「ハスラーズ」
2020年 アメリカ映画 上映時間:110分
ピーイチの周りで、スズキのハスラーに乗ってる人は多いです。親戚が集まった時に「ハスラーズ」になる時がありました (P∀`q*)
ハスラーの意味として、Huatleハッスルする人=「あらゆる事に行動的に取り組み、俊敏に行動する人」というイメージだそうです。スズキの車の場合ね。(1)
だけど、本来の英語的な意味は、(2)初心者や酔っぱらいなどを装い、相手を油断させて大金を巻き上げる人(3)賭博師(4)麻薬の売人(5)売春婦(6)やり手の実業家_を指すのです。ビリヤードは関係ないわ。映画にも、ビリヤード全く出てこない。
本作では、これらの内いくつかの意味が当てはまりました。さてどれでしょう。
あらすじ (ちゃんと働いて、成功まで)
母に捨てられ、祖母に育てられたドロシー(1.コンスタンス・ウー)が主人公。
きれいな一戸建てに住んでますが、おばぁちゃんに借金があるようです。苦労を掛けたくないドロシーは「デスティニー」としてストリップクラブで働きます。しかし、なかなか客が付かず苦労します。給料が出ても、支配人やスタッフに搾取されるし。
このストリップクラブのNo1ダンサー,ラモーナ(2.ジェニファー・ロペス)登場。全裸になるわけではないけどセクシー衣装。背中側なんて「≠」の線のみ。肩紐あるから「¥」にはなるだろ、と見返したけど、無いわ。セクシーなポールダンスに客は熱狂。ジェニロペの華麗なポールダンスに「すげー」って掴まれたねぇ。その年齢が信じられないです。 投げ銭飛び交う。背中の紐に札を挟む客っ「踊り子に手を触れないでください」って言わなかったか!?・・・言ってないな。
もう、うっとり見ちゃうNo1ダンサーですが、デスティニーが相談に行くと、コンビを組もうと言ってくれる。[アジア系]はプラス要素のようです。コンスタンス・ウーは割と地味な顔立ち、にキツめのメークしてますが、元が派手なジェニロペが更に厚化粧なので、追いつけるはず有りません。小柄で幼い見た目で従順なイメージがお客から好まれる要因てこと、でしょう。客から「ヘイ、ルーシー・リュウ」とか呼ばれてた。全然、顔の系統ちがうのに。[アジア系]でひとまとめなのか…
ラモーナはポールダンスを指導してくれる。この時、手伝ってくれるのがダイヤモンド 。(7.歌手のカーディB)が、以前の経歴を活かして、ストリッパー役で映画初出演です。(6.歌手のリゾ)も出てるけど、セリフは少な目。体型だけで目立ってますから。(アッシャー)が来店の際、最初に騒ぐ役。
デスティニーは、順調にお客がついて、稼げるようになり、おばちゃんの借金は返せるわ、キャデラックのでかいSUV買いました。それだけ大金を持ってるけど、支払いは現金。クレジットカード社会のアメリカで。ストリッパーだとクレジットカードは作れなかった、ではないと思うけど、そんな傾向への反骨で。「1ドル札で」とか言ってましたが、15万枚とか、持ち運べるかぁ?後半ではカード払いしてるので、こだわりでは無いよう。劇場はアッシャーが来るくらいの繁盛店になった。 〔ここまで上り調子で30分〕
ところが2008年。リーマンショックが起こる。店に来てた客は、銀行や証券会社、投資家が多かった。ストリップクラブの客もぐんと減っちゃいます。
ここからが、この映画の紹介文「2008年のリーマン・ショック後の急激に景気が悪化したニューヨークにて、ストリップクラブで働く4人のダンサーが中心となり、ウォール街の裕福な男たちから数年に渡って大金を巻き上げた実話ベースの映画」なのです。
同じくリーマンショックを題材にした映画「マネーショート 華麗なる大逆転」では、金も信用もないストリッパーにもサブプライムローンで家を買わせた。というくだりがありますが、「ハスラーズ」のストリッパーにはそれは無く、「金融屋、憎し!」とはなってません。
それがあった方が、”リベンジロマン”なんだけど、実話ベースなのでね。 ・・・続くっ
「大金を巻き上げてく女たち」って感じで7人並びの写真ですが、3.のジュリア・スタイルズだけ、劇場で働いてません。後に事件を取材する記者。この7人でチーム・ハスラーズではないのです。
ジュリア・スタイルズは、「ジェイソン・ボーン」シリーズのニッキー役で3作とも出演してたなぁ。
ハスラー(車)には、Jスタイルという仕様があり、ハスラーズには、J・スタイルズ。 おっ、つながってる ?