楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

戦争、人種差別、の割に明るい映画。

第2次世界大戦のドイツが舞台の映画。戦争より、人種差別のバカらしさを描いた。コメディだけど重いとこもあり、笑って泣ける映画です。

ジョジョラビット

2020年 アメリカ映画 109分

あらすじ ネタバレとピーイチの意見を含ます。

10歳の少年、ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)が主人公。ナチスを崇拝してて、ヒトラーユーゲント(=ナチスを養成するジュニア集団)に参加する。

ヒトラーっぽい大人とタメ口で話してる。宙に浮いてたり、透けてたりしないので、判りづらかったけど、ジョジョの妄想上のキャラです。スタンド能力はありません(ジョジョ違い)もうちょい似てる役者がいるだろう。と思ったら、監督が自ら演じてるのです。滑稽なので暗い雰囲気を消してくれる。

ヒトラーユーゲントで指導するのは、クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)。エラそうで破天荒ぽいけど、ジョジョに理解のある、いい人だった。愛称:キャプテンK。ナイフを支給される。

ここでの友達ヨーキーがぽっちゃり眼鏡でかわいい。ミニオンみたい。ジョジョが何やっても仲良し。

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 ジョジョは、意地悪そうな上級生から、ウサギを殺すように命令される。だけど、ウサギを逃がそうとして失敗。臆病者という意味で「ジョジョ・ラビット」とあだ名をつけられる。へこむジョジョに妄想ヒトラーが励ます。不本意な意味のあだ名だけど、「ウサギって臆病じゃなくて、実はしたたか。ウサギを見せつけてやれ」 立ち直って、手りゅう弾の講習に飛び入り、大尉の手りゅう弾を取って投げた。木に当たって、足元に戻ってくる。手りゅう弾が爆発して、重症を負う。

 大人ぶって生意気なジョジョに、愛情たっぷりな母親ロージースカーレット・ヨハンソン)。夫は戦地へ行って帰ってこない。娘インゲ(ジョジョの姉)は亡くなってる。母子二人で生活してるのです。ジョジョは、重症から回復したけど、うまく歩けないし、顔には傷が残ってる。ロージーは「もう親衛隊に戻れない」と言うジョジョを連れて、親衛隊に交渉して、ジョジョに仕事を与えてもらう。ジョジョの靴ひもを結んであげる。広場に絞首刑の遺体がさらされているのを、ジョジョにも「見なさい」。「何をしたの、この人達?」に母「できることを」

 町はきれいだけど静かで、食料は乏しそう。だけどロージーはいつも、派手な柄と色の服を着こんでる。これ、戦況が、いつ死ぬかもわからない状態なので、死ぬ時にはお気に入りの服を着ていたい ーという願いなのだ。

 「ユダヤ人は、魚と交尾する」だの、「角や牙が生えてる」だの、ヒトラーユーゲントでの教えを真に受ける10歳少年。ヒトラーユーゲントの女性講師は思想に染まってるので、ガチで言ってるから。家に帰ると、母は居なくて、隠し部屋を見つけた。ここにユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)が匿われていた。「うわぁーーーー」ジョジョ逃げ出す。エルサは隠れて生活してるけど、ビクビクしてない。ジョジョに対しては強気。「通報したら、協力者ってことで家族全員、死刑よ」って、「ナイフはもらっとくわ」と。

エルサについて、母に相談しようとしたが、はぐらかされた。一人でエルサと交渉します。通報しない代わりに、ユダヤ人について教えてもらって、本を書くことにした。キャプテンKが「ユダヤ人だと見分けは付かないので、そんな本があればなぁ。」と言ってた。ユダヤ人に対して、”優性な、わが民族”は「アーリア人」。あんまり聞かない人種ですね。”ユダヤ”って信仰する宗教ベースで分類されたわけだから、見た目で違うわけじゃない。後で「おーい、ユダヤ人」かわいい感じの絵本ができる。

エルサに婚約者がいると聞き、ジョジョは図書館でリルケの詩集を調べて、婚約者に成りすまして手紙を書いた。「結婚できない。新しい女とディープキスした。失業してデブになった。」と読み上げます。エルサは沈んで隠し部屋に入っていく。やられっぱなしだったジョジョは、この手紙でやり返した・・・けど、やり過ぎだったなぁ。すぐに訂正の手紙を書きます。

そーやって触れ合ってるうちに、刷り込まれたユダヤ人観、違うな、と感じ始める。


 

前半、ここまで。 続くーーー

10歳の少年の目線で、話が進むので、分かりやすい。

劇中では、ドイツ人なのに、敵方の英語で話してるのが引っかかる。と思ったら、役者は[ドイツなまりの映画]で話しているそうです。それって、なに人なら判るんだろう?

 

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