「ブルーピリオド」がどれほど すごい漫画なのか
1,2巻を読んだ時点のことを書きます。
美術大学を目指す受験物語です。
このテーマ、動きは少なそうだし、絵画なんて、
みんなが「すごい」と思えるような表現は難しいと思いました。
それで、大賞を獲るんだから、期待できますね。
主人公、矢口八虎 やぐち やとら
第一巻の表紙 から見ると、金髪というより白!
ホワイトブリーチです。これは何度か脱色を繰り返して、
それでも残る黄味を打ち消すカラーを乗せるのです。
行程が多く、時間もかかるので料金が高くなります。
大学の学費を気にする八虎ですが、髪には金かけてます。
この奇抜な見た目の割には、特殊能力があるわけじゃない普通な高校生でした。
不良グループに属してても成績は優秀。
要領よく高校生活を送っている。
ここまでだと、いけ好かない主人公なのですが、
絵を描くことに目覚めてからは、応援したいヤツになります。
学業成績を活かして、そのままレベル高い大学に入れそうなのに
美大を目指すことで、苦労しだします。
親には、まだ言えないので、自費で!予備校に通い出す。
今まで要領よくやってきた八虎ですが、ここから不器用な行動になります。
この辺りから、八虎の情熱があらわれてイイのです。
多くの高校生なんて、学力もなければ、将来やりたいことも見つかってないけど、何とか受かった大学に行くわけです。
(八虎は両方持ってますが、一致していない。)
[好き]と[得意]どっちか選ばなきゃ、だったら、[得意]を選んだ方がいいと多くの人が思うでしょう。
それを[好き]の方を選ぶことは、覚悟がいると思います。
心に残った台詞としては、サッカー観戦で盛り上がってる時に
「これは俺の感動じゃない」
他人を応援してる場合じゃない。自分が与える(伝える)側になリたいと思う瞬間です。
スポーツ観戦って、趣味としてアリですけど、
自分で行動して、手間かけて、何かができるようになるコトと比べると、下に感じることがある。
努力も苦労も無く、他人のことを見てるだけ。
そこに「これは俺の感動じゃない」って言葉が響いて
自分も 何かしなきゃ。₍₍ (̨̡ ‾᷄⌂‾᷅)̧̢ ₎₎
ってなりますわ。
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他の登場人物はーーーー
同級生に、女装の美形男子。
美術の先生は、初老の女性だけど意外に鋭いキャラ。
物腰やわらかで、しっかりしている。
主に、彼女が美大について解説してくれます。
予備校の生徒も、一癖ありそうな人たち。
見た目に反して、主人公が最も〔一般人〕です。
2巻まででは
そんな八虎の目線で、気が付いていくことで
絵を描くこと、美大についてなど、説明していく内容が多く
「すげぇー」と引き込まれるほどのことはありませんでした。
マンガ大賞を受賞時は、6巻まで出ている。
その時点の評価ということなので、これから盛り上がってくるはず。
という期待で、読み進めようと思います。
(◇b’v`★)b’`゙ィ’`゙?ィ♪