楽しむ。何を?人生を!

エンターテイメント中心に 音楽、映画、漫画、レジャーなんかを語ったりしてます

映画「アイネクライネナハトムジーク」後篇

三浦春馬多部未華子のラブストーリーだと思ったら、どうも色んなカップルの話のようで、たいしたこと起こらず、前半1時間。その続きです。

   前半はこちら

p-each.hatenablog.com         後半は、あれから10年後 の話です。

 ファミレスに濱田マリと夫と高校生の親子。
誰の10年後なのか考えるのは無駄だった。新キャラ・久留米です。

今回、有名どころは役名じゃなく俳優の名前で進めてます。

周りと波風立てないように、へりくだる父に不満の息子に、
濱田マリが「若いころは皆、理想を描くけど、現実はそれとは程遠いもので支えられてる。誰だって社会の歯車」的なこと言います。

矢本悠馬といい、脇役が「理想語ってないで、現実をわきまえて動け」的な
行動に移すための心構えを語ってくれます。

この息子が、矢本と美人妻(森絵梨佳)の娘・美緒と同級生。
原田泰造の娘も同級生でした。

美緒もクラスのマドンナ的な感じ。久留米少年は美緒に声をかけられ、自転車置き場のシールをはがす犯人探しを手伝います。犯人を追いつめるのですが、揉めてるところに偶然通りかかった父がうまいこと助けてくれます。

久留米は「父さんみたいには絶対なりたくない」と父をヘタレ認識でしたが、父さんは波風立たない具合にコトを処理するのです。見直すねぇ。

2時間の映画で、もう半分以上、こんな小さな出来事ばっか。
いろんな人の出来事が、変わる替わる展開するので複雑そうですが、
カップルが他とは全く交わることなく進んでいきます。原作小説では6個の話が、ちょっとずつ関係ある、ってのが面白さのようですが、映画観てはピーイチは、驚きとかうまい伏線とか感じませんでした。でも、前半の電話の主にはだまされてたか!


 

 三浦春馬多部未華子と付き合って10年。

10年・・・もう仲が冷めたような、笑顔が無い感じ。
未華子は、泰造の娘&美緒が通う塾の受付として働いてる。
前回 [二人で過ごすうちに築いてきたものが大事ってこと。]と書きましたが、
この映画、付き合い出して10年間を全く描かない。大事じゃなかったのか。

春馬は、ちょっとグダったプロポーズをしたものの、未華子は受け入れることなく、実家に帰っちゃいました。
会社の後輩がこれを気にかけてくれる。10年前の泰造とかぶりますね。

ウィンストンは貫地谷しほりと結婚してて、またタイトルマッチします。
相手は、Eテレ「即レス英会話」に出てくるディオン、ってそんなこと気づいてると話がブレるわ。

矢本がそのチケットを入手してるので、娘と行きたいわけですが、美緒は嫌がります。
お父さんってどこも、高校生の子からは嫌われるもんだね。

矢本は、居酒屋の仕事をずる休みするし、エロDVDが居間に転がってるし、尊敬できる要素が見えない。

 ドラッグストアで春馬と偶然会った美緒は、矢本の良いとこを聞かされる。
母(森絵梨佳)は矢本のことを、当たりかハズレかで言ったら、間違いなく・・・

・・・

・・・・・当たりのほう だって!
この、美人で働き者で面倒見のいい、[間違いなく当たり]の妻にそう言わしめるグータラ夫。たまに良いこと言うのですが。
やはり、他の人が褒めると、ちょっと見方変えてみようと思いますよね。

 美緒・父(矢本)・泰造の娘で試合を観戦します。
久留米はウィンストンが勝ったら美緒に告白すると決めます。(他力本願)

春馬は仙台駅(スナフキンいます)で未華子を見つけるも、未華子は気づかずバスに乗って行ってしまう。このバスを必死で追いかける春馬。

盛り上がりになるアクション的な場面は、この走りと、ボクシングの試合くらいですね。
追いついて、いい感じになりますが、春馬は次のバスに未華子を乗せ行かせます。

ウィンストンは判定負けしてしまい、久留米は告白のきっかけを失いますが、
美緒がバイト先で客に絡まれてるのを助けて、その勢いで告白します。
バイト中なので、返事は聞けず、言い放しでその場を去ります。

原作では泰造の夫婦の話もあるけど、映画では奥さまは出てこず、(1)知り合ったきっかけ、(2)出て行ってしまったきっかけを泰造が語るのみ。(1)は落とした財布を泰造が拾ったこと。実はわざとだと、後で知り、春馬にも伝えます。財布わざと落とすとはリスクとってますね、奥さま。(2)は鋏を片付けなかったから。ピーイチの周りにも、物をなおざりに出しっぱな、開けっぱなにする人はいますが、言っても治らないんですね。こういうのは悪気があるわけじゃなく、能力がないのです。そう考えれば腹も立たなく…ちょっとしか立たなくて済みますよ。

春馬が家に帰ると、既に電気がついてるのが見える。未華子が戻ってきて夕食の支度をしてる。春馬「ただいま」未華子「おかえり」
そして春間「おかえり」未華子「ただいま」(台本では1往復だけだったと)
無事仲直りして、未華子「いいですよ。プロポーズ」春馬「いいんですか?」未華子「ダメですか?」出会った時のアンケート承諾のやりとり、ここで再び!
このほっこりする やりとりだけ[爽子と風早]に重ねたいわ~。

春馬×美香子は4年に1回、共演するようで、「また、4年後よろしく」と言ってたのに、もう実現できないのが悲しいです。

仙台駅でスナフキンの弾き語りを見る久留米少年の隣に、美緒が来て、寄り添って聴き入ります。
斉藤和義の曲が流れて、エンディング。
原作の伊坂幸太郎斉藤和義が作詞を頼んだことで、この小説が書かれたようです。


 

荘厳なタイトルだと思ったので、もっと特別な出来事があるかと期待してました。
ドイツ語で「クライネ」は「小さな」だった。確かに小さい出来事だわ。
「アイネ」」は英語で言うa(不定冠詞)おいおい、1個だけじゃないよー。
「ナハト」は英語でNight(夜) 「ムジーク」はMusic(音楽)でした。

後から意味を知って、ちょっと納得。

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画あらすじへ
にほんブログ村