ、人種差別が絡んだ映画ばっか紹介してますね。

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含ます。

同僚の夜勤を交代した新人警官アリシアナオミ・ハリス)はパトロール中に、ほかの刑事たちが麻薬の売人を射殺する現場を目撃する。今どきの警官は胸に記録用カメラつけてる。刑事マローンは、押収した麻薬を横流しして儲けてた。売人が邪魔になって射殺したのだ。その様子は撮影されてる。マローンは(口封じのため)アリシアを撃つ。アリシアは防弾チョッキで重傷を免れ、この場を逃げきる。マローン以外にも加担してる警官3~4人から追われることになる。この時点でもう拳銃は失ってる、丸腰。

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アリシアは、知り合いのマウス(タイリース・ギブソン)の勤める商店に逃げ込む。ワイルドスピード」のローマン役の俳優。ですが、ローマンとは逆で、口数は少なく、元気がない。不審者が侵入したと思い、警察に通報したので、警官がやってくる。通報した本人なのに、警官から容疑者扱いされ銃を突き付けられ、もう泣けてきちゃう。警官になる以前の他の友人は、警官になったアリシアをすっかり敵側、という意識。

アリシアは元軍人。撃たれた腹の傷を、接着剤でくっつけて応急処置。正義感があって、虐げられてる黒人にも思いやりがある。観てる側は彼女を応援したくなります。普段のパートナー警官・ケヴィンに迎えに来てもらったけど、実はこいつも麻薬横流し警官の仲間だった。こいつからも逃げなくちゃ。

 

麻薬横流し警官マローンは、警察署に「売人を撃ち殺したのはアリシア」と報告して捜索させる。その撃たれた売人はギャングのボス・ダリウスの甥だった。現場にやって来たダリウスにも、マローンは「甥・ゼロを撃ち殺したのはアリシア」と言う。ギャングもアリシアを狙う。「ゼロを撃ち殺したのはこいつ」メールをばらまいてる。もう敵だらけ。

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逃げ回る住宅街に、人は誰も出てない。さびれた寂しい街です。家の中に人がいても、厄介ごとに巻き込まれたくないので助けてくれない。唯一頼れるマウスの家に行って、匿ってもらう。しかし、ここもギャングに見つかり、逃げ出すはめに。

こうして、命(とボディカメラ)を狙われまくりの警官が、たいして強くもない一般人を巻き込んで逃走する。アリシアたちが助かるには、カメラの映像を警察の[信頼できる者]に見せて、真実をもとに動いてもらうこと。

逃走中にマウスはギャングに捕まってしまう。拘束されたマウスに、ギャングのボス・ダリウスは、耳を切り取ると脅しますが、マウスはひるまない。捕まる前は無気力なショップ店員だったけど、この状況で強気とは・・・。そしてダリウスは、自ら・素手で殴る。という比較的、優しめのリンチをする 

アリシアは、マウスを助けに、ダリウスたちのいる団地に赴く。ベランダに手すり枠無し。団地中がガラの悪い、ギャングの仲間いっぱい。狙われてなくても、ここに一人で訪れるのは怖いわ。すさんだ街だけど[警官が危機の時だけは警察が駆けつける]はずなので、それに期待して敵地に飛び込んだ。さっそく殺されかけるけど、ボディカメラの映像を見せて、仇はマローンだと判らせることできた。そうなる前にカメラを回収&アリシアを仕留めたかったマローンたちも、[警官が危機]の通報で出動のため、ここに訪れてた。結局、警察・機動隊とギャングたちの銃撃戦になる。映画は、ここまで1時間20分。やっと疑いが(ギャングに対しては)晴れて、銃を手にできる。ここまで、攻撃能力は無く、逃げっぱなしだった。あー疲れるわ

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アリシアはずっと狙われてるので隠れ続け、マウスが警察署までボディカメラを届けてくれる。一般人が忍び込んで、映像データを操作できるユルさ、そんな警察署あるのか?駆け付けた警察・狙撃部隊は「アリシア犯人、マローン職務中」の認識なのでまだ敵だらけ。照準はアリシアに向けられてる。署長がカメラ映像から、「アリシア無実、マローン犯人」と認識して、形勢逆転。この辺りの、銃で撃ってくる相手に、ほとんど丸腰で逃げたり、向かっていったり、がスリリング

悪いヤツはだいたい射殺され、アリシアは信用を取り戻す。以前の黒人仲間とも打ち解けれます。きれいに収まった。 マウスは、封を突き付けてきた警官にやり返せた。「命の恩人」だと感謝するアリシアに「俺の方が救われた」と返す。一方的に巻き込まれた様だけど、そんなんでいいのか。 終幕。

映画が3/4まで進んでも、敵だらけで逆転の糸口が見えなかったのに、最後にひっくり返すストーリーは良かった。こんな正義感ある警官ばかりになって欲しいね。

 

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