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主人公の生き様だから題名に 映画「ジョイ」

前回、主人公の名前が題名なのに「ルーシー」はその意思が見えない。と書きましたが、今回は主人公の生きざまを描いた話です。実話ベース。

JOY/ ジョイ 
2015年     上映時間:124分
 あらすじ  ネタバレとピーイチの感想を含みます

紙で家の模型とか作るのが好きだった少女・ジョイ(ジェニファーローレンス)。大人になって、家族の世話に追われて、生活も苦しく、夢なんか追ってられない日々。

このジョイが、生活用品を発明してヒットする話です。しかしそこまでが長い。

家族はみんなポンコツ。父ルディ(ロバートデニーロ):離婚して家を出るけど、恋人に愛想を尽かされ、戻ってきて同居。車の修理工場を経営。経理をジョイに手伝わせてる。 

母テリー:部屋に引きこもりテレビばっか見てる。

元夫トニー:離婚したのにジョイの家の地下室に住んでる。歌手志望で働かない。出戻りの父ルディとこの地下室をシェアすることになるが、仲が悪い。

素直でかわいい娘:だけが癒しです。お手伝いもできる。もっと幼い息子もいるけど。あまり出てこない。

 

ジョイは職場で夜のシフトに回される。子供がいるのに困ります。高校を首席で卒業したのに、大学には行けず、生活に窮している。周りの環境って大きいね。せっかくの能力をつぶしてしまう。

父ルディがテレクラ(出会い系)で金持ちの未亡人トルーディと仲良くなった。名前似てるね~とか言って。トルーディのクルーザーに家族で招待された。デッキの板に、こぼしたらいかんから、赤ワインは持ってくるなよ。って言うのをフリだと思ってるのか、持って参加する元夫トニー。案の定、船が揺れてこぼしますぅ。ワイングラスも割れますぅ。掃除するのはジョイの役目。ぞうきん絞ってたら、割れたガラスで手ぇ切りますよ。ほんと、周りのやつらがダメすぎて、可哀そうなジョイ。

しかし、ここから「触らずに絞れる機構のモップ」のアイデアを思いつく。トルーディに投資してもらい、商品化を目指す。ヒスパニックの作業員を募って、作り方を説明。スペイン語で。アメリカって高校まででスペイン語を習うそうですが、日本の高校生が話せる英語レベルだと思う。主席は流暢に話せるなぁ。特許について、トルーディが弁護士を通じて、[香港に似たような品があるので、この会社の代理人デレクにロイヤリティを払うこと]を提案される。デレクのカリフォルニアの工場で部品も作ってると。元夫トニーは、それヤバくない?この弁護士、特許が専門じゃないし。と言うけど、父、トルーディ、姉はこの方針で一致。出資もしてないビジネス素人の意見は聞き入れられない。

カリフォルニアの工場に部品を発注。しかしここが、3回作り直し、その分も請求してくる。それを「絶対払わない」と突っぱねる交渉力。商慣習に照らして、いいところで手を打たないと、その後の付き合いに支障が出そうですが、強気です。

完成したモップを、店や会社に売り込むも、一生使える高い(20ドルの)モップより、安いモップを何回も買ってもらう方がいいんだって。だよねー。「一生」は言い過ぎ。高い家電やPCだって、10年も持たずに壊れるじゃん。それを我われは、寿命だよねって納得して、買い替えるわけで、売る側も買い替え需要を期待してる。昔、ソニータイマーとか言われてたよね。「10年使えるモップ」でも保ちすぎでしょう。

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スーパーの駐車場で実演。幼い娘がお手伝いする姿がかわいい。ちゃんと仕事できてる。ジョイの親友ジャッキーも手伝ってくれます。この二人は文句言わずに、協力してくれる。あと、おばぁちゃんミミも応援してくれて優しい。逆に父、姉、トルーディは文句が多く、感じ悪い。経営者側として真剣に考えてるでしょうが、ジョイの考えに反しているので気に入らないのです。経営から離れてる人のが、素直に協力してくれるので、最後まで「いい人」として描かれてます。

しかし、このKマートには無断でやってるので、警察にモップ取り上げられちゃう。娘、泣いちゃう。可哀そうに。 ここまで映画60分。

 元夫トニーが、テレビ通販の社長(ブラッドリー・クーパー)を紹介してくれる。彼は昔Kマートの経営者だった。アーミッシュ(地名ではない。ドイツ系移民の集団を指す。ペンシルベニアとかに町がある。馬車が走ってる。)まで訪ねていく。テレビショッピングの舞台裏を見学させてくれます。舞台が回転するんだよ。

商品を認められ、番組で扱ってもらえる。来週までに5万本作れと。それ全部、借金して、家を2重抵当に入れて。

もうここまで、金かけたなら好転しそう?してほしいです。ナンバー1のカリスマセラーがモップを紹介してくれる。この番組を、家族みんなでテレビ鑑賞。しかし、こいつがモップをうまく扱えない。滑らかに実演するために、事前に打ち合わせてないから。・・・注文は入らない。ホントにナンバー1か?ポンコツは家族だけじゃなかったのか彡(-ω-;)彡

題名「ジョイ」から、楽しそうな映画だと思っちゃいますが、ここまで、まーぁ楽しんでる様子は出てきませんね。実在の人の苦労話。しかし、どこかで成功するはず。

期待して後半も観てみましょう。続く

 

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